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91 Daze
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 7話 |
| 原作 | オリジナル |
「91 Daze」は複数のディスクパッケージに収録されたショートシリーズです。アンジェロ、ネロ、時にはコルテオが様々なコミカルな状況で繰り広げる作品です。
作品概要・あらすじ
あらすじ
「91 Days」のスピンオフショートシリーズ。禁酒法時代のアメリカを舞台に、アンジェロ・ラグーサとネロ・ヴァネッティ、そして薬学の知識を持つコルテオが主役。本編では激しい復讐劇を繰り広げる彼らが、SD(ちびキャラ)風のデフォルメスタイルで日常のコミカルなシチュエーションに挑む。全編を通じて笑いを軸に、キャラクターたちの意外な一面が描かれる。みどころ・魅力
① 本編とのギャップが生む笑い
本編「91 Days」では重厚な復讐劇を演じるアンジェロやネロが、デフォルメされたSDキャラとしてドタバタ劇を繰り広げる。シリアスなキャラクターたちが突然コメディ空間に放り込まれるそのギャップこそが、このシリーズ最大の笑いどころです。② 短編ならではのテンポ感
一話完結型のショートエピソードで構成されており、テンポよく次々と展開します。長尺の物語が苦手な視聴者でも気軽に楽しめる構成で、本編を知らなくても単独でコメディとして十分楽しめる作りになっています。③ サブキャラ・コルテオの存在感
本編では脇を固めるコルテオも本作では積極的に参加し、ユニークな立ち回りを見せます。本編ファンにとっては彼の新たな一面を楽しめる機会であり、本編キャラクター全体への愛着がさらに深まる内容です。キャスト・声優一覧






感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
91 Daysを見終わったあと、「続きが見たい」という気持ちと「もうこれ以上見たくない」という気持ちが同時にあった。あの終わり方は、そういう話だ。だからディスク特典のショートアニメと聞いたとき、正直少し身構えた。コメディ、という二文字を見て、余計にそう思った。
見てみたら、全然違う話だった。いい意味でも、悪い意味でもなく、ただ「別物」だった。アンジェロもネロもコルテオも出てくるのに、あの重さがない。むしろそれが狙いで、本編の重さをリセットするための緩衝材として設計されているのだと、何周かして気づいた。DVDを買ったファン向けのサービス映像として見れば、これはかなり正直な作りをしている。
「本編が重すぎたから」——ファンサービスとしての笑いの誠実さ
91 Daysという作品は、笑えない話だ。禁酒法時代のマフィア社会を舞台に、家族を殺された少年が復讐を果たす——そのプロセスで何人死んで、何が失われるかを91日間かけて丁寧に積み上げた。ネロとの関係の複雑さも、コルテオの末路も、笑いに変換できる要素がひとつもない。
だからこそ91 Dazeの存在が、ある種の「息抜き」として機能する。本編では決して見られない、ただわちゃわちゃしているだけのアンジェロ、ネロ、コルテオ。殺すでも殺されるでもなく、コミカルな状況に放り込まれた三人を見る行為は、本編に対するアンチテーゼとしてではなく「もしこういう世界線があったら」という想像の余地として機能する。
こういうショートアニメの評価軸は、本編と同じ物差しで測っても意味がない。「本編を超えているか」ではなく「本編を愛しているファンが見て、ちょっと気持ちが楽になるか」という問いに答えているかどうかだ。その意味で、91 Dazeは誠実に設計されている。コメディに振り切ることで、本編のトーンを汚さない。キャラクターをギャグに使いながら、本編で積み上げた関係性の文脈をひっくり返さない。その線引きができているショートアニメは、意外と少ない。
近藤隆のアンジェロは、本編での抑制された芝居とは全く異なるテンションで演じているシーンもあって、そのギャップに軽くめまいがした。本編であれだけ感情を殺した声を聞かされていたあとに、コメディ文脈でリアクションするアンジェロを見ると、同じキャラクターなのに別の存在みたいに映る。それがおもしろいかどうかは人によるとしても、声優が本編の重荷を一度おろしてみせた瞬間として記憶している。
特に刺さったシーン
本編で常に緊張関係にあるアンジェロとネロが、コメディの文脈でただそこにいる——そのシーンを2回目に見たとき、なんか変な感情になった。怒りでも悲しみでもなく、「あーこのふたりが普通に話してるな」という、本編では絶対に許されなかった感覚。
江口拓也のネロは、本編でもコミカルな側面があったキャラクターだから、ショートでも違和感が少ない。「声優と夜あそび」で見せる軽さと、わりと地続きな芝居をしていて、そのフラットさが逆に好きだった。斉藤壮馬のコルテオに至っては、本編での出番の重さを思うと、ただ存在しているだけで少しこちらが動揺する。笑いに使っていいキャラなのかという反射的な感覚が先に来て、それがちょっと落ち着いてから「そういうスピンオフだから」と自分を納得させる。この2秒くらいのラグが、逆に本編への愛着を確認させてくれる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 91 Days本編を最低2周した人
- 重い本編の後に「このキャラたちの別の顔が見たい」と思った人
- 声優の演じ分けに興味があって、本編との比較として楽しめる人
- DVDボーナスコンテンツとしての割り切りができる人
合わない人
- 91 Daysの世界観やトーンを大切にしたい人(コメディ化に抵抗感がある場合)
- 本編未視聴で単体作品として見ようとしている人(前提知識なしでは何もおもしろくない)
- 現時点では配信が一切ないため、DVDを入手できない環境の人にはそもそも見る手段がない
次に見るなら
本編の91 Daysが未視聴であれば、まずそちらが絶対に先。禁酒法時代のマフィアと復讐劇という重い題材を、91日間のカウントダウン形式で描いた作品で、91 Dazeはそこへの補完としてのみ機能する。
ダークな本編の口直しにコメディ要素を求めているなら、活劇少女イナバのように同じスタジオや製作陣の短編シリーズを探すのもひとつ。あるいは近藤隆・江口拓也が出演している別作品をあたって、本編との演じ分けの幅を確認していくという楽しみ方もある。
禁酒法・マフィア・複雑な人間関係という本編の文脈が好きなら、バッカーノ!も候補に入る。時代設定が近く、群像劇として整理されていて、ダークさとコメディが同居する作りがこの系統の作品群の中では異色の完成度を持っている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「91 Daze」は現在、国内外の主要な動画配信サービスでの配信は確認されていません。視聴を希望される場合は、BD/DVD等のパッケージ版をご確認ください。本編「91 Days」とあわせてチェックすることで、キャラクターたちの魅力をより深く楽しめます。