ハマトラ THE ANIMATION

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2014ハマトラ THE ANIMATION

ハマトラ THE ANIMATION

★ 3.5 / 5.0コメディドラマミステリー
放送年2014年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作オリジナル
制作NAZ

横浜を舞台にした探偵物語。限られた人間だけが持つ特殊能力「ミニマム」。この能力を持つ探偵ニースとムラサキは、かつての友人アートが追う連続殺人鬼の情報を得る。犯人の狙いは自分たちと同じミニマム保有者。当初は気乗りしなかった二人だが、やがて事件の真相へと引き込まれていく。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

舞台は横浜。ごく一部の人間だけが持つ特殊能力「ミニマム」を駆使する探偵コンビ、ニースとムラサキ。ある日、旧友のアート刑事から奇妙な連続殺人事件の情報が持ち込まれる。被害者はいずれもミニマム保有者――自分たちと同じ能力者ばかり。当初は乗り気でなかった二人だったが、事件の裏に潜む巨大な陰謀へと否応なく巻き込まれていく。仲間との絆と、能力者たちの運命が交錯するクライム・アクション。

みどころ・魅力

① 「ミニマム」という独自の能力設定が生むバトルの面白さ

各キャラクターが持つ「ミニマム」はそれぞれ異なる特殊能力で、発動条件にも個性がある。単純なパワーバトルではなく、能力の制約や相性を活かした戦略的な駆け引きが見どころ。個性豊かな能力者たちが次々と登場し、飽きさせない展開が続く。

② テンポよく交差するコメディと緊張感

日常パートでは探偵事務所の面々が繰り広げる軽快なやり取りが笑いを誘い、一方でアートが追う事件のラインは徐々に緊張感を増していく。コメディとサスペンスの緩急が巧みで、シリアスな展開もテンポよく楽しめる構成になっている。

③ 旧友との再会が描く友情と葛藤のドラマ

主人公たちとアートの間にある過去と、それぞれが信じる正義のあり方がぶつかり合う人間ドラマが物語の核心。能力者たちを巡る事件を通じて、仲間とは何か・信頼とは何かが問い直され、終盤に向けて感情を揺さぶる展開が待ち受ける。

キャスト・声優一覧

ナイス
ナイス
メイン
›
逢坂良太
ムラサキ
ムラサキ
メイン
›
羽多野渉
スリー
スリー
サブ
›
村瀬克輝
豊崎シンジ
豊崎シンジ
サブ
›
花江夏樹
マスター
マスター
サブ
›
斧アツシ
はじめ
はじめ
サブ
›
加藤英美里
ガスケ
ガスケ
サブ
›
秋元羊介
アート
アート
サブ
›
神谷浩史
マオ
マオ
サブ
›
江口拓也
コネコ
コネコ
サブ
›
安野希世乃
セオ
セオ
サブ
›
岡本信彦
レシオ
レシオ
サブ
›
小林沙苗

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スタッフ

監督木村寛
シリーズ構成熊谷純、待田堂子
原案キャラデザ小玉有起
キャラクターデザイン和図悠
音楽吉森信
美術監督永吉幸樹
OPlivetune feat. 尾崎雄貴「FLAT」
ED羽多野渉「Hikari」

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

2014年の冬クールだったと思う。「横浜×探偵×特殊能力」というキーワードだけで録画予約した。最初の数話は「ああ、こういう日常+事件解決ものか」と少し距離を置いて見ていた。キャラクターが多くて関係性を整理するのに少し時間がかかったし、ニースとムラサキのコンビのテンポにもなれるまで2話くらいかかった気がする。

でも2周目に入ったとき、序盤の何でもない会話シーンに全部伏線が仕込まれていることに気がついて、背筋がちょっとひやっとした。特に神谷浩史が演じるアート——1周目は「真面目な元友人」くらいの認識で流してたのに、あの声の奥にある静かな歪みに気づいてから、印象がまるごとひっくり返った。作品自体、そういう「2回目のほうが面白い」構造になってる。

それほど語られないのが不思議な作品で、2期(Re:␣ハマトラ)まで含めると結構な密度のストーリーなんだけど、オタク界隈でも「そういえばあったね」くらいの扱いになっている。もったいない。

「才能を持って生まれた者」の孤独と、それを持てなかった者の怒り

ハマトラを一言でまとめようとすると難しい。コメディとして見ていたら中盤以降に急に重くなるし、ミステリーとして見ていたら人間ドラマが前に出てくる。でもこの作品が一貫して描いているのは、「生まれつき持っている者」と「持てなかった者」の間に横たわる、埋めようのない溝だと思っている。

ミニマムという特殊能力は、才能・身体・容姿・家柄——そういう「生まれで決まってしまうもの」のメタファーとして機能している。ニースやムラサキたちは能力を当然のものとして使っているが、その「当然」が誰かにとっては絶対に届かない天井だった。アートというキャラクターが背負っているのはそこで、神谷浩史がそれをどう演じているかというと、怒りを表に出さずに内側にしまいこむ、あの静かさで全部やっている。怒鳴らないし泣かない。それが余計に怖い。

岡本信彦演じるセオのほうが感情を表に出すタイプで、そのコントラストがまたうまくできている。ミニマムを持たない側の人間として序盤から描かれているのに、どこか能天気に見えるあの感じ——2周目に見るとそれが演技だったと分かって、岡本信彦の芝居の設計に気づく。

「持てなかった怒り」を悪として断罪するだけの話ではないのがこの作品の誠実なところで、アートが追い詰められた過程には、社会の構造的な問題が透けて見える。特別な能力を持つ者が組織されて管理されていくという設定は、能力者の学校・機関というSF的フォーマットを使いつつも、「選ばれなかった者はどこに行けばいいのか」という問いを最後まで手放さない。

この問いに対してハマトラは明確な答えを出さない。それが視聴後に何かひっかかりとして残る理由だと思っていて、すっきり終わらないもどかしさは欠点ではなく、この作品が誠実であることの証明だと思っている。

特に刺さったシーン

終盤、アートとニースが対峙する場面。ずっと「友人だったはずの二人」として描かれてきた関係が、取り返しのつかない場所まで来てしまったと分かる瞬間がある。神谷浩史の芝居がここで本当にえぐくて、セリフを少なくすることで感情の密度を上げている。「何も言わないほうが伝わる」という演技の教科書みたいな場面で、画面をじっと見ながら息をとめていたのを覚えている。

花江夏樹が演じる豊崎シンジは序盤はほぼコメディ担当なんだけど、中盤以降にキャラクターの輪郭が変わる。あの落差を花江夏樹がやると、笑えたシーンの印象が上書きされて怖くなる。「声の引き出しが多い」という言葉が一番似合う使われ方をしている。

逢坂良太のナイスは全体的においしいポジションで、コメディパートで画面を持っていくときの軽さと、シリアスシーンで急に重くなるときの切り替えが気持ちいい。江口拓也のマオも、チームのグルーとして機能しているキャラクターをちゃんとそれらしく支えていて、主役でないキャストが全体を底上げしている作品だと感じた。

読んで見たくなったら——『ハマトラ THE ANIMATION』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「才能や生まれで決まってしまうこと」に対して何らかの感情を持っている人
  • 序盤はゆっくり見て、中盤以降に一気に引き込まれるタイプの作品が好きな人
  • 複数のキャラクターが並列で動くアンサンブルドラマが得意な人
  • 神谷浩史の「静かな狂気」系の芝居が好きな人は確実に刺さる
  • 2周目に発見があるタイプの作品を好んで見る人

合わない人

  • 序盤のコメディトーンと後半のシリアスの落差が苦手な人(温度差は結構ある)
  • キャラクターが多いので、全員の関係性を把握するまでに疲れる人には向かない
  • 答えをきれいに出してくれる話が好きな人には後味がもやっとするかもしれない
  • 2期(Re:␣ハマトラ)まで含めてのボリュームを考えると、途中でやめる選択肢も正直ある

次に見るなら

デュラララ!!——横浜ではなく池袋だが、「特殊な能力・事情を持つ人間たちが交差するアンサンブル群像劇」というフォーマットが近い。複数視点で構造が見えてくる快感と、キャラクターへの愛着の積み上げ方がよく似ている。ハマトラが好きなら間違いなく合う。

DARKER THAN BLACK -黒の契約者-——「契約によって特殊能力を持つ者」という設定と、その能力を持つことの孤独や代償を正面から描いている点でテーマが重なる。こちらのほうがよりハードでシリアスなトーンなので、ハマトラの後半の雰囲気が好きなら次に見るべき作品。

バディ・コンプレックス——これは雰囲気は違うが、「二人の関係性が軸になっているアクション」という点で。ハマトラでニースとムラサキのコンビに惹かれた人には、相棒ものとしてのカタルシスがここにもある。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ—¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix—¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu—¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+—¥1,250〜(税込)なし500+

『ハマトラ THE ANIMATION』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。いずれも見放題プランに対応しており、続編『Re:␣ハマトラ』も合わせて一気見しやすい環境が整っています。まずは気軽に第1話から横浜の探偵たちの活躍を追いかけてみてください。

よくある質問

Q. ハマトラは全何話ですか?
A. 第1期『ハマトラ THE ANIMATION』は全13話です。続編『Re:␣ハマトラ』も全13話で制作されており、合計26話で完結します。
Q. 続編『Re:␣ハマトラ』を見る前に1期を見る必要はありますか?
A. はい、1期から視聴することを強くおすすめします。キャラクターの関係性や伏線が続編に直結しており、1期未視聴では物語の核心部分が理解しづらくなります。
Q. どんな人におすすめの作品ですか?
A. 能力バトルとミステリーが好きな方、横浜を舞台にしたスタイリッシュな世界観が好きな方におすすめです。コメディも多いため、重すぎない雰囲気で楽しみたい方にも向いています。
Q. ハマトラはゲームやマンガ原作ですか?
A. アニメがオリジナル企画として先行し、マンガや小説などのメディアミックス展開も行われた作品です。特定のゲームや漫画の原作アニメ化ではありません。

まとめ

『ハマトラ THE ANIMATION』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。いずれも見放題プランに対応しており、続編『Re:␣ハマトラ』も合わせて一気見しやすい環境が整っています。まずは気軽に第1話から横浜の探偵たちの活躍を追いかけてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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