ULTRAMAN FINAL

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2023ULTRAMAN FINAL

ULTRAMAN FINAL

★ 3.5 / 5.0アクションドラマSF
放送年2023年
フォーマットONA
話数12話
原作漫画
制作Production I.G

シンジロウ(ウルトラマン)は悪夢を見た後、自分の能力をコントロールできなくなっていることに気づく。制御できない力により都市が破壊され、人々が傷つく。社会はウルトラマンを「人類の災厄」と呼び始め、かつての英雄は非難の対象となる。孤立したシンジロウは苦悩の中で事態に立ち向かうことになる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

ウルトラマンとして戦い続けてきた青年・シンジロウは、ある夜から悪夢に苛まれるようになり、自分の力を制御できなくなっていることに気づく。暴走した超人的な力は都市を破壊し、罪のない人々を傷つけてしまう。かつての英雄はやがて「人類の災厄」と呼ばれ、社会から激しく非難される存在へと転落していく。孤立と苦悩の中で、シンジロウはそれでも事態と向き合い、最終決戦へと臨む。

みどころ・魅力

① 「英雄」から「災厄」へ転落するシンジロウの葛藤

守るために戦ってきたはずの力が、人を傷つけてしまうという逆説的な苦悩は本作最大の核心です。完全なる悪役のいない構造の中で、ヒーロー像そのものを問い直す重厚なドラマが展開されます。シリーズを通じて積み上げてきたシンジロウの成長が、ここで一気に試されます。

② NetflixアニメならではのフルCGアクションの完成形

Production I.Gとsola digital artsが手がけた立体的なCGは、本作ファイナルシーズンでさらに磨きがかかっています。ウルトラマンスーツの金属質なディテールと、スケール感溢れる市街地バトルが融合したビジュアルは、シリーズ集大成にふさわしいクオリティです。

③ 積み重ねてきた人間関係が収束する「最終章」の満足感

第1期からシンジロウを支えてきたキャラクターたちとの関係が、本シーズンで一つの答えを迎えます。仲間との絆、父との関係、そして自分自身のアイデンティティ——それぞれの伏線が丁寧に回収されていく終盤の展開は、長年のファンほど感情移入できる構成になっています。

キャスト・声優一覧

早田進次郎
早田進次郎
メイン
›
木村良平
佐山レナ
佐山レナ
サブ
›
諸星すみれ
メフィスト
メフィスト
サブ
›
石井康嗣
東光太郎
東光太郎
サブ
›
前野智昭
白石
白石
サブ
›
白石稔
ジャック
ジャック
サブ
›
竹内良太
ベムラー
ベムラー
サブ
›
曽世海司
北斗星司
北斗星司
サブ
›
潘めぐみ
アダド
アダド
サブ
›
津田健次郎
エド
エド
サブ
›
牛山茂
倉田
倉田
サブ
›
関戸博一
諸星弾
諸星弾
サブ
›
江口拓也

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スタッフ

監督神山健治、荒牧伸志
原作清水栄一
原案キャラデザ下口智裕
音楽陣内一真、戸田信子
OP「RAYS」
EDVoid_Chords feat. Ryohei & Foggy-D「AVIATION」

関連作品

アニメ

書籍

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「ULTRAMAN FINALか。ちゃんと完結したんだ」というのが正直な第一声だった。Netflixのこのシリーズ、1期から追ってはいたものの、どこか「いつでも見られる」という安心感が仇になって、FINALだけ数ヶ月積んでいた。見始めたのは深夜、半分惰性で再生したつもりが、冒頭数分で前のめりになっていた。

木村良平の声で動くシンジロウが、制御できない力によって都市を壊していく——最初に見たとき、これが「ヒーローものの結末」として提示されることの重さを、まだ飲み込めていなかった。2回目で気づいたのは、あの序盤の悪夢シーンの音の設計が異常に丁寧なことだ。静寂と轟音の落差が、シンジロウの内側の崩壊そのものになっている。

英雄であることと、人間であることは両立しない——という問いへの、FINALなりの答え

このシリーズ全体を通じて問われ続けてきたのは「スーツを着た人間が英雄であり続けることの代償」だが、FINALはその問いをもっと残酷な角度から切ってくる。シンジロウが失うのは能力の安定性だけじゃない。社会からの信頼、仲間との距離、そして自分が「正しい側にいる」という確信そのものだ。

「人類の災厄」と呼ばれる段階まで追い詰められたヒーローという構図は、フィクションとして目新しいわけではない。ただこの作品が単なる「堕ちたヒーローの復活譚」でないのは、回復の道筋を感情的なカタルシスに頼らないからだと思う。シンジロウは泣いて立ち直るわけでも、仲間の言葉一つで覚醒するわけでもない。それよりずっと地味で、それゆえにリアルな積み重ねで前に進む。

前野智昭が演じる東光太郎、江口拓也の諸星弾——それぞれが「英雄である先輩」として存在するのに、FINALではその先輩たちすら万能じゃないことが示される。潘めぐみの北斗星司が持ち込む別の価値観との摩擦も、単純な対立として描かれていない。津田健次郎のアダドはシリーズ全体で最も「人間的なコスト」を体現しているキャラクターで、FINALでの彼の立ち位置はそのまとめ方として非常に誠実だった。

Netflixオリジナルとして制作されていることのメリットが最も出ているのは、この「地味さ」を許容できる尺の使い方だと感じる。TVシリーズだったら確実に圧縮されていた内省の時間が、ちゃんと存在している。CGアニメとしての映像クオリティも、戦闘の迫力だけでなく「壊れていく人間の表情」を映すことに使われていて、それが効いている。

特に刺さったシーン

制御を失ったシンジロウが、自分の手を見て立ち尽くす場面がある。派手な破壊の後の静止、というやつだ。木村良平はこういう「言葉にならない重さ」を抱える演技が本当に上手くて、台詞がない数秒で見ている側の胸が詰まる。2回目に見たとき、背景で流れる環境音だけの数秒が、戦闘シーンのどんな轟音よりも不安を煽るように設計されていることに気がついた。

津田健次郎のアダドが、終盤に短い台詞で核心を突いてくるシーンも忘れられない。あの声の低さと、セリフの短さの組み合わせ。長々と説明しない、というキャラクターの一貫性がFINALでも守られていて、だからこそ刺さる。「言わない」という演技の密度がああいう形で結実するのを見ると、シリーズを追い続けた時間が報われる感覚がある。

読んで見たくなったら——『ULTRAMAN FINAL』はNetflixで視聴できる。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 1期・2期からシリーズを通して追ってきた人(FINALだけ見ても刺さらない作りになっている)
  • 「ヒーローが人間であることの重さ」に興味がある人
  • 木村良平・津田健次郎・江口拓也の声で感情を受け取れる人
  • NetflixオリジナルCGアニメの映像水準の変化を肌で感じてきた人
  • カタルシスより「地味な誠実さ」に信頼を置くタイプの視聴者

合わない人

  • シリーズ未見でFINALから入った人(前提知識なしでは感情移入の足場がない)
  • ウルトラマンに特撮としての文脈を強く期待している人(別物と思って見ないと混乱する)
  • 戦闘シーンの爽快感をメインで求める人(内省と苦悩の尺のほうが長い)
  • CG表現のキャラクター演技に生理的な違和感を感じる人

次に見るなら

ULTRAMAN(1期・2期)——当たり前だが、FINALだけ見た人はまずここから。シンジロウが「制御できない力」を持つことの意味は、1期の彼の無力感を知っていないと半分しか伝わらない。木村良平の声の変化を追うだけで、このシリーズが何を積み上げてきたかがわかる。

新世紀エヴァンゲリオン——「制御できない力を持つ少年」「英雄であることの代償」という構造の源流として外せない。シンジロウとシンジは名前だけでなく、「守るために戦うことが破壊につながる」という矛盾を共有している。見比べると、ULTRAMANがどこに着地しようとしたかが見えてくる。

モブサイコ100——「制御できない力が自分を壊すかもしれない」という恐怖と向き合う主人公という点で共鳴する。こちらはよりユーモアと救いが多いが、「強さが孤独を生む」テーマの扱い方が誠実で、ULTRAMAN FINALの後に見ると両方の印象が深まる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

「ULTRAMAN FINAL」はNetflixにて独占配信中です。シリーズ第1期・第2期もNetflixで視聴できるため、最初から一気に追いかけることができます。完結編となる本作は全シーズン視聴後に臨むことで、より深い感動を味わえます。

よくある質問

Q. ULTRAMAN FINALはどこで見られますか?
A. Netflixで独占配信されています。第1期・第2期もNetflixで視聴できるため、シリーズを最初からまとめて楽しむことができます。
Q. 前のシーズンを見ていなくても楽しめますか?
A. シリーズ完結編のため、第1期・第2期を先に視聴することを強くおすすめします。キャラクターの背景や人間関係を把握していると、本作のドラマをより深く楽しめます。
Q. 原作マンガとストーリーは同じですか?
A. アニメ版は清水栄一・下口智裕によるマンガ『ULTRAMAN』を原作としていますが、構成やアレンジが加えられているため、マンガ既読者にとっても新鮮な展開が楽しめます。
Q. 子どもでも見られる内容ですか?
A. アクションシーンのほか、社会からの差別や孤立といった重いテーマも描かれています。ウルトラマンの名前に親しんでいるお子さんよりも、ティーンエイジ以上の視聴者に向いた内容です。

まとめ

「ULTRAMAN FINAL」はNetflixにて独占配信中です。シリーズ第1期・第2期もNetflixで視聴できるため、最初から一気に追いかけることができます。完結編となる本作は全シーズン視聴後に臨むことで、より深い感動を味わえます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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