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老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます
| 放送年 | 2023年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Felix Film |
18歳の深月は、幼い顔立ちと小柄な体格から中学生に間違われることが多い。両親と兄を同時に事故で失い、世界にたった一人取り残される。家族を失った衝撃から大学入試に失敗する。彼女の両親の保険金を狙う人物たちが現れ、彼女は危険な状況に直面する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
18歳の山野辺深月は、幼い顔立ちと小柄な体格から実年齢より幼く見られがちな少女。ある日、両親と兄を事故で同時に失い、天涯孤独の身となってしまう。深い悲しみのさなか、彼女は現代日本と異世界を自由に行き来できる不思議な力に目覚める。生涯にわたって安心して暮らすため、深月が掲げた目標は「金貨8万枚」を貯めること。現代の知識と商品を武器に、彼女は二つの世界を股にかけた壮大なお金稼ぎへと乗り出していく。果たして深月は、夢の老後資金を貯めることができるのか。
みどころ・魅力
① 二つの世界を行き来する痛快な異世界商売
深月が現代日本と異世界を自由に往復し、知識や商品を活かしてお金を稼いでいく過程が痛快。現代では当たり前のものが異世界では大きな価値を生み、機転を利かせた商売の数々が物語を牽引する。一攫千金を狙うワクワク感がたまらない魅力です。
② 小柄なヒロイン・深月の頼もしい成長
中学生に間違われるほど幼く見える深月だが、その内面は意外なほど芯が強い。家族を失った悲しみを乗り越え、自らの足で人生を切り拓いていく姿が頼もしい。コミカルさの中に、確かな成長物語がしっかりと描かれているのも見どころです。
③ コメディと人情が織りなす温かな世界観
ドタバタとしたコメディ要素が全開でありながら、異世界で出会う人々との交流には心温まる人情味がある。深月を取り巻くキャラクターたちも個性豊かで、肩肘張らずに笑って楽しめる日常系ファンタジーとして、安心して観られる一作です。
キャスト・声優一覧























スタッフ
| 監督 | 玉田博 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 稲荷明比古 |
| 原作 | FUNA |
| 原案キャラデザ | 東西、モトエ恵介 |
| キャラクターデザイン | 福地友樹 |
| OP | 前田佳織里「光ったコインが示す方」 |
| ED | YABI×YABI「やっぱりエコノミー」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルで完全に油断していた。「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」。長い。説明しすぎ。この手の手数の多いタイトルは中身がスカスカなことが多い、と高をくくって再生ボタンを押した。最初の数分は予想どおりで、「ああ、やっぱり軽いやつね」と納得しながら流し見していた。引っかかったのは2回目だ。主人公が老後資金として掲げる金額が、なんとなくの「いっぱい」ではなく8万枚という妙に区切りの悪い数字で固定されている。そこに気づいてから作品の見え方が変わった。ゆるい日常モノの顔をして、実はかなり計算ずくのキャラクターの話だったのか、と。8万枚という数字の、ゆるさではなく「こわさ」について
異世界転生モノで「のんびり暮らします」を掲げる作品はもう数えきれない。たいていは数字を出さない。「お金に困らない程度に」とか「気ままに」とか、ふわっとさせておく。この作品が他と違うのは、ゴールに8万枚という具体的な桁を据えたところだ。最初に見たときは聞き流していたが、考えるほど引っかかる。8万。7万でも10万でもなく、8万。誰かが現実の物価と寿命と必要経費を逆算して弾き出したような、やけに生活臭のある数字なのだ。ここで感じたのは「ゆるさ」ではなく、軽い不気味さだった。この主人公は転生先でもまったく安心していない。剣も魔法も手に入る世界で、彼女が真っ先に組み立てるのは老後の収支計画だ。異世界に来てまで、まだ将来の自分を心配している。その姿は、コメディの皮をかぶった現代人の不安そのものに見えた。年金がどうとか、貯蓄がいくらあれば安心だとか、私たちが現実で延々とやっている計算を、彼女は剣と魔法の世界にまるごと持ち込んでしまっている。
だからこの作品は、単なるスローライフ異世界モノではなく、「安心したいのに安心しきれない人間」の話として読める。8万枚貯めれば本当に安心なのか。たぶん貯めたら貯めたで、次は9万、10万と言い出すんじゃないか——そういう疑いまで込みで、この数字は効いている。笑いながら見ているのに、どこかで自分の通帳残高を思い出してしまう。計画的すぎるキャラクターは、見ているこちらの計画性のなさを静かに照らしてくる。そこがこわい。
特に刺さったシーン
序盤、主人公が初めて大きな取り引きに踏み込むあたり。表向きは可愛らしい見た目の少女が、金勘定になると一瞬だけ目つきが変わる。あの温度差で笑った。周囲の大人が振り回されていくんだけど、その筆頭が上田燿司の演じるライナー子爵で、威厳のある低い声がだんだん困惑に傾いていく芝居がうまい。三石琴乃のアマーリアは、こういう年長の女性に不思議な包容力を乗せてきて、主人公の暴走を受け止める軸になっている。個人的にいちばん耳を持っていかれたのは、福山潤が演じる山野剛史まわりのやり取りだ。福山潤は声色の引き出しが多い人で、軽い掛け合いの中にふっと芯の通った音を混ぜてくる。テンポの速い会話劇なのに、彼の台詞だけ妙に記憶に残った。明坂聡美のイリス・フォン・ボーゼス、石原夏織のアデレートが絡む賑やかな場面も、声の重ね方が気持ちよくて、何度か巻き戻した。作画やストーリーより先に、まず声の座組みで引っ張ってくる作品だと思う。
読んで見たくなったら——『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 異世界に来てまで現実的なお金の話をするキャラクターに、なぜか親近感を覚える人
- 派手な戦闘より、ゆるい掛け合いと声優の芝居でだらだら見ていたい人
- 主人公の見た目と中身のギャップで笑える人
合わない人
- 異世界モノに王道の冒険や強敵とのバトルを求めている人
- テンポの速いコメディより、重厚なドラマやシリアスな展開を見たい人
- 主人公が終始損得勘定で動くのを、ドライに感じてしまう人
次に見るなら
お金と理屈が絡む異世界が好きなら狼と香辛料。行商人と賢狼が利ザヤや為替の話で延々と盛り上がる、経済が主役の異世界モノで、数字で世界を見る楽しさは8万枚の彼女と地続きだ。コツコツ積み上げる過程そのものを味わいたいなら本好きの下剋上。やりたいことのために手段を一個ずつ揃えていく主人公の計画性は、老後資金を逆算する感覚にどこか似ている。
ゆるい異世界の空気だけ浴びたいなら異世界食堂。事件らしい事件は起きないのに、毎回ちゃんと満たされて終わる。肩の力を抜いて見たい夜に効く一本だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの4つの配信サービスで視聴できます。いずれのサービスでも配信されているため、普段お使いのサービスからそのまま手軽に楽しめます。アニメ作品のラインナップが充実しているdアニメストアやU-NEXTなら、ほかの異世界ファンタジー作品とあわせてチェックするのもおすすめです。
よくある質問
まとめ
「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの4つの配信サービスで視聴できます。いずれのサービスでも配信されているため、普段お使いのサービスからそのまま手軽に楽しめます。アニメ作品のラインナップが充実しているdアニメストアやU-NEXTなら、ほかの異世界ファンタジー作品とあわせてチェックするのもおすすめです。
