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ライアー・ライアー
| 放送年 | 2023年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | GEEKTOYS |
アカデミー島では、学生たちがゲームで星を獲得し、名誉ある「セブンスター」の称号を目指す。前年度チャンピオンのサラサが連覇を狙っていたが、転入生のヒロトが運だけで彼女を打ち負かす。ヒロトは虚勢と策略を使って頂点に立ち続けなければならず、嘘と欺きの心理戦が幕を開ける。
作品概要・あらすじ
あらすじ
舞台は、生徒たちがゲームで「星」を獲得し、最多保持者が「セブンスター」として頂点に立つアカデミー島。前年度チャンピオンの天才少女・枢木サラサが連覇を狙うなか、ごく平凡な転入生・星野ヒロトがまさかの運だけで彼女を打ち破ってしまう。突如トップに立たされたヒロトは、虚勢と機転を武器に実力者たちの挑戦を受け続けることに。嘘と駆け引きが渦巻く学園で繰り広げられる、頭脳派の心理戦が幕を開ける。
みどころ・魅力
① 「実力ゼロ」の主人公が知恵と嘘で勝ち続ける痛快さ
ヒロトはゲームの実力こそ持たないが、相手の心理を読む観察眼と咄嗟の機転が武器。毎話「どうやって切り抜けるのか」とハラハラさせながらも、スカッとした逆転劇が用意されており、視聴者を飽きさせない構成が光る。
② ライバルでもあるサラサとの緊張感あふれる関係性
完璧な実力者・サラサはヒロトに敗れたことで彼に複雑な感情を抱き、二人の関係は対立とも協力ともつかない絶妙なバランスで進む。ラブコメ要素も絡みながら展開するキャラクター同士の化学反応が見どころのひとつ。
③ ゲームを軸にした多彩な騙し合いの構図
アカデミー島のゲームシステムは単純なバトルでなく、情報戦・交渉・心理誘導が鍵となる。エピソードごとに異なる状況とルールのなかで繰り広げられる頭脳戦は、サイコロジカルサスペンスとしての密度が高く、次の一手を読む楽しさがある。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 松浦直紀、大野悟 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 豊田百香 |
| 原作 | 久追遥希 |
| 原案キャラデザ | konomi |
| キャラクターデザイン | 中村ユミ |
| 音楽 | 高橋邦幸、広川恵一 |
| 美術監督 | 朴智宇 |
| 音響監督 | 納谷僚介 |
| OP | メイン「LIES GOES ON」 |
| ED | SMILE PRINCESS「fakey merry game」 |
| ED | May’n「LIES GOES ON」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、「嘘で勝負する系か」と思って見始めた。ゲームで星を獲得して序列が決まる学園島、転入生が運だけで頂点に立つ——設定を読んだだけで大体の味は想像がついた。カロリーメイトみたいなもので、栄養価はわかってるけど食べてしまう、そういう類の作品。
ところが1話を流してみたら止まらなかった。福山潤が演じる晴嵐の「余裕があるように見せる焦り」の声が思いのほかよくて、2話まで行ってしまった。2回目に通しで見たとき気づいたのは、序盤のやり取りがかなり丁寧に伏線を仕込んでいること。最初は「テンポがいいな」で流していた場面が、終盤の心理戦の布石になっている。ひと夏で消費するタイプの作品なんだけど、その消費の仕方が悪くない。
嘘で成り上がった人間が、嘘をつき続けるしかない場所で何を守ろうとするか
この作品をラブコメとして見ると少し物足りない。心理戦として見ると少し緩い。どちらでもなく、両方でもある——という宙ぶらりんな位置を狙っているのがわかる。
核心にあるのは「嘘によって手に入れた地位は、嘘でしか守れない」という構造だ。ヒロトは実力で頂点を取ったわけじゃない。だから彼の心理戦は、強者の余裕ではなく、底の見えない崖を走り続けるスリルで成立している。嘘をつき続けることへの疲弊と、それでも手放せない理由——そこにドラマが宿っている。
桑島法子が演じるサラサが面白いのは、「完全な悪役でも完全な被害者でもない」という役どころを自然に立たせているところで、声の温度感が絶妙にコントロールされている。強さの中に脆さが滲む芝居は、キャリア200本以上のベテランがやるとこうなる、という見本みたいだった。
榎木淳弥演じる榎本の立ち位置も地味に効いていて、主人公の嘘を知った上でどう動くかというキャラクターの厚みが、物語全体のガス抜きになっている。深夜ラジオのMCもこなす人だけあって、テンポの取り方が独特にうまい。
「嘘をついてでも守りたいものがある」という動機は陳腐に見えて、描き方によっては普通にしんどい。この作品はそのラインをギリギリ踏み外さずにやっている。単なるゲームアニメではなく、「嘘をつき続けることの孤独」を背景に敷いた、一種のサバイバル劇として読むと深度が変わる。
特に刺さったシーン
中盤、晴嵐が追い詰められて初めて本音に近い言葉が出てくる場面がある。それまで福山潤の芝居が「余裕を演じている声」で統一されていたのが、あの瞬間だけ微妙に揺れる。2回目に見て気づいたんだけど、あそこの声の質が明確に変わっている。本物の動揺を、演技で抑えようとして、抑えきれていない——という多重構造を音だけでやっている。
徳井青空演じる風見鈴蘭のシーンは、コミカルに見せながら実はちゃんと情報を仕込んでいるタイプで、流して見ると笑いで終わるけど止めてみると「あ、これ後で効くやつだ」とわかる。山村響の加賀谷は出番が多くないけど、場を締める役割をきっちり担っていて、いるといないとで空気が変わるキャラクターになっていた。
終盤の対決シーンは、心理戦が言葉と沈黙のテンポで成立していて、BGMの引き方が良かった。音楽が引いたときの静寂が、セリフの重さを増幅する構造になっていて、演出の意図が素直に伝わってきた。
読んで見たくなったら——『ライアー・ライアー』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
合う人
- 心理戦ものが好きだが、重くなりすぎず夏に見られるものを探している
- 「ゲームで序列が決まる学園」設定が好物
- 福山潤の「余裕を演じている焦り」の芝居に弱い
- ラブコメ要素はスパイス程度でいい、本命は駆け引きだという人
- 1クールで綺麗にまとまってほしい(続きが気になる終わり方だが、消化不良ではない)
合わない人
- 心理戦に本格的な論理展開を期待する(そこまで緻密ではない)
- ラブコメとして見ると恋愛描写が薄く感じる
- 設定の説明が多い序盤に耐性がない
- 「運だけで勝った主人公」という出発点が受け入れられない
次に見るなら
カグヤ様は告らせたい——心理戦とラブコメの組み合わせという意味では最も近い。嘘ではなくプライドが武器になっているが、「言えない本音を策略で隠す」という構造は共通している。完成度で言えばこちらが上なので、ライアー・ライアーが気に入ったなら順当な次の一手。
ノーゲーム・ノーライフ——ゲームで序列が決まる世界観と、規格外の主人公が策略で戦い続けるフォーマットが近い。テンポが速く、映像のテンションが高いので、ライアー・ライアーより派手さを求める人向け。
賭ケグルイ——嘘と読み合いが本格的にエスカレートする方向に行きたいならこちら。心理戦の振り切り方が全く違うので口直しにもなるし、ギャンブルを舞台にした権力構造の崩し方は見応えがある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『ライアー・ライアー』はABEMAおよびdアニメストアで配信中のほか、U-NEXTとDMM TVでも視聴可能です。見放題サービスを契約中であれば、いつでも全話をまとめて楽しめます。複数のプラットフォームに対応しているため、自分の使いやすいサービスを選んで視聴できるのが嬉しいところです。
よくある質問
まとめ
『ライアー・ライアー』はABEMAおよびdアニメストアで配信中のほか、U-NEXTとDMM TVでも視聴可能です。見放題サービスを契約中であれば、いつでも全話をまとめて楽しめます。複数のプラットフォームに対応しているため、自分の使いやすいサービスを選んで視聴できるのが嬉しいところです。
