ヤドキングのいちにち

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2000ヤドキングのいちにち

ヤドキングのいちにち

★ 2.8 / 5.0ファンタジー日常系
放送年2000年
フォーマットスペシャル
話数1話
原作ゲーム

ポケモン語のみで構成されており、劇場版映画に付属するミニムービーに似ています。ポケモンのヤドキングの生活を題材とした短編スペシャルです。数分間の長さしかないため、日本とギリシャ以外では公開されていません。ただし、ロシア語で公式にダビングされました。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

2000年公開の劇場版ポケモンに付属するミニムービー形式の短編スペシャル。ポケモン・ヤドキングが過ごすのんびりとした一日を描いた作品で、セリフはすべてポケモン語のみで構成されています。数分間という短い尺ながら、ヤドキングの穏やかな日常が独特の空気感で綴られています。日本とギリシャでの公開に加え、ロシア語での公式吹き替えも行われた異色の短編です。

みどころ・魅力

① セリフなしで伝わるヤドキングの”ゆるさ”

全編にわたりポケモン語のみで進行するため、言葉を介さずともヤドキングのマイペースな個性が自然と伝わってきます。セリフに頼らない演出が、のんびりとした世界観をより豊かに引き立てています。

② 劇場版に付属した希少な短編という特別感

日本とギリシャ以外では映画館上映されなかった、非常に限られた公開形態の作品です。公式にロシア語吹き替えが存在するなど、その流通経緯も興味深く、ポケモン史のなかでも異色の立ち位置にある一本です。

③ 日常系ならではの静かな癒やし

特別な事件も激しい戦闘もなく、ただヤドキングの一日が淡々と流れていく構成が本作の魅力です。短編ならではのシンプルな語り口が、ポケモンの世界を日常の延長として感じさせてくれます。

キャスト・声優一覧

ヤドキング
ヤドキング
メイン
浜田雅功

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スタッフ

原案キャラデザ杉森建

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

劇場版ポケモン3作目を映画館で観た日、上映前にこれが流れた。小学生のころの話だ。タイトルが出た瞬間、「ヤドキング……一日?」と思った記憶がある。なぜヤドキングで一日分もつのか、という素朴な疑問。でも5分もしないうちにそれが問いとして成立していなかったことに気づく。ヤドキングのペースで見れば、一日はちょうどそのくらいの長さなのだ。

大人になってから見返すと、印象がまるで変わった。子どものころは「何も起きない」としか思えなかったものが、今見ると「何も起きないことを5分間かけて丁寧に描いている」ことに気づく。あの静けさは手抜きじゃなくて、ちゃんと設計されていた。

「何もしない」を肯定することの、地味な難しさ

この作品にはセリフがない。ポケモン語だけが流れる。字幕もない。ヤドキングが海辺にいて、波を眺めて、のんびり動いて、また眺める。それだけだ。

普通の感覚で言えば「コンテンツとして何もない」に分類される。でもそれを言い切るには少し時間がかかった。なぜかというと、見ているあいだ妙に心地よかったから。何かを追う必要がない5分間。スペクタクルもドラマも、起承転結すら要求してこない映像。

ヤドキングというポケモン自体の設定を思い出すと腑に落ちる。頭のシェルダーが神経毒を出していて、ヤドンが知性を得てヤドキングになる——という、考えれば考えるほど哲学的な進化形態だ。動作はゆっくりだが思考は深い、という設定が公式にある。この短編はそのキャラクターの「存在のしかた」をそのままスクリーンに出しただけで成立している。

単なる癒し系コンテンツではなく、「急がない存在を、急がずに描く」という一貫した態度がある。それが5分の短編でも成立するのは、製作者がその選択を信じ切っているからだと思う。子ども向けの映画に付随する短編として、ここまでトーンを落とした判断は、今考えるとかなり振り切れている。

特に刺さったシーン

ヤドキングが海を眺めながら、特に何をするでもなくそこに立っているシーン。波の音だけが続く、あの数秒間。

2回目に見たとき、ここで妙に笑いそうになった。「何もしない」をこんなに堂々と絵にするのか、という可笑しさだ。でも同時に、うらやましいとも思った。何かをしなければいけないという焦りが一切ない存在として、ヤドキングはあそこに立っている。それをポケモン語で何か言いながら眺めているわけだが、何を言っているかわからないのがかえっていい。余白として機能している。

声の演技もあえて感情を乗せすぎていない。穏やかで低めのトーンで、あの映像のテンポと合っている。セリフの内容が伝わらない設計なのに、声のトーンで「急いでいない」ことは伝わる。そういう演出の精度は、短いからこそ誤魔化しが効かない。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 劇場版ポケモンを映画館で観ていた世代で、この短編の記憶が断片的に残っている人
  • 「何も起きない映像」を意図的に選んで見るタイプ
  • ヤドキングというポケモンに個人的な思い入れがある人
  • 5分という短さゆえに「繰り返し流しておける」コンテンツを探している人

合わない人

  • ドラマや展開を求めてアニメを見る人(本当に何も起きない)
  • 「短編でも山場がほしい」タイプ
  • ポケモン語しか流れない仕様を事前に知らずに見ると、無音に近い体験に戸惑う可能性がある

次に見るなら

ピカチュウのなつやすみは同じく劇場版に付随する短編シリーズで、セリフなし・ポケモンだけの世界観という構造が近い。こちらはにぎやかな方向に振れているが、「ポケモン語だけで成立する物語」というフォーマットに慣れるには最適な入口だ。

つみきのいえはポケモンとは無関係だが、セリフをほぼ排した短編アニメーションとして同じ文脈で語れる作品。「短くて静かで、でも何かが残る」という体験を求めているなら間違いなくはまる。

ののちゃんなどの日常系短編群も、のんびりしたテンポの短尺アニメが好きなら相性がいい。日常の中に何もない時間を肯定的に描く作品として、ヤドキングのいちにちと同じ棚に並べたくなる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+

『ヤドキングのいちにち』は現在、国内の定額動画サービスでの配信は確認されていません。劇場版付属のミニムービーという性質上、単独での視聴機会は限られていますが、映像ソフトや過去の劇場上映を通じて触れることができます。ポケモンのしずかな日常をのぞいてみたい方は、映像ソフトの入手を検討してみてください。

よくある質問

Q. 『ヤドキングのいちにち』はどこで視聴できますか?
A. 現在、国内の動画配信サービスでは配信が確認されていません。映像ソフト(DVD等)や劇場版パッケージを通じての視聴が主な手段となります。
Q. この作品はなぜ日本とギリシャ以外で公開されなかったのですか?
A. 数分間という短い尺の劇場版付随ミニムービーであるため、海外配給の対象外となった地域が多かったものとみられています。ただしロシアでは公式吹き替えが作られています。
Q. セリフがポケモン語だけとのことですが、内容はわかりますか?
A. はい、映像と動作でヤドキングの日常が表現されているため、言葉がわからなくても雰囲気は十分に楽しめます。むしろセリフがない分、独特の静けさと癒やし感が際立っています。
Q. どの劇場版に付属していた作品ですか?
A. 2000年公開の劇場版ポケモンに付属するミニムービーとして制作されました。劇場版パッケージや関連映像ソフトと一緒に収録されているケースがあります。

まとめ

『ヤドキングのいちにち』は現在、国内の定額動画サービスでの配信は確認されていません。劇場版付属のミニムービーという性質上、単独での視聴機会は限られていますが、映像ソフトや過去の劇場上映を通じて触れることができます。ポケモンのしずかな日常をのぞいてみたい方は、映像ソフトの入手を検討してみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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