おとめ妖怪 ざくろ

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2010おとめ妖怪 ざくろ

おとめ妖怪 ざくろ

★ 3.5 / 5.0ラブコメ超自然
放送年2010年
フォーマットTVアニメ
話数13話
原作漫画
制作J.C.STAFF

西洋化時代、人間と精霊が共存していた。日本の近代化が始まり、国の精霊に関わる謎の事件を解決するため、精霊省が設立される。この省には人間界と精霊界の代表者が所属している。ザクロ、スススキホタル、ボンボリ、ホヅキは全員半精霊であり、二等兵曹と相棒になる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

文明開化の時代、人と精霊(あやかし)が隣り合って暮らす日本。急速な西洋化が進むなか、精霊にまつわる怪事件に対処するため、人間界と精霊界の代表が集う「精霊省」が設けられる。気が強く西洋嫌いのザクロをはじめ、すすきほたる、雪洞(ぼんぼり)、鬼灯(ほおずき)といった半精霊の少女たちは、それぞれ二等兵曹の青年と相棒のコンビを組み、任務にあたることになった。文化の違いや価値観の衝突に戸惑いながらも、少女と青年たちは事件を共に乗り越えるなかで少しずつ距離を縮めていく。和の情緒とほのかな恋心が彩る、あやかしロマンス物語。

みどころ・魅力

① レトロモダンな世界観と美しい和の意匠

文明開化の空気感と、あやかしが息づく幻想世界が融合した独特の舞台設定が魅力です。原作者・星野リリーの繊細で華やかなデザインを生かした着物や背景の作り込みが、画面全体に上品で艶やかな彩りを添えています。和洋が入り混じる雰囲気そのものが見どころです。

② 半妖の少女と軍人による凸凹コンビ

勝ち気なザクロと、妖怪が苦手なのに精霊省に配属された青年・総角をはじめ、性格の異なる少女と青年たちがペアを組む構図が物語の軸。最初はぶつかり合いながらも、任務を重ねるうちに芽生える信頼と淡い恋模様が、甘酸っぱく丁寧に描かれます。

③ 笑いと切なさが同居するドラマ

コミカルな掛け合いで楽しませる一方、人と精霊の関係や互いへの偏見、それぞれが抱える過去といったシリアスな主題にも踏み込む構成です。クスッと笑える場面と胸を打つ展開のバランスがよく、ただのラブコメに留まらない余韻を残してくれます。

キャスト・声優一覧

薄蛍
薄蛍
メイン
花澤香菜
鬼灯
鬼灯
メイン
堀江由衣
西王母桃
西王母桃
メイン
中原麻衣
芳野葛利劔
芳野葛利劔
メイン
日野聡
総角景
総角景
メイン
櫻井孝宏
雪洞
雪洞
メイン
豊崎愛生
花桐丸竜
花桐丸竜
メイン
梶裕貴
恵永
恵永
サブ
森川智之
花楯鷹敏
花楯鷹敏
サブ
近藤孝行
桐
サブ
田村睦心
乱杭
乱杭
サブ
井上喜久子
桜
サブ
井口裕香

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スタッフ

監督今千秋
シリーズ構成岡田麿里
キャラクターデザイン長谷川眞也
音楽優 杉本
音響監督明田川仁
OPスフィア 「Moon Signal」
ED中原麻衣「初戀は柘榴色」
ED堀江由衣「純情マスカレイド」
ED梶裕貴「二人静」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

最初はタイトルの語呂だけで手を伸ばした。「おとめ妖怪ざくろ」、声に出すと妙に転がりがいい。中身を知らないまま、和風×妖怪×恋愛あたりだろうと当たりをつけて再生したら、画面いっぱいに大正めいた和洋折衷の色がなだれ込んできて、ああこれは見た目から作り込むやつだ、と座り直した。一回目は雰囲気に酔って終わった。二回目で、半妖の娘たちの笑顔の裏に刺さっている棘にようやく気づいた。かわいい絵面の下に、わりと冷たい話が沈んでいる。そのギャップで一気に引き戻されて、結局もう一周した。

和洋折衷の時代に、半分こぼれ落ちた者たちの居場所

この作品の背骨は、恋愛そのものよりも「半分であること」の居心地の悪さにある。人と妖の血を半分ずつ抱えたざくろたちは、どちらの世界からも全部の席を用意してもらえない。人間からは異物として遠ざけられ、妖の世界に戻りきることもできない。精霊省という、人と半妖を無理やり同じ机に着かせる仕組みは、共存の理想であると同時に、行き場のない者たちを一箇所に集めて見えるようにしただけの装置でもある。そこが残酷で、面白い。

背景に流れているのは、西洋化という名の「古いものの切り捨て」だ。洋装と和装が同じ画面に並び、新しい価値観が街を塗り替えていく裏で、妖という古いものは少しずつ居場所を失っていく。ざくろが人間を真っ直ぐに嫌うのは、わがままではなく、捨てられた側の痛みからきている。だから彼女が誰かに心を開く過程は、ただの恋ではなく、自分を半分しか認めてくれなかった世界と、それでももう一度握手するかどうかの話になる。単なる擬似ハーレム恋愛ものとして消費すると、この芯を取りこぼす。かわいさと礼装の華やかさで包んでいるぶん、内側の「受け入れられたい、でも怖い」という揺れが、いっそう生々しく見えてくる。

特に刺さったシーン

刺さったのは派手な戦いより、薄蛍がうまく言葉を継げずに、それでも何かを伝えようと口を動かす場面だった。花澤香菜の演技が絶妙で、どもりを単なる記号にせず、息の詰まり方ひとつで「言いたいのに言えない」体温を出してくる。序盤の、彼女が一歩を踏み出すかどうか迷う静かな展開で、思わずこちらまで呼吸を止めていた。

ざくろと景の距離の縮め方も丁寧だ。櫻井孝宏の景は、軽薄に見せておいて要所で芯を通す。終盤に向けて二人の関係が問い直される展開では、彼の声のトーンがほんの少し下がるだけで、ふざけた仮面の裏が見える。森川智之堀江由衣梶裕貴も含めて、声の座組みが画面の格式をきっちり支えていて、絵と音が同じ礼を尽くしている感じがあった。

読んで見たくなったら——『おとめ妖怪 ざくろ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 大正レトロ・和洋折衷の美術と衣装をただ眺めているだけで幸せになれる人
  • かわいい絵面の下に、疎外や居場所のテーマが沈んでいる話が好きな人
  • 声優の細かい芝居で関係の温度差を読み取るのが楽しい人

合わない人

  • スピード感のあるバトルや明快な勝敗を求めている人
  • 恋愛の進展がもっと直球で分かりやすく動いてほしい人
  • 1クールで全部きれいに畳む完結感を最優先する人

次に見るなら

半妖というだけで世界から半歩はじかれる感覚に惹かれたなら、妖狐×僕SS。妖の血を引く者たちの距離の詰め方と、コミカルさの裏のさみしさが地続きで楽しめる。
和風あやかしと、ほのかに芽生える情のやり取りが好きならかくりよの宿飯。あやかし相手に少しずつ間合いを縮めていく呼吸が近い。
妖と人のあいだに流れる、湿度のある情緒そのものを味わいたいなら夏目友人帳。派手さより、別れと受容を静かに積み上げる手つきが響く。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

「おとめ妖怪 ざくろ」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つの配信サービスで視聴できます。アニメに特化したdアニメストアをはじめ、幅広い作品をそろえるU-NEXTやDMM TVでも配信されているため、ご自身が使いやすいサービスを選んで楽しめます。気になった方は、これらのサービスでチェックしてみてください。

よくある質問

Q. おとめ妖怪 ざくろはどこで見られますか?
A. dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3サービスで配信されています。いずれもアニメ作品が充実しているので、すでに利用中のサービスがあればそのまま視聴できます。
Q. 全何話ですか?
A. テレビアニメ版は全13話で構成されています。1クール作品なので、まとめて一気に視聴しやすいボリュームです。
Q. 原作はありますか?
A. 星野リリーによる同名漫画が原作です。独特の世界観と美麗なキャラクターデザインで人気を集めた作品で、アニメではその魅力を映像と動きで楽しめます。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. 人と精霊が共存する世界を舞台にした、ラブコメ要素のある超自然ファンタジーです。和風で幻想的な雰囲気と、キャラクター同士の恋模様の両方を味わえます。

まとめ

「おとめ妖怪 ざくろ」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つの配信サービスで視聴できます。アニメに特化したdアニメストアをはじめ、幅広い作品をそろえるU-NEXTやDMM TVでも配信されているため、ご自身が使いやすいサービスを選んで楽しめます。気になった方は、これらのサービスでチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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