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1995

ふしぎ遊戯
★ 3.5 / 5.0冒険コメディドラマファンタジーラブコメ
| 放送年 | 1995年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 52話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Studio Pierrot |
中学生の美朱と由紀が国立図書館で、古代中国を舞台にした謎の書『四神天地書』の世界に吸い込まれる。美朱は朱雀の巫女に選ばれ、朱雀を召喚して三つの願いを叶えるため、七星士と呼ばれる天の戦士たちを集める冒険に出ることになる。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
中学3年生の夕城美朱は、親友の本郷由紀とともに国立図書館で『四神天地書』という古びた書物を見つける。本を開いた瞬間、二人は古代中国を思わせる物語の世界へと吸い込まれてしまう。美朱はこの世界で朱雀の巫女に選ばれ、神獣・朱雀を召喚して三つの願いを叶えるため、七星士と呼ばれる七人の戦士を探す旅へ出ることになる。一方、現実世界へ戻った由紀もまた、もう一つの巫女として過酷な運命に巻き込まれていく。元の世界へ帰りたいという美朱の願い、少年・鬼宿との恋、そして二人の少女の友情が交錯する壮大な物語が幕を開ける。みどころ・魅力
① 願いと恋が交錯する王道異世界ファンタジー
古代中国風の世界を舞台に、巫女に選ばれた少女が仲間を集めて神を召喚するという王道の冒険譚。その軸を貫くのが、ヒロイン美朱と鬼宿の純愛です。願いを叶えるための旅が、やがて大切な人を守るための戦いへと姿を変えていく展開に、思わず胸が熱くなります。② 七星士をめぐる個性豊かなキャラクター
朱雀七星士をはじめ、敵対する青龍側の戦士まで、登場人物それぞれが背負った過去とドラマを持っています。コメディとシリアスの落差が大きく、笑わせたかと思えば切ない別れで涙を誘う構成が秀逸。キャラクターへの感情移入の深さが、本作が長く愛される理由のひとつです。③ 90年代少女漫画原作アニメの金字塔
渡瀬悠宇の人気漫画を原作に、全52話でじっくりと物語を描き切った大型シリーズ。少女漫画原作ながら冒険・バトル・悲劇まで幅広く展開し、当時の女性ファンを中心に絶大な支持を集めました。今なお語り継がれる、90年代アニメを代表する一作です。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 亀垣一 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 本橋秀之 |
| 美術監督 | 池田祐二 |
| OP | 佐藤朱美「愛しい人のために」 |
| ED | 今野友加里「ときめきの導火線」 |
| ED | 坂本千夏「風の唄」 |
| ED | Yukari Konno & Akemi Satou「For Epilogue…」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
名前だけは知っていた。本屋の少女漫画の棚で背表紙を何度も見て、なんとなく「古い名作」の引き出しに放り込んだまま、二十年くらい放置していた作品だ。配信に上がっているのを見つけて、じゃあ一度くらいは、と軽い気持ちで再生した。最初の数話は正直、絵柄も展開も「ああ、90年代だ」と思いながら見ていた。図書館で本に吸い込まれて古代中国、巫女に選ばれて戦士を集める——筋立てだけ並べるとテンプレに見える。なのに気づいたら止まらなくなっていた。2回目に見返したとき、序盤のあのテンポの良さは雑なんじゃなくて、視聴者をさっさと異世界に放り込むための度胸だったんだと分かった。異世界召喚の皮をかぶった、親友をめぐる嫉妬と罪悪感の話
異世界に飛ばされて願いを叶える、という枠だけ見れば冒険譚だ。でもこの作品の心臓は、美朱と唯——図書館で一緒に本をのぞき込んでいた、あの二人の関係にある。物語は早い段階で二人を引き離す。美朱は朱雀の巫女として持ち上げられ、唯は向こう側で青龍の巫女になる。親友が敵になる、という一行で説明できてしまう展開なのに、実際に見るとそんなにきれいじゃない。唯が抱えるのは単純な悪意じゃなくて、置いていかれた、自分だけが痛い目に遭った、という被害の感覚だ。そしてその感覚には、こちらが完全に否定しきれない筋が通っている。美朱は鬼宿との恋に夢中で、確かに少しだけ、親友の異変に気づくのが遅れる。願いを叶える物語の裏で、この作品はずっと「選ばれること」の残酷さを描いている。選ばれた側は気づかないうちに誰かを置き去りにし、選ばれなかった側はその事実を一生抱える。七星士を集める冒険そのものより、二人の少女がもう元には戻れない場所まで来てしまう過程のほうが、何度見ても効く。少女漫画の様式美として消費するには惜しいくらい、友情がいちばん近い距離から壊れていく話として作られていて、90年代の絵柄の奥にずいぶん容赦のない構造が埋まっている。特に刺さったシーン
鬼宿と美朱の距離が縮んでいく中盤のやりとりが、やっぱり一番残る。緑川光の声が、強がりと甘さの配分を絶妙にずらしてくるので、お金にがめつい現実的な男のはずなのに、ふとした台詞でこちらの油断を突いてくる。序盤のすれ違いから一気に近づくあの展開で、思わず画面に向かって声が出た。脇も濃い。子安武人の星宿は、皇帝という立場と一人の男としての想いの板挟みを、声の硬さと柔らかさだけで成立させていて、三角関係の重みをひとりで支えている。関智一の井宿は、飄々とした笑い方の下に深い傷を隠している配置で、コメディ担当に見せかけて作品の体温を整えている。そして向こう側、冬馬由美の唯。崩れていく場面の声が痛々しくて、敵役なのに突き放せない。檜山修之あたりの脇の声まで含めて、キャスティングがいちいち効いている。読んで見たくなったら——『ふしぎ遊戯』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 90年代の少女漫画的なメロドラマ、過剰なくらいの感情の振れ幅をまるごと浴びたい人
- 「異世界召喚」がジャンルとして固まる前の、手探りの異世界ものを見ておきたい人
- 友情が恋や運命に押し流されて壊れていく関係性に、とことん弱い人
合わない人
- テンポの速い現代的な構成じゃないと乗りきれない人
- 大げさな感情表現やすれ違いの引き延ばしが苦手な人
- 食い気優先で受け身に見えるヒロインにイライラしてしまう人
次に見るなら
異世界に引き込まれた少女が戦いと恋に巻き込まれる、という骨格が近いのが天空のエスカフローネ。ふしぎ遊戯のメロドラマ部分にやられたなら、こちらの運命と恋の重さも刺さるはず。古代中国めいた異世界に普通の少女が放り込まれ、否応なく成長していく流れが好きなら十二国記。願いや巫女といった華やかさを削いで、もっと骨太に「選ばれること」の重さを描いている。
同じ渡瀬悠宇の原作なら妖しのセレス。ふしぎ遊戯の恋愛と痛みをそのまま現代に持ってきて、さらに容赦なく濃くした感触で、あの作家の業の深さを続けて味わえる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ふしぎ遊戯』は、現在U-NEXTおよびDMM TVで配信されており、見放題で視聴することができます。古代中国風の異世界を舞台にした冒険と恋の物語を第1話からじっくり楽しみたい方は、これらのサービスをチェックしてみてください。どちらのサービスでも本作の世界をたっぷり味わうことができます。


