戦闘員、派遣します!

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2021戦闘員、派遣します!

戦闘員、派遣します!

★ 3.4 / 5.0アクション冒険コメディセクシーファンタジーSF
放送年2021年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作ライトノベル
制作J.C.STAFF

キサラギ社が世界征服の次は星間征服を目指す。その任務を託されたのは、ランダムに選ばれた下っ端戦闘員シックスと、アンドロイドパートナーのアリス。彼らは魔法世界を支配する計画を進めるが、その道は険しい。魔王の軍勢も独自の邪悪な計画を進めており、二人の出世の道は障害だらけなのだ。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

宇宙規模での征服を目論む秘密結社キサラギは、下っ端戦闘員シックスと高性能アンドロイドのアリスを異世界へ送り込む。ふたりが降り立ったのは魔法が息づくファンタジー世界。そこではすでに魔王軍が猛威を振るっており、王国の存亡さえ脅かされていた。シックスは地球仕込みの邪悪な発想と持ち前の図太さを武器に、魔王軍との戦いに巻き込まれながらも着々と悪の組織の足場を築いていく。出世欲と打算まみれの主人公が、なぜか世界の命運を握ることになるドタバタコメディ。

みどころ・魅力

① 「悪の組織の下っ端」という異色すぎる主人公設定

正義の味方でも勇者でもなく、邪悪な秘密結社の戦闘員として異世界に乗り込むという設定が新鮮。善意ゼロ・下心マックスのシックスが放つ言動は突き抜けていて、従来の異世界ファンタジーへのアンチテーゼとして爽快感がある。ツッコミ役のアリスとの掛け合いも絶妙。

② キサラギ幹部たちとの濃すぎるリモートやり取り

個性爆発のキサラギ幹部陣が地球からリモートで指示を飛ばしてくる場面は、本作ならではの笑いどころ。現場無視の無茶振りに翻弄されるシックスの姿がコメディの核心。組織とフィールドのギャップがテンポよく描かれ、飽きのこない構成になっている。

③ ギャグと本格バトルが共存するバランス感

コメディ色が強い一方で、魔王軍との戦闘シーンはしっかりアクションとして見応えがある。ギャグで笑わせつつも要所で熱い展開を挟む構成は、単なるパロディに終わらない作品としての底力を感じさせる。シリアスとコメディの切り替えのメリハリが心地よい。

キャスト・声優一覧

戦闘員六号
戦闘員六号
メイン
白井悠介
キサラギ=アリス
キサラギ=アリス
メイン
富田美憂
スノウ
スノウ
メイン
菊池紗矢香
グリム
グリム
メイン
髙橋ミナミ
ロゼ
ロゼ
メイン
村上奈津実
ティリス
ティリス
サブ
前田佳織里
ベリアル
ベリアル
サブ
日高里菜
アスタロト
アスタロト
サブ
渡部紗弓
リリス
リリス
サブ
石原夏織
モケモケ
モケモケ
サブ
久野美咲
大悪魔
大悪魔
サブ
市道真央

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スタッフ

監督赤城博昭
シリーズ構成菅原雪絵
原作暁なつめ
原案キャラデザランタンカカオ
キャラクターデザイン諏訪壮大
音楽甲田雅人
美術監督杉本智美
音響監督岩浪美和
OP伊藤美来「No.6」
ED村上奈津実「No.6」
ED富田美憂「Home Sweet Home」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「このすば」の暁なつめ原作、というだけで見た。それ以上でも以下でもない動機だった。正直、期待値の設定を盛大に間違えた。あの絶妙な「負け犬の勝利」感、カズマとめぐみんたちの空気感を期待して再生ボタンを押したら、全然ちがう質感の話が始まった。

最初の数話は「あー、これ別物だ」という軽いがっかりを引きずりながら見ていた。シックスというキャラクターがカズマよりだいぶ屈折していて、笑いの転がし方が荒削りな印象。でも2周目に入ったとき、そういう比較をやめると普通に楽しめることに気づいた。このすばとは別の角度で「悪役側から見た世界征服コメディ」をやろうとしていて、その志は本物なのだ。刺さり方は違うけれど、見てよかったとは思っている。

「悪の組織の下っ端」が主人公のとき、正義と悪の区別は消える

この作品の面白さの核心は、主人公のシックスが純粋な悪人でも純粋な善人でもないところだと思う。彼はキサラギという「悪の組織」の戦闘員として異世界に送り込まれるが、魔王軍という別の悪とぶつかる構図になることで、物語は自動的に「悪vs悪」か「悪vs悪vs人間」という三角関係に落ち着く。

ここが「このすば」との最大の違いだ。このすばはどこか「善意あるダメ人間たち」の話だったが、戦闘員は出発点が「悪の組織の工作員」なので、主人公が正義の味方に収束していくたびに「あれ、どこかで本来の目標を忘れてないか」という奇妙な笑いが生まれる。ローズや六号を見ていると、キサラギの世界征服計画が進むほど、なぜかその星の人たちと仲良くなっていくというねじれが積み重なっていく。

富田美憂が声を当てるキサラギ=アリスというキャラクターが、この構造のカギだと思う。完璧なアンドロイドでありながらどこか人間くさい感情が滲む演技で、「悪の組織の兵器」という立場と「相棒」としての存在感が矛盾なく同居している。富田美憂はこういう「スペックは高いが感情の温度が読みにくい」キャラクターをやらせると本当にうまい。

日高里菜演じるベリアルはいわゆる「使えない敵」ポジションだが、このキャラクターの扱いにこそ作品の方向性が出ている。強そうで弱い、悪そうで小物、なのになぜか憎めないという設定は、結局のところ「悪の組織も魔王軍も大差ない」というメタ的なテーゼを体現している。日高里菜のコメディセンス——あの「やっちまった感」が声に出る瞬間——が、このキャラクターの生命線だ。

作品全体として「悪役サイドを主人公にするとき、善悪の境界線自体がギャグになる」という一点において、それなりに貫徹した作品だと思う。ただその貫徹度がこのすばほど高くないのが正直なところで、ギャグとシリアスの配分や、キャラクターの魅力の引き出し方に粗さが残った。

特に刺さったシーン

市道真央が演じる大悪魔のシーンが出てくるたびに、少し姿勢を正して見直した。市道真央という人は「威厳があるのに滑稽」という役どころを195本のキャリアで磨き上げていて、このキャラクターでもその芸が遺憾なく発揮されている。大悪魔が登場する序盤の交渉シーン、あの「本来なら格上なのに状況に振り回されている」感じの声のトーンが絶妙で、2回目に見たとき初見より3割増しで好きになった。

久野美咲のモケモケも、使い方がうまい回とそうでない回の差があるけれど、うまい回のモケモケはずるいくらいかわいい。声優の演技で「生き物感」を出すのは技術のいる仕事だが、久野美咲はそれを息継ぎの粒度で調整している感じがある。

終盤に向かうにつれてシックスとアリスの関係性に少しだけ温度が出てくる展開があって、そこは「コメディの皮を被った相棒もの」としての面白さが出ていた。もう少しそっちに振ってくれてもよかった、と思いながら最終話を見終えた。

読んで見たくなったら——『戦闘員、派遣します!』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「このすば」が好きで、原作者の別作品も追いたい人
  • 異世界コメディにおいて「主人公が善人じゃない」設定を求めている人
  • 日高里菜富田美憂のコメディ演技が好きな人
  • セクシー描写があっても気にならない人(というか、それも込みで楽しめる人)
  • 世界征服・悪の組織ネタを一周して「様式美として笑える」人

合わない人

  • 「このすば」の温度感を期待して見ると、確実にずれを感じる
  • ギャグとシリアスの継ぎ目がはっきりした作品を好む人(この作品は少し雑然としている)
  • ファンサービス的なシーンが繰り返し出てくることに冷める人
  • 主人公の人格に最低限の好感を持てないと乗れない人(シックスは割り切りが必要)

次に見るなら

この素晴らしい世界に祝福を!——同じ原作者の「本家」。ダメ人間たちの異世界コメディとして完成度が高く、戦闘員を見た後に逆輸入で見ると、暁なつめの作家性がどう機能するかがよくわかる。笑いの精度は圧倒的にこちらが上。

慎重勇者〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜——異世界コメディでありながら終盤に感情を揺さぶる構成を持つ作品。シックスとアリスの相棒感に少し乗れた人なら、こちらのキャラクター関係の温度感は刺さると思う。

はたらく魔王さま!——魔王側を主人公にした「悪役の日常コメディ」の元祖格。戦闘員の「悪の組織が善いことをしてしまう」ねじれを別角度で楽しみたいなら、こちらの方が笑いのテンポが整理されていて見やすい。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

「戦闘員、派遣します!」は現在、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴可能です。サブスクサービスを利用していれば追加料金なしで楽しめる環境が整っており、全話一気見にも適しています。気になる方はまず無料期間を活用してみるのがおすすめです。

よくある質問

Q. 原作は小説ですか?漫画ですか?
A. 原作は暁なつめ氏によるライトノベル(角川スニーカー文庫刊)です。同作者の「このすば」と世界観を共有しており、ファンには嬉しいリンクも描かれています。
Q. 「このすば」を見ていないと楽しめませんか?
A. 本作単体でも十分楽しめます。「このすば」との共通点はあくまでファンへのボーナス要素。知らなくてもストーリーの理解や笑いへの支障はありません。
Q. 全何話ですか?続編はありますか?
A. TVアニメ第1期は全12話(2021年放送)です。2026年5月時点で続編アニメの正式発表はなく、続きは原作小説・コミカライズで楽しむことができます。
Q. どんな人に向いている作品ですか?
A. 異世界ファンタジーのお約束をひっくり返すコメディが好きな方や、「このすば」のようなバカップルコンビの掛け合いが好きな方に特におすすめです。

まとめ

「戦闘員、派遣します!」は現在、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴可能です。サブスクサービスを利用していれば追加料金なしで楽しめる環境が整っており、全話一気見にも適しています。気になる方はまず無料期間を活用してみるのがおすすめです。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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