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天地創造デザイン部 特別編
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Asahi Production |
神様の指令は「5つの動物を作り、最後にすべてを組み合わせる」というもの。デザイナーたちはこの非常識で難しい注文に戸惑う。それぞれの長所を活かしながら試行錯誤した結果、彼らが創造した動物とは一体何なのか…?
作品概要・あらすじ
あらすじ
神様から届いた今回の注文は「5つの動物を作り、最後にそのすべてを組み合わせた生き物を完成させよ」という無理難題。天地創造デザイン部のデザイナーたちは戸惑いながらも、それぞれの個性と発想力を持ち寄り、試行錯誤を重ねていく。果たして彼らが生み出した”合体生物”とは何なのか——笑いとトリビアが詰まった一話完結のスペシャルエピソード。みどころ・魅力
① 「全部盛り」の無理難題に挑むデザイナーたちの奮闘
5種の動物をひとつに統合するという前代未聞のオーダーに、デザイナーたちがあの手この手で挑む姿がコミカルに描かれます。試作と失敗を繰り返すプロセス自体が笑いのネタになっており、本編ファンも初見の方も楽しめる一本です。② キャラクターの個性が光るチームワーク
個性派ぞろいのデザイン部メンバーが、それぞれ異なるアプローチで動物デザインに取り組む様子は、本編さながらのテンポと掛け合いが魅力。短編ながらもキャラクターの持ち味がしっかり発揮されています。③ 動物の不思議な特徴がサラッと学べる
作中には実在動物の生態や身体的特性にまつわるトリビアが自然に盛り込まれています。笑いながら「へえ、そうなのか」と知識が増えていく、シリーズならではの教育的な楽しさも健在です。キャスト・声優一覧




















スタッフ
| 監督 | 増井壮一 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 横手美智子 |
| 原作 | 鈴木ツタ、蛇蔵 |
| 原案キャラデザ | たら子 |
| キャラクターデザイン | 大橋幸子 |
| 音楽 | 松尾早人 |
| OP | 96neko「Give It Up?」 |
| ED | 下田「DESIGNED BY HEAVEN!」 |
関連作品
アニメ
書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
本編が面白かったから、という理由だけで手を伸ばした。特別編という言葉には「本編の余白を埋める付録」という印象がどうしてもついてまわるので、期待値をすこし下げて見始めたのだが、冒頭30秒で杞憂だったと気づく。諏訪部順一の水島が軽い調子でしゃべりだした瞬間、あの職場の空気が戻ってくる。デザイン部という設定の強度は、本編も特別編も変わらない。
2回目に見たとき感じたのは、特別編だからこそ「5つの動物を合体させる」という、本編でもなかなかやれない極端な発注を持ってこれたんだろうな、ということ。短い尺の中で神様の無茶ぶりをぎゅっと濃縮した作りになっていて、ONA特有のテンポの速さがここでは利点として働いている。
「合体」という名の妥協——5つのパーツを繋ぎ合わせる行為が問いかけるもの
「5つの動物を作り、最後にすべてを組み合わせる」という発注を聞いたとき、これは普通の創造の話ではないと直感した。それぞれが全力で作った生き物を、最終的にひとつに混ぜてしまう。そのプロセスには、クリエイターとして最も避けたいはずの「自分の作品が素材になる」という体験が含まれている。
天地創造デザイン部という作品が本編を通してずっとやっていたのは、「神様(クライアント)の無茶な発注に、デザイナーたちが真剣に向き合う」という構造だ。発注の意図が不明確で、仕様書には穴があり、後から追加要件が来る。リアルな創作現場の苦しさをファンタジー設定でくるんで笑いに変えてきた。特別編はその構造をさらに一段推し進めて、「完成したものをさらに崩して再構成する」という、クリエイターにとっての二重の試練を持ち込んでいる。
各デザイナーが自分の担当パーツに長所を込める場面は、単なる作業描写ではない。自分が生み出した形への執着と、それを手放す瞬間の割り切り。この落差に、この作品らしいペーソスがある。笑いに包まれているから見落としがちだが、実は結構なことをやっている。
梅原裕一郎の木村が自分のパーツを差し出す場面の声のトーンが好きで、ここだけ何度か聞き直した。なにかを諦めたような、でも納得もしているような、その微妙な質感を一言のセリフに込めてくる。声優の仕事として、この作品の解像度は高い。
「合体」はコメディのオチとして機能しているが、同時に「個の作品が集合体になることで何が生まれるか」という問いでもある。結果として生まれる動物がどんな姿であれ、それは5人の試行錯誤の総体だ。この作品はそこに、「創造とはどこまでが意図でどこからが偶然か」という、答えの出ない問いを静かに埋め込んでいる。短い尺の特別編にしては、やることが多い。
特に刺さったシーン
発注の意図をめぐる序盤のやり取りが好きだった。「5つ作れ」という指示だけが来て、なぜ5つなのか、何の動物でもいいのか、という疑問をデザイナーたちが持て余す時間。岸尾だいすけの金森が早々に開き直ってしまう一方で、榎木淳弥の下田が真面目に悩み続けるコントラストが、本編のキャラクター温度差をきれいに引き継いでいる。
諏訪部順一の水島が全体を見渡してまとめにかかる場面の「間」の取り方が、相変わらず上手い。特別編という短い尺の中でも、水島が場を仕切るときの声のペースは緩まない。333本という出演数の蓄積がそのまま声の重さになっていると感じる場面だ。
最終的に合体した動物が明かされる終盤は、声を聞きながら「この反応を演じるの、絶対楽しいだろうな」と思った。井上和彦の土屋が漏らすひと言のリアクションが小さく入っていて、そこだけ音量を上げて確認したくなる。本編ファンへのサービスとしての精度が高い。
読んで見たくなったら——『天地創造デザイン部 特別編』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 天地創造デザイン部の本編を見て、あの職場の空気感の続きを見たかった人
- 動物の生態や進化の話をコメディでくるんだ作品が合う人
- 諏訪部順一・井上和彦・梅原裕一郎ら主要キャストの掛け合いを楽しみたい人
- ONA短編のテンポ感が好きで、隙間時間に完結する作品を探している人
合わない人
- 本編未視聴の状態で単体作品として楽しもうとしている人(キャラクターへの愛着が前提の作り)
- ちゃんとした物語の起伏を求めている人(あくまでスピンオフ短編のノリ)
- 創造神話・ファンタジー設定に壮大さを期待している人
次に見るなら
天地創造デザイン部(本編)——特別編から入った人はまずこちら。本編のほうが一話あたりの情報密度が高く、動物ネタの積み重ねが面白さに直結している。デザイン部のメンバーに愛着が湧いてから特別編を見返すと、受け取れるものが変わる。
はたらく細胞——「普通の知識をコメディ設定に落とし込む」という発想の近さでいえば、この作品が一番近い。体内の細胞たちが職場として機能しているあの構造は、神様に発注されて動物を作る構造と根っこが同じだ。笑いの中に「へえ」が混ざってくる快感を求めているなら間違いない。
しろくまカフェ——動物キャラクターが日常の中でだらだらと会話しているあの温度感が好きなら刺さる。天地創造デザイン部の職場シーンの雰囲気、あれの動物版だと思えばいい。テンポは似ていないが、動物への視線の愛し方が近い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『天地創造デザイン部 特別編』は、dアニメストア・U-NEXT・Huluの3サービスで配信中です。本編シリーズも同サービスで視聴できるものが多いため、まとめて楽しむことができます。短編ながらシリーズのエッセンスが凝縮された作品ですので、気軽に手に取ってみてください。


