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頭文字〈イニシャル〉D Fifth Stage
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 14話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | SynergySP |
神聖なストリート走行の地、神奈川を舞台に、藤原拓海が伝説的な八六ロクを操り、再び驚異的なドライビングテクニックを披露する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ダウンヒルの天才ドライバー・藤原拓海と、アップヒルを担う高橋啓介が所属する最強の遠征チーム「プロジェクトD」。その遠征の舞台はついに神奈川へと移ります。各地のコースを攻略してきた彼らの前に立ちはだかるのは、地元を知り尽くした手強いドライバーたち。拓海は伝説の愛車・ハチロク(AE86)を駆り、これまで培ってきたテクニックと走りへの探求心を武器に、新たなライバルとの白熱したバトルへ挑みます。神聖なストリートを舞台に、限界を超えていくドライビングの真髄が描かれる人気シリーズの第5期です。みどころ・魅力
① さらに進化した拓海のドライビング
シリーズを重ねるごとに成長してきた藤原拓海の走りは、第5期で円熟の域へ。旧型のハチロクで最新の高性能車と渡り合う姿は、テクニックと度胸の結晶です。コーナーごとに繰り出される攻めの走りから目が離せません。② 神奈川を舞台にした手強いライバルたち
プロジェクトD遠征の舞台は神奈川へ。地元のコースを熟知した個性豊かなドライバーたちが次々と登場します。それぞれに信念とスタイルを持つ強敵との対戦は、勝敗の行方が読めず緊張感たっぷりです。③ 疾走感あふれる映像とサウンド
峠を駆け抜けるマシンの迫力ある描写と、シリーズの代名詞であるユーロビートが融合し、独特の高揚感を生み出します。ドリフトやライン取りの駆け引きが手に汗握る臨場感で描かれ、レースアニメとしての完成度の高さを堪能できます。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 橋本みつお |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 佐藤正樹 |
| 音楽 | 梅堀淳 |
| 美術監督 | 坂本信人 |
| 音響監督 | 三間雅文 |
| OP | m.o.v.e「Raise Up」 |
| ED | クラッチョ「Flyleaf」 |
| ED | m.o.v.e「夕愁想花」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
車のことは何ひとつわからない。MTとATの違いを説明しろと言われたら詰まる人間だ。それでも「イニD」という三文字だけは、なぜか脳に住みついていた。世代的にすれ違ってきた看板みたいなもので、中身を知らないのに名前だけは知っている、あの居心地の悪さ。重い腰を上げて見ようとしたら、まず配信がどこにもない。そこで一回つまずいた。結局ディスクを引っぱり出して見始めたら、車の知識がゼロでも普通に引きずり込まれた。最初は「峠を下りるだけの話でしょ」と高をくくっていたのに、2周目には登場人物の呼吸の速さで勝敗を察するようになっていた。わからないまま、わかってしまう。そういう作品だった。
速さの正体は、ハンドルじゃなく「降りたあとの顔」に出る
Fifth Stageは、シリーズも終盤に差しかかったあたりの話だ。藤原拓海と高橋啓介がプロジェクトDとして各地に乗り込み、その土地で名を上げた走り屋と一本ずつ潰していく。構造だけ取り出すと、ひたすら勝って進む勝ち抜き戦に見える。実際そうなんだけど、見ているうちに、これは速さの話というより「自分が何者かをどう受け入れるか」の話なんじゃないかと思えてきた。
車の性能差、コースの相性、天候。条件は毎回違うのに、勝負を分けるのは決まって人間側の揺らぎだ。格上を前にして縮こまるか、格下相手に油断するか。三木眞一郎が声を当てる拓海は、その揺らぎがほとんどない。淡々としすぎていて、最初は感情が薄い主人公に見える。でも何度か見ると、あの平熱こそが彼の到達点なんだとわかってくる。速いから動じないんじゃなくて、動じないから速い。順番が逆なのだ。
対して、敗れていく相手側の描写がいい。負けた人間がレース後にどんな顔をするか——ここに各話の本当の主題が詰まっている。プライドを折られて終わる者もいれば、折られたことで初めて前に進む者もいる。勝者である拓海と啓介は、その通過点として通り過ぎていくだけ。つまりこの作品、主役が一番勝っているのに、感情のドラマは敗者の側で起きている。単なる無敵の俺TUEEE譚ではなく、負けることの作法をひたすら描いた群像劇として見たとき、急に解像度が上がった。車がわからない人間でも刺さるのは、たぶんここだ。ハンドルの先じゃなく、降りたあとの顔を撮っている。
特に刺さったシーン
細かいシーン名を挙げる資格は、正直この作品に関してはない。コーナーの名前を言われてもわからないからだ。でも、終盤の競り合いで子安武人が高橋涼介として静かに状況を読み解いていく場面、あそこの声の温度には背筋が伸びた。涼介はコースに立たない。データと言葉で弟たちを走らせる頭脳役で、子安の抑えた低音が「この人がいるから勝てる」という安心感そのものになっている。熱くなりすぎないのが逆に怖い。
もうひとつ、序盤の格上ドライバーとの対戦で、関智一の啓介が悔しさをそのまま声に乗せる瞬間。拓海の平熱とちょうど対になっていて、兄弟でも涼介でもない、感情をむき出しにする役回りを関智一が一手に引き受けている。ここで啓介が吠えるから、拓海の静けさが効く。声の配分が設計されているのを感じて、思わず巻き戻した。車はわからなくても、人の声は嘘をつかない。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。TSUTAYA DISCASの30日間無料トライアルでレンタル代ゼロで見れる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 勝負ものを「勝つ側」より「負ける側の表情」で味わいたい人
- 車の知識ゼロでも、淡々とした主人公の凄みを読み取るのが好きな人
- シリーズを追ってきて、終盤の到達点を見届けたい人
- 子安武人・関智一・三木眞一郎の声の掛け合いを浴びたい人
合わない人
- 主人公が苦戦してハラハラする展開を求めている人(基本、勝つ)
- 1作目から順に追わず、ここだけ単体で見ようとしている人
- CGの作画タッチに乗れないと、最後まで気になってしまう人
次に見るなら
静かな主人公が一線級と渡り合う緊張感が好きなら、頭文字D Final Stageへそのまま進むのが筋。Fifth Stageで積み上がった因縁が、最後にきっちり回収される。終わりまで見届けてやっと一本の話になる。
「専門知識がわからなくても勝負の駆け引きに引き込まれる」感覚が刺さったなら、ばくおん!!もいい。題材はバイクで毛色は軽いけれど、乗り物に乗る人間の業をちゃんと描いている。肩の力を抜いて隣に置ける一本。
負ける側のドラマに惹かれたなら、競技は違うがちはやふるを勧めたい。勝ち負けの先にある「その人が何を抱えて立っているか」を、Fifth Stageと同じ目線で撮っている作品だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
本作の配信状況については、現時点で確定している配信サービスの情報がありません。視聴を希望される場合は、各配信サービスの最新ラインナップや公式情報をご確認いただくのが確実です。配信状況は時期によって変わることもありますので、こまめにチェックしてみてください。