よんでますよ、アザゼルさん。

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2010よんでますよ、アザゼルさん。

よんでますよ、アザゼルさん。

★ 3.6 / 5.0コメディ超自然
放送年2010年
フォーマットOVA
話数4話
原作漫画
制作Production I.G

名探偵アクタベには助手の佐久間凛子がいた。彼女は悪魔を召喚する方法を学ぼうとしていた。しかしある日、彼女は予期せず2体の悪魔を召喚することに成功してしまう。これはそのとき起こった彼女の奇想天外な冒険の物語である。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

探偵・アクタベの事務所で助手を務める佐久間凛子は、悪魔召喚の術を習得しようとして、ある日偶然2体の悪魔の召喚に成功してしまう。召喚されたのは粗暴で下品なアザゼルと、見た目はゆるキャラながら性格に難ありのベルゼブブ。以来、凛子は個性豊かすぎる悪魔たちに振り回されながら、事務所に持ち込まれる奇妙な依頼をこなしていく。デフォルメされたコミカルな悪魔デザインと、容赦のないブラックユーモアが融合した異色のコメディOVA作品。

みどころ・魅力

① ゆるキャラデザインと容赦なきブラックギャグの落差

デフォルメされた丸っこい悪魔たちのかわいらしいビジュアルと、実際に展開されるドギツいブラックコメディとのギャップが最大の笑いどころ。見た目のほんわか感を裏切る下品さと暴力性の落差は、他のコメディアニメでは味わえない独特の中毒性を生み出している。

② 個性が渋滞する悪魔キャラクターたちの存在感

アザゼルをはじめとする悪魔たちは、それぞれ強烈な個性と致命的な欠点を持ち合わせており、「神話上の存在」というポテンシャルを完全に活かしきれないダメっぷりが笑いの核になっている。凛子とアクタベのツッコミも冴えており、テンポよくギャグが積み上がる。

③ 短編OVAならではのテンポと完成度

1話あたりの尺が短くまとまっているため、だれることなく最初から最後まで笑いが続く。原作漫画の雰囲気を忠実に再現しつつ、アニメーションならではの声と動きが加わることでギャグの破壊力がさらに増している。まとまった時間が取れない日にも気軽に観られる手軽さも魅力。

キャスト・声優一覧

アザゼル
アザゼル
メイン
›
小野坂昌也
佐隈リん子
佐隈リん子
メイン
›
佐藤利奈
千波十美子
千波十美子
サブ
›
三石琴乃
サブ
›
芥辺
芥辺
サブ
›
浪川大輔
堂珍光太郎
堂珍光太郎
サブ
›
白石涼子
ベルゼブブ
ベルゼブブ
サブ
›
神谷浩史
オセ
オセ
サブ
›
山口太郎
ルシファー
ルシファー
サブ
›
子安武人
小山内治
小山内治
サブ
›
木村良平
グシオン
グシオン
サブ
›
登 山口
セーヤ
セーヤ
サブ
›
岩田光央

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スタッフ

監督水島努
OPチームねこかん feat. 米倉千尋「ミラクル とらぶる New Face!」
ED「1: “OVER THE WAVES” (eps 1-2)」
EDチーム猫缶 feat. 小野坂昌也「Travelog」
EDチーム猫缶 feat. 小野坂昌也「Travelog Chill Tropic MIX」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

まず整理しておくと、これはTVシリーズ(2011年放送)より先に作られた先行OVAという位置づけになる。世界観もキャストもほぼ共通なので、TVシリーズを見た後に戻ってきても、初見でここから入っても問題はない。ただ、TVシリーズを全部見てから見ると「原型はここにあったのか」という感覚で楽しめる。荒削りな分だけ、ギャグの直球度が高い。 TVシリーズから入ったので、OVAを見たのは後回しになった。「どうせ同じ空気感だろう」と思っていたのは正しかったのだが、1回目は「ああ、これがスタート地点ね」という確認作業で終わった。2回目で気づいたのは、子安武人のルシファーが最初の台詞の段階で既に「格を捨て切っている」こと。声のテンション自体はそれっぽいのに、言動が完全に裏切っている。そのズレがOVAのうちから確立されていた。悪魔ものなのにギャグ全振りで、そのバランスが最初から全くぶれていない。

悪魔が悪魔として機能しないことで成立する、ジャンル解体の笑い

悪魔もの、というジャンルには「人間を翻弄する上位存在」という暗黙の前提がある。アザゼルさんはその前提を最初の5分で静かに破壊する。召喚された悪魔たちは弱く、小賢しく、すぐビビり、要求水準が低く、そして何より芥辺探偵(浪川大輔)に物理で制圧される。 面白いのは「悪魔が弱い」というだけじゃなく、「それでも一応悪魔として振る舞おうとしている」ところだ。ルシファーは一応「堕天使の長」という設定で登場する。子安武人の芝居はその権威をじわじわ、しかし確実に削っていく。声のトーン自体は「それっぽい」のに、言っている内容と行動がことごとく裏切る。このズレこそがこの作品の笑いの核で、単に「弱い悪魔が出てきます」という設定コメディとは一線を画している。 佐藤利奈演じるリん子は、このカオスの中で「普通の人間」側として機能する錨だ。三石琴乃の千波十美子もそうで、周囲の異常さに少しずつ飲み込まれながら、完全には崩れない。その「崩れかけの正気」がリアリティラインを支えている。ここが弱いとギャグだけの羅列になるが、この作品はその地盤をちゃんと持っている。 「ギャグ全振り」と評されることが多いが、実際の構造は「状況のリアリティを保ちながらキャラクターだけを壊す」という精度の高い操作で成り立っている。悪魔が全員アホでも、「事務所の依頼は普通に来て、普通にこなそうとしている」という日常が基底にある。その日常があるから、ルシファーの言動が際立つ。 これはジャンルへの愛憎と解体の笑いだと思う。悪魔ものの文法を理解している人間が作っているから、どこで格を剥ぐかの判断が正確だ。知っているからこそ壊せる、という種類の面白さがある。

特に刺さったシーン

序盤、リん子が初めての悪魔召喚に成功して、出てきたのがアザゼルだったときの落差が好きだ。「召喚成功」という達成感と「でも出てきたのこれか」という即落ちの構造が、この作品のテンポの速さを一発で示している。佐藤利奈の演技がここで効いていて、驚きと失望と「とりあえず続けるか」という諦めが短いやり取りの中に全部収まっている。 神谷浩史演じるベルゼブブが出てくる場面も印象的で、ハエの王という設定への期待をビジュアルと行動が完全に裏切ってくる。「あ、この作品はずっとこの調子だ」という確信に変わる瞬間だった。2回目で見ると、神谷浩史の声の作り方が登場の段階から既に「小さくて情けない」方向に寄せていることがわかって、キャスティングの妙を改めて感じた。格のある役もできる人が意図的に格を落としてきている、そのコントロールが面白い。 浪川大輔の芥辺探偵は、笑いを引き締める存在として機能している。ボケ側が騒いでいる中で、淡々と超えてはいけないラインを越えていく静かさが怖さにもなり、緩急の支点にもなっている。

読んで見たくなったら——『よんでますよ、アザゼルさん。』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 悪魔・超常存在ものが好きだが「違う切り口」を探している人
  • 下品なギャグを大人のテンションで処理できる人
  • 子安武人・神谷浩史・浪川大輔のキャリアをある程度知っている人(演じているキャラとのギャップが笑いに加わる)
  • テンポの速いコメディが好きで、説明の少ない笑いに慣れている人
  • TVシリーズを見終わって「もっとアザゼルさんを浴びたい」と思った人

合わない人

  • 下品な笑いが苦手な人(かなり直接的なギャグが続く)
  • 悪魔ものに「格」や「神秘性」を求めている人(全部解体される)
  • ストーリーの積み重ねや感情的な起伏を期待している人(基本的に笑いの連続で情緒の波は薄い)
  • OVAという尺に「完結した物語」を求める人

次に見るなら

よんでますよ、アザゼルさん。(TVシリーズ)——このOVAが気に入ったなら当然の次。尺が増えた分キャラクターの掘り下げが進み、ギャグの「型」が確立していく過程を追える。OVAを見ておくと最初から笑えるポイントが多くなるので、逆にOVA→TVという順番も悪くない。 はたらく魔王さま!——魔王が人間界でアルバイトをするという、超常存在の格落ちコメディの系譜。こちらはキャラクター感情の描写が厚く、笑いの中に情もある。アザゼルさんで「悪魔×日常のズレ」が好きになったなら、より洗練されたバリエーションとして楽しめる。 みなみけ——超常要素は一切ないが、「何も起こらないように見えて、ちゃんとした笑いの構造がある」日常コメディとして近い温度感を持っている。テンポとキャラクターの空気感で笑わせる作品が好きなら、この方向も合うと思う。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『よんでますよ、アザゼルさん。』はdアニメストア、U-NEXT、DMM TVで視聴できます。いずれも月額サブスクのサービスで、他の作品とあわせて楽しめます。気になる方はお好みのサービスからチェックしてみてください。

よくある質問

Q. アザゼルさんはどんな悪魔ですか?
A. 見た目はデフォルメされたゆるキャラ風ですが、性格は粗暴で下品。強力な悪魔のはずが、召喚された後はひたすら迷惑をかけてくる情けなさが笑いの中心です。
Q. 子どもでも観られますか?
A. ブラックユーモアや下品な描写が多く含まれるため、大人向けの作品です。笑いのテイストはかなりクセが強く、中高生以上を対象にした内容と考えておくとよいでしょう。
Q. OVAは全何話ありますか?
A. 2010年配信のOVAシリーズで、複数話構成となっています。その後テレビアニメ版も制作されており、OVAで気に入ったらTV版もあわせて楽しめます。
Q. 原作漫画とアニメはどちらから入るのがおすすめですか?
A. アニメから入るほうがキャラクターの声や動きで笑いの感覚をつかみやすくおすすめです。OVAは短くまとまっているため、まずは気軽に視聴してみてください。

まとめ

『よんでますよ、アザゼルさん。』はdアニメストア、U-NEXT、DMM TVで視聴できます。いずれも月額サブスクのサービスで、他の作品とあわせて楽しめます。気になる方はお好みのサービスからチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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