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モンスターストライク
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 51話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | Studio Hibari |
モンスターストライク 主人公の炎任は、かつて住んでいた神ノ原という町に戻ってくる。しかし本当にここに住んでいたのか、記憶が曖昧だ。その時、スマートフォンに謎のゲーム「モンスターストライク」が強制インストールされる。激しい戦いが彼を待ち受けていた。
作品概要・あらすじ
あらすじ
主人公の炎任(えにん)は、幼少期を過ごしたはずの町・神ノ原に戻ってくるが、自分がここに住んでいたという確かな記憶が持てずにいた。戸惑いも束の間、突然スマートフォンに謎のゲーム「モンスターストライク」が強制インストールされる。ゲームを通じて召喚されたモンスターたちと出会い、炎任は次々と降りかかる激しい戦いへと巻き込まれていく。アクション・コメディ・ファンタジーが交錯するバトル×日常の物語。みどころ・魅力
① 大ヒットスマホゲームの世界がアニメで動く迫力
累計利用者数が国内外で1億人を超えた人気スマホゲームを原作とするだけあり、バトルシーンの演出は原作ファンの期待を裏切らない。ゲームでおなじみのモンスターたちがアニメーションで生き生きと動く姿は、ゲームプレイとはひと味違う没入感をもたらす。② 緩急のあるテンポ——バトルとコメディが絶妙に共存
シリアスな戦闘描写だけでなく、キャラクター同士の掛け合いによる笑いの要素もふんだんに盛り込まれている。テンポよく展開するストーリー構成で、短いエピソード形式でも飽きを感じさせない作りになっている点が本作の大きな魅力だ。③ 記憶の謎と仲間との絆が紡ぐドラマ性
「なぜ自分はここにいたのか」という炎任の曖昧な記憶が物語の縦軸となり、戦いを通じて深まる仲間との絆と共に描かれる。単なるゲーム原作ものに留まらないドラマ性があり、世界観を知らない視聴者でも感情移入しやすい構造になっている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 市川量也 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 加藤陽一 |
| 原作 | イシイジロウ |
| 原案キャラデザ | 岩元辰郎 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| ED | ホワイト・アッシュ「We Will Rock You」 |
| ED | MON & STER「Anata to Juushin Sai」 |
| ED | ホワイトアッシュ「Strike」 |
| ED | ホワイトアッシュ「Knock On Doors In You」 |
| ED | ホワイトアッシュ「Mad T. Party (1865-2016)」 |
| ED | ホワイトアッシュ「Drop」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
モンスト、それなりにやってた時期がある。降臨クエストに一喜一憂して、結局やめた。そのゲームにアニメがあると知ったのはだいぶ後のことで、「ゲームの販促ONA、どうせ薄い内容でしょ」と思いながら再生した。
想像より全然ちゃんとしていて、少し悔しかった。主人公の炎任が神ノ原に戻ってきた理由も、なぜ記憶が曖昧なのかも、序盤では何も明かされない。ゲームの宣伝であることを忘れて、普通にミステリーとして引き込まれてしまった。2周目に入ると、なんとなく流してた序盤の台詞に意味が生えてくる。そういう仕込みをちゃんとやっている作品だと気づいてから、評価が変わった。
「ここにいた記憶がない」まま、それでも隣に立ち続ける話
この作品を単なるゲームIPのアニメ化として見ると、たぶん大事なところを見落とす。炎任の「記憶が曖昧」という設定は、物語の入口としての便利な謎かけではなく、テーマそのものだ。自分がなぜここにいるのかわからない、かつてここに属していたのかどうかさえ確かではない。それでも戦いに巻き込まれ、誰かのために力を使う羽目になる。
モンスターストライクというゲームの根幹は「誰かと一緒に引っ張って飛ばす」共闘体験にある。このアニメはその構造を割と真剣に物語に落とし込もうとしていて、「なぜ見知らぬ相手と共闘できるのか」「その信頼はどこから来るのか」という問いを、記憶の欠如という形で可視化している。炎任が過去を持たないまま戦うのは、逆説的に「関係性は記憶より先に成立する」ことを示す構造になっている。
ゲームのモンスターキャラクターに固有の人格と歴史を与えるという試みも、同じ方向性を向いている。メメント・モリ、卑弥呼、ウリエルといったキャラクターたちは、元のゲームではプレイヤーが「使う」存在だが、アニメでは彼女たちが「なぜ戦うのか」を持っている。大原さやかがメメント・モリに吹き込んでいる声は、その名前の重さ(死を忘れるな、という意)を十分に意識したものだと感じる。重くなりすぎず、でも軽くもない。長いキャリアで培ったその按配が、ゲームキャラクターに人間の輪郭を与えている。
記憶がないまま始まって、記憶を取り戻すために戦うのではなく、記憶がなくても形成される繋がりを積み重ねていく。2015年のONAとしては、テーマの置き方がかなり真剣だった。
特に刺さったシーン
序盤、炎任が「本当にここに住んでいたのか」と自分の記憶を疑う場面の、小林裕介の声の使い方が好きだ。焔 レンというキャラクターを演じているが、この人は感情の「手前」を演じるのがうまい。叫ぶ前の、息を吸う一瞬。その間が、記憶が曖昧なキャラクターの存在感として機能していた。
名塚佳織の卑弥呼は、登場時の台詞回しに独特のリズムがある。歴史上の人物をモチーフにしたキャラクターを現代的なアニメ文脈で違和感なく動かすのは難しいが、声の質感でキャラクターに格を持たせる技術が光っていた。小松未可子のウリエルは対照的に軽さを担っていて、シリアスな空気を一瞬で切り替えるバランサーとして機能していた。「声優と夜あそび」でのトークと同じ人だとは到底思えない、仕事としての切り替えの鮮やかさ。
Lynnの水澤葵は、感情が表に出にくいキャラクターの内側を声で補う役割を担っていて、終盤の対話シーンでの抑制した演技が印象に残っている。台詞としては静かなのに、感情量が多い。ああいう芝居は地味に難しい。
読んで見たくなったら——『モンスターストライク』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- モンストを昔やっていたが今はやめた人(懐かしさとほどよい距離感で見られる)
- ゲームIPのアニメ化に「どうせ薄い」と思いながらも試してしまう人
- 記憶・アイデンティティ系のSFミステリーが好きな人
- 声優の演技を追いかけるのが習慣になっている人
- 配信ONA特有の「テレビと違う映像の質感」を気にしない人
合わない人
- ゲームを知らないと固有名詞の多さで序盤に置いてかれる可能性がある
- 話の収束スピードを求める人(ONAフォーマット特有の引き延ばし感がある)
- 作画の安定度をシビアに見る人(配信ONA2015年という制約は正直ある)
- ゲームの宣伝文脈を意識すると冷めやすい人
次に見るなら
記憶が曖昧な主人公と正体不明の戦いという構造が好きなら、selector infected WIXOSSはほぼ同時期の作品として並べて見る価値がある。カードゲームが現実の運命と接続するという設定を、かなり暗い方向に振り切った作品。モンスターストライクより一段重い。
ゲームIPをアニメとして成立させるという試みを比較したいならPuzzle&Dragons X(パズドラクロス)も参照点になる。同じくスマホゲーム原作のONA・TVアニメで、ゲームキャラクターに独自の物語を持たせようとした構造が近い。成功度の比較が面白い。
「なぜ隣にいるのかわからないまま共闘する」というテーマで見るならコンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜。時系列が複雑で記憶と事実の乖離を描く構造が、炎任の曖昧な記憶と共鳴する部分がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『モンスターストライク』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中ですので、各サービスのユーザーはすぐに視聴を始めることができます。複数のサービスで展開されているため、すでに契約中のプラットフォームからお気軽にチェックしてみてください。ゲームファンはもちろん、アニメ単体として楽しみたい方にもおすすめの作品です。