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ドラマティカル マーダー
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ビジュアルノベル |
| 制作 | NAZ |
物語は遠い未来を舞台にしており、VR格闘ゲーム「ライム」が大流行し、人々は便利なAIコンピュータ「オールメイト」を所有している。青葉は廃品回収店で働き、島・緑島で祖母と暮らす平凡な生活を送っていた。友人たちと異なり、ライムには参加せず、ギャングにも属していない。しかし、人々が失踪する噂が広がると、青葉の日常は一変する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
遠い未来、人々はAIコンピュータ「オールメイト」を相棒とし、VR格闘ゲーム「ライム」が爆発的な人気を集めていた。島・緑島で祖母と暮らす青葉は、廃品回収店で働きながらライムにもギャングにも関わらない平凡な日常を送っていた。しかし「ライムをプレイした者が失踪する」という不穏な噂が広まり始め、やがてその影は青葉自身の身近にも忍び寄っていく。穏やかだった日々が崩れていくなか、青葉は自らの秘められた力と、緑島に渦巻く陰謀へと巻き込まれていく。
みどころ・魅力
① VRゲーム「ライム」が彩る近未来SFの世界観
AIの相棒オールメイトが当たり前に存在し、人々が仮想空間で戦うVR格闘ゲーム「ライム」が流行する独特の近未来。電脳と現実が交錯する緑島の空気感は、サイバーパンク的な質感とポップな色彩が同居しており、世界観そのものを楽しめる作品です。
② 個性的なキャラクターたちと相棒オールメイト
主人公・青葉を取り巻く面々はそれぞれ異なる過去や思惑を抱えており、関係性の機微が物語の核になっています。人格を持つオールメイトとのやり取りも見どころで、キャラクター同士の距離感が変化していく様子が丁寧に描かれます。
③ 失踪の謎を追うミステリー&サイコロジカルな展開
「ライムをプレイした者が消える」という噂を起点に、物語は次第に緊張感を増していきます。精神に踏み込むサイコロジカルな要素と謎解きが絡み合い、平穏な日常がじわじわと崩れていくサスペンスとして引き込まれる構成になっています。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 三浦和也 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 待田堂子、淵井鏑 |
| 原案キャラデザ | ほにゃらら |
| キャラクターデザイン | 番由紀子 |
| 音楽 | 林ゆうき |
| 美術監督 | 永吉幸樹、松宮正純 |
| 音響監督 | 飯田里樹 |
| OP | ゴートベッド「SLIP ON THE PUMPS」 |
| ED | ゴートベッド「BOWIE KNIFE」 |
| ED | 伊藤かなこ「BY MY SIDE」 |
| ED | 木村 誠二「felt」 |
| ED | 伊藤かなこ「Lullaby Blue」 |
| ED | ヴェルテュー「Soul Grace」 |
| ED | ゴートベッド「天使達」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルだけ見たときは、近未来のサイバーパンクで殺伐としたアクションものだと思っていた。ドラマティカル、マーダー。物騒な単語が二つ並んでいる。ところが配信リストでスタッフを追っていくと、ニトロプラスキラルの名前が出てくる。ああ、乙女ゲー側じゃなくてBL側か、と腑に落ちた。覚悟を決めて再生したら、最初の数話はわりと普通の少年もので、緑島という箱庭の空気がやけに丁寧に描かれている。2回目に見たとき、その丁寧さが後半の崩れ方への助走だったことに気づいて、ちょっと唸った。第一印象の「派手そう」は半分当たって半分外れた、というのが正直なところだ。
他人の頭の中に踏み込むことでしか、誰かとつながれない話
青葉が持っている力は「スクラップ」と呼ばれる。相手の精神世界に侵入して、その心を壊すことも、書き換えることもできる。物語の表側はギャング抗争とVR格闘ゲーム「ライム」のはずなのに、回を追うごとにこの能力が前に出てきて、気づけば作品の重心はまるごとそっちに移っている。
最初に見たときは、ただの派手な必殺技だと思っていた。2回目で考えが変わった。これは「人とわかり合う」という行為を、いちばん残酷な形に翻訳した装置なんじゃないか。誰かを本当に理解するというのは、相手の頭の中に土足で踏み込んで、その人がいちばん見られたくない部分まで覗くことだ。スクラップはそれを物理的にやってのける。だから青葉が誰かの精神に潜るたび、距離を詰める場面と暴力の場面の境目が溶けていく。優しさと加害が同じ動作になってしまう。
この作品は単なるサイバーパンクBLではなくて、「他人を知る」ことと「他人を壊す」ことが地続きだという、わりと身も蓋もない話をしている。つながりたい、という願いの裏側にある加害性を、SFのガジェットで無理やり目に見える形にしてみせた。きれいごとで終わらせないところに、原作の体温の低さがそのまま残っている。後半の駆け足な構成にはたしかに文句もあるのだが、この核だけは最後までブレなかった。
特に刺さったシーン
終盤、青葉が誰かの精神世界に潜っていく一連の場面が、いちばん長く記憶に残っている。現実の風景がぐにゃりと歪んで、相手の抱えているものが剥き出しになる瞬間。ここで声優陣の芝居がぐっと効いてくる。
個人的にいちばん持っていかれたのは、日野聡が演じるノイズだ。痛覚が鈍いという設定のキャラで、序盤はわざと感情を平らにした喋り方をしているのに、精神に踏み込まれる場面でその平らさが一枚ずつ剥がれていく。声のレイヤーが変わる瞬間に、思わず巻き戻した。高橋広樹の紅雀は逆で、軽口の裏に常に湿った重さがあって、笑っているのに笑っていない。松田健一郎のミンクの低音は、出てくるだけで画面の温度を下げる。そして竹内良太が声を当てる蓮——青葉の相棒であるオールメイト——の、機械なのに妙に人間くさい間の取り方。間島淳司のウイルスの、つるりとした不気味さも含めて、キャストの声だけで作品の世界が一段濃くなっている。話の駆け足を、芝居が必死で繋ぎ止めている感すらあった。
読んで見たくなったら——『ドラマティカル マーダー』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- サイバーパンクの湿度と、退廃した街の空気が好きな人
- 「つながり」をきれいごとで描かない物語を見たい人
- 声優の芝居で作品世界を浴びたいタイプの人
- 原作既プレイで、アニメ版なりの解釈を確かめたい人
合わない人
- 説明をきっちり積み上げてほしい人(後半の駆け足はしんどい)
- BL要素や暴力描写の生々しさが苦手な人
- 1クールできれいに着地する構成を期待している人
次に見るなら
同じ系譜の湿った世界観なら咎狗の血。荒廃した街での殺し合いと、その合間に滲む距離の詰め方が地続きで、ドラマダの空気が気に入ったならまず間違いなくハマる。
「人の頭の中を覗く」というモチーフに惹かれたならPSYCHO-PASS サイコパス。近未来SFの枠で、心を数値化して管理する社会を描いていて、スクラップとは別角度から同じ不安を突いてくる。
暴力と自己同一性が溶け合う感触が好きなら東京喰種トーキョーグールも。食う側と食われる側の境目が崩れていく話で、ドラマダの後味と通じるものがある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『ドラマティカル マーダー』は、dアニメストアで配信されており、見放題で視聴できます。近未来SFとミステリーが融合した世界観を、月額制でまとめて楽しめるのは嬉しいポイントです。アニメ作品を幅広く扱うdアニメストアなら、本作をはじめ関連ジャンルの作品もあわせてチェックできます。
よくある質問
まとめ
『ドラマティカル マーダー』は、dアニメストアで配信されており、見放題で視聴できます。近未来SFとミステリーが融合した世界観を、月額制でまとめて楽しめるのは嬉しいポイントです。アニメ作品を幅広く扱うdアニメストアなら、本作をはじめ関連ジャンルの作品もあわせてチェックできます。
