人間不信の冒険者たちが世界を救うようです

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2023人間不信の冒険者たちが世界を救うようです

人間不信の冒険者たちが世界を救うようです

★ 3.1 / 5.0アクション冒険ファンタジー
放送年2023年
フォーマットONA
話数12話
原作ライトノベル
制作GEEKTOYS

ニックは退役冒険者パーティーの元メンバーで、仲間の経理を助けていた。しかし報酬は横領の汚名と、尊敬していたリーダーからの追放だった。やがて同じように傷ついた冒険者たちと出会ったニックは、彼らと共に新しいパーティーを結成。かつての仲間たちを上回る無敵のチームとなっていく。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

ニックは、かつて実力派冒険者パーティーの一員として活躍していたが、仲間の不正経理を暴こうとした結果、逆に横領犯の汚名を着せられ、信頼していたリーダーに追放されてしまう。傷心のニックはやがて、裏切りや誤解によって仲間を失った同じ境遇の冒険者たちと出会う。疑心暗鬼を抱えながらも互いを認め合ったニックたちは、新たなパーティーを結成。それぞれの痛みと実力を糧に、かつての仲間をも凌ぐ最強のチームへと成長していく。

みどころ・魅力

① 「裏切られた者たち」が主役という異色の設定

主人公たちは全員、何らかの形で仲間に傷つけられた過去を持つ。よくある「最初から絆のある仲間たち」ではなく、疑念を抱えながら少しずつ信頼を積み上げていく過程がリアルで、感情移入しやすい構造になっている。

② バトルと人間ドラマが噛み合った展開

アクション・冒険ファンタジーとして戦闘シーンの迫力もありつつ、各キャラクターが抱えるトラウマや葛藤がストーリーの芯を通している。強さの背景に必ず感情的な文脈があり、単純な強さ比べにとどまらない深みがある。

③ チームが「最強」になっていく痛快な成長ストーリー

自分たちを追放・裏切った元パーティーをいつか超えるという動機が一貫した推進力になっており、仲間たちが少しずつ力を合わせて成果を出していく展開は純粋に爽快。復讐劇的な緊張感と成長ドラマの両面を楽しめる。

キャスト・声優一覧

ニック
ニック
メイン
小林裕介
ティアーナ
ティアーナ
メイン
渡部紗弓
カラン
カラン
メイン
菊池紗矢香
ゼム
ゼム
メイン
土岐隼一
レオン
レオン
サブ
柳田淳一
ナルガーヴァ
ナルガーヴァ
サブ
大塚明夫
ジュン
ジュン
サブ
上田瞳
アルガス
アルガス
サブ
乃村健次
アンバー
アンバー
サブ
山根綺
キズナ
キズナ
サブ
小松未可子
アレックス
アレックス
サブ
深町寿成
アゲート
アゲート
サブ
石原夏織

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スタッフ

監督いまざきいつき
シリーズ構成いまざきいつき
原作富士伸太
原案キャラデザ黒井ススム
キャラクターデザイン長尾浩生
音楽高橋諒
美術監督SeoJungho
音響監督納谷僚介
OP土岐隼一「Glorious World」
ED阿部真央「Never Fear」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

タイトルの時点でもう、だいたい察した。「人間不信の冒険者たち」。ああ、そういうやつね。裏切られた人間が集まって、傷の舐め合いをしながら最終的には絆が〜、みたいな。正直なところ食指が動くタイトルではなかった。

それでも見ることになったのは、配信ラインナップをぼーっと眺めていた夜、小林裕介の名前がキャスト欄に見えたせいだ。ニック役。彼の声には、どこか「痛みを抱えたまま前を向く男」が似合う。それが引っかかって、1話だけのつもりで再生した。

最初の印象は「思ったより地に足がついている」だった。裏切りの描写が、思いのほか具体的で生々しい。横領の濡れ衣を着せられて放り出されるというのは、ファンタジーの文脈でも妙にリアルな傷つき方で、気づいたら続きを押していた。2周目に入って気づいたのは、各キャラクターの「不信感の種類」がきちんと違うということ。同じ「傷ついた冒険者」でも、理由も深さも温度も違う。そこをちゃんと描き分けようとしているのは、丁寧な作品だと思った。

信頼は「築く」ものじゃなく「確認し続ける」ものだという話

この作品を「傷ついた者たちの再生物語」として見ると、半分は当たっていて半分は外れる。たしかに再生の物語ではある。ただそこで描かれる「回復」は、一般的なファンタジーの仲間モノが好む「絆の力で乗り越える」型ではない。もっと用心深くて、消耗する種類の回復だ。

ニックたちのパーティーは、最初から「信頼しよう」という気持ちで集まってはいない。むしろ逆で、信頼できないという経験を共通項に集まっている。だから彼らの関係性の構築は、感情的な熱量よりも、小さな「裏切らなかった実績」の積み重ねで成り立っている。あなたは昨日も約束を守ったし、今日も守った。だからとりあえずもう少し、一緒にいてみる——そういう、非常に手間のかかる信頼の作り方だ。

小松未可子が演じるキズナというキャラクターは、その構造を体現している。声優と夜あそびのMCとしてのイメージとはまったく異なる、底に傷を抱えた人物の表現。明るく振る舞うシーンでも、どこかに薄い膜がある。素直に喜んでいない、という演技の細さが、キャラクターの人間不信をそのまま音にしているようで、2周目では特にそこを追って見ていた。

そしてナルガーヴァ役の大塚明夫。出演271本というキャリアの人が、ああいう「老練な疑り深さ」を出すとき、言葉の重さがまるで違う。彼が話すシーンには、台詞以上の文脈が乗ってくる。伏線かどうかもわからない重みが。それがこの作品の「不信感」というテーマの厚みを、声の面から支えている。

単純に言えばこういうことだと思う——この作品は、「信頼とは感情ではなく行動の反復によって検証されるもの」を、ファンタジーの形で書こうとしている。だからドラマチックな和解シーンより、何気ない行動の積み重ねに重点が置かれる。派手ではないが、その姿勢は一貫している。

特に刺さったシーン

序盤、ニックが新パーティーを組もうとして、傷ついた冒険者たちと顔を合わせる場面がある。そこで各自が「なぜ前のパーティーを離れたか」を話す流れになるのだが、誰も感情的に語らないのがよかった。泣かないし、怒鳴らない。淡々と、事実だけを言う。それがかえってリアルで、小林裕介の抑えた声の出し方と合わさって、静かに胃のあたりに来た。

石原夏織のアゲート、乃村健次のアルガス——二人ともそれぞれ「信頼の傷」の形が違っていて、絡むシーンで噛み合うようで噛み合わないズレが、会話のテンポに出ている。ここの演技のアンサンブルは、ONA(配信オリジナル)でこの水準が出るのかという意味でも、ちゃんと見応えがあった。TV放送のスケジュール圧力がない分、演出の呼吸が丁寧な印象を受ける。

終盤の、かつての仲間たちと対峙する展開。派手なバトルよりも、そこに至るまでの「ニックが何を選んだか」の積み重ねが効いている。怒りより先に悲しみが来る、という感情の順序が、複数回見るとよりはっきりわかる。

読んで見たくなったら——『人間不信の冒険者たちが世界を救うようです』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「裏切られた経験」がある人間として読める物語が好きな人
  • 絆を感情論ではなく行動の積み重ねで描く作品が好きな人
  • 小林裕介小松未可子大塚明夫の演技を丁寧に聴きたい人
  • ONA作品の「TV枠に縛られない演出テンポ」に慣れている人
  • ファンタジー設定はあくまで舞台装置で、キャラクターの内面が本題だと思える人

合わない人

  • 勢いと熱量で突き進む王道冒険モノを求めている人
  • 感情の爆発や劇的な和解シーンがカタルシスの中心にほしい人
  • 世界観設定やダンジョン攻略の細かい描写を期待している人(そこはあまり掘り下げない)
  • 作画のクオリティを最優先する人(ONA水準を前提にしている)

次に見るなら

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか——冒険者ギルドの仕組みやパーティー文化の描写がしっかりしているファンタジー。こちらは人間不信より「成長と承認」の話だが、同じ冒険者世界の空気感を共有している。人間不信の冒険者たちのあとに見ると、世界観の土台の違いが面白い。

無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜——過去を引きずったまま前に進もうとする主人公の造形が近い。こちらは異世界転生という設定だが、「一度失敗した人間がもう一度やり直す」という核は共鳴する。シリアスとコミカルのバランスの取り方も参考になる。

灰と幻想のグリムガル——ファンタジーの「痛み」を丁寧に描く点で共通している。こちらは冒険そのものの苦しさと喪失に焦点を当てているが、派手さよりリアルな感情の重さを好む人に刺さる。人間不信の冒険者たちと並べて見ると、「傷ついた冒険者」の描き方の幅が見えてくる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

「人間不信の冒険者たちが世界を救うようです」は、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluにて配信中です。複数の主要サービスで視聴できるため、すでに契約中のサービスからすぐに視聴を始められます。無料トライアルを活用すれば、実質無料での視聴も可能です。

よくある質問

Q. どこで視聴できますか?
A. ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで配信されています。各サービスの無料トライアルを利用すれば、無料で視聴できる場合があります。
Q. 原作はありますか?
A. 富士伸太による小説が原作で、ガガガ文庫より刊行されています。コミカライズ版も展開されており、アニメと合わせて楽しむことができます。
Q. 何話構成ですか?
A. 全12話構成のONA(オリジナルネットアニメ)として2023年に公開されました。1クールで完結しているため、一気見しやすい作品です。
Q. ダークな内容ですか?重い展開が多いですか?
A. 裏切りや人間不信というテーマを扱いつつも、全体的には仲間との絆や成長を描く前向きな物語です。重さよりも爽快感の方が勝る作風といえます。

まとめ

「人間不信の冒険者たちが世界を救うようです」は、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluにて配信中です。複数の主要サービスで視聴できるため、すでに契約中のサービスからすぐに視聴を始められます。無料トライアルを活用すれば、実質無料での視聴も可能です。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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