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ストライク・ザ・ブラッド ヴァルキュリアの王国編
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 2話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | SILVER LINK. |
コジョウとユキナが学校へ向かっていると、ラ・フォーリアが誰かに追われているのを見つける。ユキナは彼女を追う巨漢と剣を交えるが、ラ・フォーリアが衝撃の発言をする。「父上、こちらが第四真祖・暁古城です。私の最初の…!」ラ・フォーリアの父ルカスは彼女に結婚相手を決めるよう告げており、ラ・フォーリアはコジョウを選んだのだった。
作品概要・あらすじ
あらすじ
登校途中の暁古城と姫柊雪菜は、何者かに追われるアルディギア王国の王女ラ・フォーリアと偶然出くわす。彼女を追う巨漢と雪菜が剣を交えるなか、ラ・フォーリアは衝撃の言葉を口にする。「父上、こちらが第四真祖・暁古城です。私の最初の…!」——彼女の父である国王ルカスは、娘に自らの結婚相手を決めるよう命じていた。そしてラ・フォーリアが選んだ相手こそ、第四真祖である古城だったのだ。王国を巻き込んだ思わぬ騒動が、いつもの日常を一変させていく。
みどころ・魅力
① 王女ラ・フォーリアが主役級に活躍する番外編
本編では脇を固めることの多いラ・フォーリアが、物語の中心に立つOVA。彼女の「古城を結婚相手に選ぶ」という大胆な行動が一気に騒動を引き起こし、普段とは違う一面とその魅力をたっぷり堪能できる構成になっています。
② アルディギア王国を舞台にしたスケールの大きな展開
舞台が王国へと移ることで、王位継承や政略結婚といった国家規模の事情が絡み合います。いつもの絃神島とは異なる緊張感のある背景設定が、シリーズに新たな広がりを与えてくれる見どころです。
③ アクションとセクシー要素を両立した王道のサービス回
剣戟を交えたスピード感あるバトルと、ストブラらしいセクシーな演出を両立。シリアスとお色気のバランスが取れた展開で、ファンが求める要素をしっかり押さえたOVAに仕上がっています。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| OP | 井口裕香「リトルチャームファング」 |
|---|---|
| ED | 分島花音「君はソレイユ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、何編まで出ているのかもう数えるのをやめた。ストブラのOVAは気づくと新しいのが配信されていて、「これ前に見たやつだっけ?」と確認しながら追っている。ヴァルキュリアの王国編も、最初は「また古城がトラブルに巻き込まれるやつね」くらいの軽い気持ちで再生した。ところが序盤、ラ・フォーリアが放つ例の一言で姿勢を正すことになる。これは新規が入口にする作品ではなく、TV版とこれまでのOVAを通ってきた人間に向けた補完エピソードだ。1回目はテンポの速さに流されて見ていたが、2回目に見返すと、この短い尺にシリーズの美味しいところが妙に凝縮されているのに気づく。本編を追った人へのご褒美みたいな一本だった。
「選んだ」のはラ・フォーリアで、古城はいつも選ばれる側だ
この編の核は、王国だの政略結婚だのという仰々しい設定そのものではない。むしろ古城という男が、物語の中で一度も自分から選んでいない、という事実をあらためて突きつけてくる点にある。第四真祖——理屈の上では世界を割れるほどの力を持つ存在が、恋愛のこととなると徹底して受け身だ。ラ・フォーリアが「私が選んだ」と宣言した瞬間、いつもの構図がくっきり浮かび上がる。求婚する側とされる側、選ぶ側と選ばれる側。古城は常に後者に置かれている。
面白いのは、ラ・フォーリアがそこに自覚的なことだ。彼女は王女で、父から相手を決めろと命じられた立場、つまり本来なら「選ばれるのを待つ」側にいてもおかしくない。それを蹴って、自分から指名しに来た。受け身の古城と、能動的な王女。この反転がこの編の背骨になっている。
セクシー方面のサービスやアクションは派手に乗っかってくるけれど、その下でちゃんと、誰が誰を選ぶのかという問いが転がっている。単なるお祭り回として消費するには、この構造はもったいない。シリーズを全部追った上で見ると、古城の「選べなさ」がギャグでありながら、彼の優しさと裏表なのも見えてくる。力はあるのに踏み込まない。それを欠点と取るか美点と取るかで、この作品の温度はだいぶ変わる。王国編というタイトルの大きさに対して、描かれているのは案外、一人の男の小さな腰の引け方なのだ。
特に刺さったシーン
序盤、雪菜が追っ手の巨漢と得物を交える場面。短い導入のはずなのに、槍を握り直すときの彼女の構えに迷いがなくて、剣巫としての本分はここなんだよなと毎回思い出す。アクションそのものは尺の都合で短いけれど、刃を合わせたときの重さの表現は手を抜いていない。そして何より、その直後にラ・フォーリアが落とす爆弾発言。「私の最初の——」で空気が固まる、あの間の悪さ。
ここで効いてくるのが細谷佳正の古城だ。第四真祖の威厳なんてどこにもない、状況に置いていかれた男の素っ頓狂な反応を、声が裏返る一歩手前の絶妙なラインで出してくる。力の化け物が、恋愛の話になると途端にただの高校生に戻る——その落差を、細谷の芝居がほんの数秒で成立させてしまう。思わず巻き戻して、もう一度あの「は?」みたいな声を聞いた。脇の音も安定していて、瀬戸麻沙美の浅葱や金元寿子の那月がいつもの温度でそこにいるだけで、この非日常がちゃんとストブラの日常に接続される。井口裕香のアスタルテの硬質な声も相変わらず良い異物感で、シリーズ全体で言えば能登麻美子のポリフォニアあたりまで含めて、この作品の音の厚みは安定して高い。
読んで見たくなったら——『ストライク・ザ・ブラッド ヴァルキュリアの王国編』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TV版とこれまでのOVAを追ってきて、古城たちの関係性が頭に入っている人
- 強すぎる主人公が恋愛だけポンコツ、という落差を愛せる人
- アクションとサービス、両方ほどよく欲しい欲張りな人
- ラ・フォーリアの押しの強さを「いいぞもっとやれ」と思える人
合わない人
- シリーズ未見で、いきなりこのOVAから入ろうとしている人
- セクシー方面の演出が画面に乗るのが苦手な人
- ハーレム構造そのものに食傷している人
- 短い尺できっちり起承転結が完結することを求める人
次に見るなら
とある魔術の禁書目録が好きなら、こちらの空気はかなり近い。能力と異能がぶつかる学園バトルに、賑やかなヒロイン陣。ついでに言うと、アスタルテ役の井口裕香がインデックスを演じているので、声でつながる楽しみもある。
主人公が桁外れに強いのに巻き込まれ体質、という構造が好きならハイスクールD×D。サービス精神とバトルの振り幅はストブラと同じ畑で、勢いで押し切る潔さがある。
ヒロインたちが次々と主人公の周りに集まってくる賑やかさを楽しみたいならデート・ア・ライブ。こちらは「攻略」が物語の軸になっていて、選ぶ/選ばれるの構図を別の角度から眺められる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「ストライク・ザ・ブラッド ヴァルキュリアの王国編」は、現在dアニメストアで視聴することができます。アニメ作品を幅広く扱う配信サービスなので、本編シリーズとあわせて一気に楽しみたい方にもおすすめです。気になった方はぜひdアニメストアでチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
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