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1999

トゥハート おまけ
★ 2.8 / 5.0コメディ日常系
| 放送年 | 1999年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 6話 |
6つの短い「スペシャルブロードキャスト」(おまけ)が選ばれたエピソードの後に制作・放映されました。約5分間で、メインアニメの全体的なスタイルに従っていますが、キャラクターはchibi(ちび絵)で描かれています。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
TVアニメ『トゥハート』の選ばれたエピソードの後に制作・放映された全6話の短編スペシャル。各話約5分のコンパクトな作品で、おなじみのキャラクターたちがちびキャラ(デフォルメ)スタイルで登場します。本編の世界観やテイストを踏まえながら、日常のひとコマを軽やかに描いたコメディ仕立てのおまけ作品です。みどころ・魅力
① ちびキャラで描かれるキャラクターたちの愛らしさ
本編ではリアル等身で描かれていたキャラクターたちが、デフォルメされたちびキャラとして再登場。愛らしいビジュアルが、本編とはひと味違う親しみやすさを生み出しており、キャラクターへの愛着がさらに深まります。② 1話約5分・気軽に楽しめるコンパクトさ
各話約5分というテンポのよさで、隙間時間にさっと視聴できるのが魅力。本編の重さを抜いた軽快なコメディ展開が続くため、気負わず繰り返し楽しめる小品集として機能しています。③ 本編ファンへのご褒美的ボーナスコンテンツ
本編エピソードの直後に放映された「おまけ」という位置づけで、本編を見た人ほど楽しみやすい構成になっています。キャラクターの掛け合いを別角度から堪能できる、ファン必見の短編集です。キャスト・声優一覧

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感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
トゥハート本編を全話見終えたあとに「おまけも収録されてるよ」という情報を得て再生した記憶がある。正確に言うと、本編の内容はもうほぼ霧の向こうに消えていて、なぜかこのちびキャラ映像だけ断片的に残っているという不思議な状態になっている。2026年に1999年のアニメのおまけを掘り起こしている自分をフラットに見つめると若干しんどいが、それはそれとして。 5分×6本というフォーマットは要するに「キャラクター紹介を笑いでやる」という90年代アニメの定番文法だ。頭身を極端に落としてギャグに全振りするアレ。2回目に見たとき気づいたのは、ちびキャラになっても各声優の演技の個性がちゃんと残っているということで、それが思ったより面白かった。本編の「感情の抑制」を、ちびキャラがそっと解除する
トゥハートという作品は、日常系ギャルゲー原作の中でも特に空気感が静かな部類だ。キャラクターたちは大声で叫んだり激しく動いたりするのではなく、放課後の教室や通学路の何気ない会話の中に感情を畳み込んでいる。本編がそういう「抑制の美学」で成立しているとすると、おまけはそのアンチテーゼとして機能している。 ちびキャラ化というのは単なる省コストではなく、「シリアスにはなれないモード」を映像的に明示するフォーマットだ。本編で抑制されていたキャラクターの感情が、ちびキャラというクッションを通して誇張された形で解放される。保科智子役の久川綾が少し大人びたトーンを保っている本編と、おまけでの空気感の違いとか、雛山理緒役の大谷育江のリアクションの誇張具合とか。大谷育江という声優はこういう「少しわざとらしくやる」コミカルな芝居が非常にうまくて、5分という短いコント的なフォーマットでむしろ光る場面がある。 川澄綾子演じるあかりも、本編では控えめなトーンで通しているぶん、おまけでの解放感が際立つ。制作側がそこまで意図していたかどうかは正直わからないけれど、結果として「この声優はこういう引き出しも持っている」という補完的な機能を果たしている。 もうひとつ気になるのは、根谷美智子が演じるセリオの扱いだ。ロボットメイドという設定上、本編では感情のないフラットな喋り方をしている。そのセリオがちびキャラフォーマットに入っても基本的に同じトーンを保つことで、周囲のキャラクターとのズレが笑いになるという構造がある。「感情がないキャラをギャグに持ち込む」のはかなり難しくて、棒読みとフラット演技は別物なのだが、根谷美智子の微妙なコントロールがそこを成立させている。5分の短編でそれが機能しているのは、改めて見ると地味に面白い発見だった。 なお現在このおまけは正規配信がどこにもなく、DVDも確認できない状態だ。90年代のアニメのおまけ映像はこういう形で埋もれていくものが多い。フォーマット自体は今のショートアニメに継承されているが、原型となるコンテンツが見られなくなっていくのは少しもったいない気がする。特に刺さったシーン
おまけ全体を通じて印象的なのは、セリオが登場する場面だ。本編では「感情なし」を全力で維持している根谷美智子の演技が、ちびキャラの大げさな作画と組み合わさることで妙なシュールさになる。周囲が騒いでいてもセリオだけ温度が変わらない、そのズレが5分のコントのエンジンになっている場面が序盤にあって、初見のときは「この使い方うまいな」と思った。 保志総一朗演じる佐藤雅史が日常のリアクションをちびキャラで大げさにやる場面も、思ったより笑えた。90年代のギャルゲー原作アニメの男性主人公というのは基本的に受け身で、ボケを受けるだけに徹することが多い。ちびキャラでそれをやると変な迫力が出るのだが、保志総一朗はそういう「力の抜けた困り顔」みたいな芝居を自然にやれる人なので、コントっぽい文脈でも浮かない。 川澄綾子のあかりが終盤の回でちょっとだけテンションを上げる場面があって、「本編のあかりじゃこれはやらないよな」と2回目に気づいた。おまけという免責があるからこそ成立する表情、みたいなものが確かにあった。この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- トゥハート本編を見たことがあり、キャラクターに愛着がある人
- 川澄綾子・大谷育江・久川綾・根谷美智子のキャリア初期の仕事に興味がある人
- 90年代ギャルゲー原作アニメの空気感が好きで、当時のおまけ文化も含めて楽しめる人
- 5分完結のコント的なアニメが気分転換になる人
- 本編の「抑制されたキャラ」が別モードになるのを見るのが好きな人
合わない人
- トゥハート本編を見ていない人(前提知識なしでは笑いの文脈がほぼわからない)
- ストーリーや起承転結を求めている人(5分コントなので物語はほぼない)
- 現在正規配信もDVDも確認できない状態なので、そもそもアクセス手段がない人
- 90年代アニメ特有の演出文法に馴染みがなく、古さが気になる人
次に見るなら
トゥハート本編(1999年、全13話)は当然の前提として、おまけから先に見てしまった人はまずこちらから。放課後の日常が静かに積み重なる構成で、ちびキャラおまけのギャップを楽しむための文脈がすべてここにある。川澄綾子演じるあかりの抑制された演技と、おまけでの解放感を並べて見ると面白さが倍になる。 同じ90年代後半のギャルゲー原作アニメとしてKanon(2002年版)が近い。日常と感情の積み重ねで成立する空気感が似ていて、キャラクターへの愛着が前提になるつくりが好きな人には刺さりやすい。こちらは現在配信でも見られる。 「感情を抑制したロボットキャラが周囲とズレを生む」という軸でセリオに引っかかりを感じたなら、チョビッツも面白い。同じトーンの人型ロボットを主軸にしながら、コメディとシリアスを行き来する構造が、おまけのセリオ的な笑いと地続きになっている。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現在、本作品の配信サービスでの提供は確認されていません。視聴をご希望の場合は、DVDなどのパッケージ媒体を通じてご確認いただくことをおすすめします。本編『トゥハート』のファンであれば、ぜひあわせてチェックしてみてください。