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ツインエンジェルBreak
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | J.C.STAFF |
元のチームが消失したとき、ミルク・ちゃんという謎のハリネズミが、二人の3年生中学生に新しいツインエンジェルになるよう依頼する。陽気で強引な天月目グルは無邪気に正義の味方になることを夢見ている。冷静な内向的性格の木更谷澄玲は厳格な家庭で育った。彼女たちは違いがあるが、ツインエンジェルとして活動する中で互いに心を開き始める。
作品概要・あらすじ
あらすじ
謎のハリネズミ・ミルク・ちゃんに導かれ、2人の中学3年生が新たなツインエンジェルとして覚醒する。正義の味方になることを無邪気に夢見る天月目グルと、厳格な家庭に育った内向的な木更谷澄玲。正反対の2人は、魔法少女としての戦いの中で少しずつ互いの心を開き合い、真の絆を育んでいく。笑いと感動が混在するドタバタ魔法少女ストーリー。みどころ・魅力
① 正反対のキャラクターが生み出す掛け合いの妙
天真爛漫なグルと冷静沈着な澄玲というまったく異なる個性の衝突が、本作最大の笑いどころ。ツッコミとボケの関係がそのまま魔法少女バトルに持ち込まれる独特のテンポ感は、コメディ好きにも魔法少女ファンにも刺さるポイントです。② 本格ギャグとシリアスのバランス感覚
基本はコメディながら、要所でキャラクターの過去や葛藤が描かれ、感情移入できる場面も用意されています。笑いの合間に差し込まれる真剣な展開が作品全体の奥行きを生み出しており、単なるパロディに終わらない構成が魅力です。③ 2010年代魔法少女アニメのエッセンスを凝縮
変身バンク・必殺技・悪の組織との対決など、魔法少女ジャンルの定番要素を惜しみなく盛り込みつつ、それをコメディに昇華させたセルフオマージュ的な作風が楽しめます。ジャンルに親しんできた視聴者ほど笑える仕掛けが随所に散りばめられています。スタッフ
| 監督 | 岩崎良明 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 伊藤美智子 |
| キャラクターデザイン | 高橋みか |
| 音楽 | 吟 |
| 美術監督 | 春日美波、内田勉 |
| OP | ave;new project feat. Mao Ichimichi and Ai Kayano「ラブって♡ジュエリー♪えんじぇる☆ブレイク!!」 |
| ED | 釘宮 理恵「ぶれいくるみるくらぶ!」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「パチンコ原作の魔法少女」という時点でたいていの人は身構える。実際、見始めるまでに謎の心理的ハードルがあって、リストに積んだままにしていた期間が恥ずかしくなるくらい長かった。でも深夜帯にぼんやり流してみたら、思いのほか「ちゃんとした作品をやろうとしている」という気配を感じた。そこから2周目に入ったとき、1回目では流していたセリフや演出の細部が意外とちゃんと組まれていることに気づいて、自分の先入観を少し恥じた。問題作、というのは確かにそうなんだけど、それが「悪い意味で問題」なのか「扱いが難しい意味で問題」なのかは、最後まで見てから判断したほうがいい。
「普通の女の子」が正義の味方でいることの、静かな重さ
この作品、表面上はコメディ寄りの魔法少女ものとして動いているけど、芯にあるのはもっと地味なテーマだと思っている。陽気なメグルと、厳格な家庭で育った澄玲という対照的なふたりが組まされるわけだけど、問題はそのコンビの「噛み合わなさ」をどう処理するかで、ここがこの作品のいちばんしんどいところでもある。
メグルは無邪気に「正義の味方になりたい」という動機で動いているように見えて、その純粋さが逆に危うい。感情のまま動くキャラクターはそれだけで一種の暴力性を持っていて、澄玲みたいに「外側の規範で自分を律してきた」人間にとっては、最初は本当に厄介な存在なんだと思う。ふたりが少しずつ心を開いていく過程は、テンポよく描かれてはいるんだけど、「なぜそうなっていくのか」の地層に、それぞれの家庭環境や抑圧の話が薄く敷かれていて、それが妙に効いている。
パチンコ原作のコメディ魔法少女ものにそこまで求める必要があるか、という話はある。でもこの作品は、「求められていない部分」でちゃんとした感情の機微を入れようとしていて、それが評価されにくいまま流通している。お色気演出と並列で存在する人間関係の丁寧さ、というのは確かに受け取り方が分かれる構造で、そこが「問題作」と呼ばれる理由のひとつだろう。単なるファンサービスアニメでも、純粋な感動の魔法少女ものでもない、中間地帯を走っている作品、というのが正直な評価。その中間地帯にある種の誠実さを見出せるかどうかで、この作品の評価は真っ二つになる。
特に刺さったシーン
澄玲がメグルの言動に引っ張られながらも、自分の内側の感情をうまく言語化できずにいる序盤の展開が地味に刺さった。厳格な環境で育った人間特有の「感情の出し方を知らない」という不器用さを、セリフではなく間と表情芝居で処理しようとしているシーンがあって、そこで津田美波さんの演技が静かな仕事をしている。感情を爆発させないのに、内側が揺れているのがわかる、という演技で、2周目のほうがよく見えた。メグル役の上坂すみれさんの「全力で無邪気にやっている」エネルギーとの対比で、澄玲がどれだけ自分を抑えているかが余計に際立つ。コメディ的なテンポで進む中でも、ふたりが変化し始める手前の「まだ少し距離がある」空気は、BGMの引き方も含めて丁寧に作られていたと思う。
読んで見たくなったら——『ツインエンジェルBreak』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 魔法少女ジャンルをある程度消費してきていて、「外側がどうあれ中の話が成立していれば見る」という人
- ツッコミ不在のコメディよりも、関係性の変化に乗っかれるほうが好きな人
- パチンコ原作というラベルを気にせず作品単体で判断できる人
- 上坂すみれ・津田美波のコンビを追っているファン
合わない人
- 魔法少女ものに一貫したシリアスな文脈を求める人(ここにはない)
- ファンサービス要素と感情描写が混在することへの耐性が低い人
- 原作ゲームやシリーズの前提知識なしに世界観の説明を求める人
- 「これは何を見せたいアニメなのか」がすぐわからないと離脱する人
次に見るなら
魔法少女サイトと合わせて見ると、「問題作」というラベルのあり方が違うことを実感できる。こちらは意図的に過激なビジュアルで押してくる作風で、ツインエンジェルBreakの「コメディの皮に感情描写を混ぜる」という構造とは真逆。2017年前後の魔法少女ジャンルの広がりを比較するときに一本。
なんでここに先生が!?のような「コメディとキャラクター関係性を両立させようとしているが評価が分かれる」タイプの作品も近い。ジャンルは違うが、「ファンサービス系に見えて人間関係を丁寧に書こうとしている」という中間地帯の居心地のよさ・悪さを共有している。
ハロー!!きんいろモザイクのような、ふたりの対照的なキャラクターが少しずつ打ち解けていく構造が好きなら、そっちのほうが気持ちよく見られるかもしれない。ツインエンジェルBreakに感じた関係性の変化の読み心地が目当てなら、こちらがよりクリーンな形でそれを提供してくれる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ツインエンジェルBreak』は現在、dアニメストアおよびDMM TVで配信中です。どちらのサービスも豊富なアニメラインナップを誇るプラットフォームですので、すでに加入済みの方はすぐに視聴を始められます。コメディと魔法少女の融合を楽しみたい方は、ぜひチェックしてみてください。


