※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

テイルズ オブ ジ アビス
| 放送年 | 2008年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 26話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | Sunrise |
ルーク・フォン・ファブレは、7年前にマルクト帝国に誘拐されて以来、父の館に幽閉されていた貴族の甘やかされた息子である。ルークは誘拐される前の人生の記憶を失い、彼にだけ聞こえる奇妙な声が呼びかけてくる。ある日、師匠のヴァンと訓練中に、何か重大な事件が起こる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
キムラスカ・ランバルディア王国の貴族の子息ルーク・フォン・ファブレは、7年前の誘拐事件で記憶を失って以来、父の館に幽閉されるように暮らす、世間知らずでわがままな青年だった。彼の耳にだけ届く謎の「声」に戸惑う日々のなか、師ヴァンとの剣の訓練中に、突如現れた女剣士ティアと斬り結んだ刹那、二人の力が共鳴して遠く離れた異国の地へと飛ばされてしまう。初めて館の外の世界に放り出されたルークは、帰還の旅を通して人々の営みや争いに触れ、自らの未熟さと向き合いながら少しずつ変わってゆく。世界を縛る「予言(スコア)」をめぐる壮大な運命が、彼を待ち受けていた。
みどころ・魅力
① わがままな主人公が変わっていく成長の物語
当初のルークは傲慢で自分本位な少年として描かれ、視聴者がいら立つほど未熟です。しかし旅の中で多くの過ちと喪失を経験し、責任と向き合っていく姿は王道でありながら胸に迫ります。「人として変わる」過程をここまで丁寧に描く点が本作最大の見どころです。
② 「予言(スコア)」と運命をめぐる重厚な世界観
すべてが予言によって定められた世界という設定が、物語に哲学的な深みを与えています。定められた運命に抗うのか、受け入れるのか——登場人物それぞれの選択が交錯し、終盤へ向けて重いテーマが立ち上がっていきます。練り込まれたファンタジー設定が好きな人に刺さる作品です。
③ 個性豊かな仲間たちと掛け合いの妙
毒舌の軍人ジェイド、芯の強いティア、忠実なガイなど、魅力的な仲間が次々と加わります。シリアスな展開の合間に挟まれるテンポの良い会話劇や、マスコット・ミュウの愛らしさも作品の彩り。重厚な物語をほどよく和らげるキャラクター同士の関係性も楽しめます。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | こだま兼嗣 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 面出明美 |
| キャラクターデザイン | 藤島康介 |
| 音楽 | 統 桜庭 |
| 美術監督 | 池田繁美 |
| 音響監督 | 木村絵理子 |
| OP | バンプ・オブ・チキン「カルマ」 |
| ED | 榎本くるみ「冒険彗星」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は、見ないつもりだった。ゲームを何周もして、終盤のあの台詞を暗記しているくらいには好きで、だからこそアニメに手が出なかった。自分の中で完成しているルークを、別のテンポで上書きされるのが単純に怖かった。結局、何年も寝かせてからようやく再生ボタンを押した。一周目はずっと身構えたまま観ていて、粗探しみたいな見方になってしまって反省した。肩の力が抜けたのは二周目で、「これはゲームの追体験じゃなくて、同じ素材で組み直された別の語りなんだ」と腑に落ちてから。そう思って観ると、序盤の幽閉された館にこもった重い空気とか、声の生々しさとか、操作している間は流していた部分が妙に刺さってくる。
「誰かの代わり」に生まれた少年が、自分の意味を選ぶまで
この作品は、王道ファンタジーRPGの映像化に見えて、芯にあるのはずっと「生まれた意味は誰が決めるのか」という問いだ。世界は預言(スコア)に支配されていて、人々は決められた未来をなぞって生きている。その構造の中で、甘やかされて育った世間知らずの少年ルークが、自分が何者なのかを思い知らされていく。序盤の彼は本当に見ていられないほど幼くて、自己中心的で、観ていてイライラする。でもそのイライラは設計されたもので、彼の言動が取り返しのつかない結果を招いたとき、視聴者は一緒に突き落とされる。
面白いのは、この物語が「成長」を気持ちのいい右肩上がりで描かないところだ。ルークは償いたくても償いきれないものを抱えたまま進むしかなくて、その不格好さがそのまま彼の輪郭になる。誰かの代用品として生まれた存在が、「代わり」であることを引き受けたうえで、それでも自分の生きる理由を自分の手で選び直す——単なる勇者の冒険譚ではなく、決められた未来に「それでも」と抗う話として観ると、終盤の選択の重さがまるで違って見えてくる。預言という大きな運命の盤面の上で、一人の人間がどれだけちっぽけな意志を通せるか。テーマだけ書くと小難しいけれど、画面の中ではちゃんと一人の子どもが大人になる時間として流れていく。そこがこの作品の誠実なところだと思う。
特に刺さったシーン
やっぱり中盤の大きな事件、すべてが崩れ落ちる展開だ。ルークの世界がひっくり返って、彼が髪を切り落とす——あの一連の流れは、ゲームで知っているはずなのに改めて喉が詰まった。ここで彼がようやく自分の犯したことの重さに追いつく。役者の芝居でいうと、やっぱりジェイドの子安武人がずるい。あの乾いた皮肉と、ふとした瞬間に滲む底の知れなさを、声だけで切り替えてくる。ティアのゆかなは終盤になるほど効いてきて、譜歌の場面では台詞じゃない声の震えに持っていかれた。中田譲治のヴァンは、低い声でただ理屈を語るほど怖いという見本みたいな芝居だし、敵側のアリエッタを演じたゆきのさつきの、あどけなさと哀しさが同居した声には毎回胸を抉られる。ガイの松本保典が場の空気をほどく緩急も含めて、声の座組だけでもう一度観る価値があった。
読んで見たくなったら——『テイルズ オブ ジ アビス』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ゲーム未プレイでも、王道ファンタジーの中で主人公が痛みを抱えて変わっていく話が好きな人
- 「生まれた意味」「自分は何者か」みたいなテーマをじっくり噛みたい人
- キャラ同士の掛け合いと、声優の芝居の細部を味わいたい人
合わない人
- とにかくテンポよくサクサク進む爽快な冒険を求めている人
- 主人公の序盤の言動が無理で、そこで離脱してしまいがちな人
- 原作ゲームをやり込んでいて、取捨選択された場面がどうしても気になってしまう人
次に見るなら
「生まれた意味」や「人造の存在」の話に痛いほど踏み込みたいなら鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST。代償と償い、それでも生きると決めることの重さを、こちらも逃げずに描き切る。
同じテイルズの空気をもう一度浴びたいならテイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス。作画の力で、ファンタジーRPGの世界をそのまま動かしたような手触りが楽しめる。
仲間との掛け合いと王道の冒険感が恋しくなったら七つの大罪。重さより勢いで引っ張るタイプだけど、パーティーものの賑やかさとキャラ芝居の濃さは通じるものがある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「テイルズ オブ ジ アビス」は、dアニメストアとDMM TVで配信中です。どちらのサービスでも見放題プランに加入することで全話を視聴できます。アニメ専門で作品数が豊富なdアニメストアか、幅広いジャンルを扱うDMM TVか、ご自身の視聴スタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。
よくある質問
まとめ
「テイルズ オブ ジ アビス」は、dアニメストアとDMM TVで配信中です。どちらのサービスでも見放題プランに加入することで全話を視聴できます。アニメ専門で作品数が豊富なdアニメストアか、幅広いジャンルを扱うDMM TVか、ご自身の視聴スタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。
