美少女戦士セーラームーンR THE MOVIE

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1993美少女戦士セーラームーンR THE MOVIE

美少女戦士セーラームーンR THE MOVIE

★ 3.7 / 5.0アクションドラマファンタジー魔法少女ラブコメ
放送年1993年
フォーマット劇場版
話数1話
原作漫画
制作Toei Animation

少年時代、守は少年フィオーレにバラの花を与えた。フィオーレは、いつか守に大量の花をもたらすと約束した。今、フィオーレは地球に戻ってきたが、彼の目的は単なる約束の履行ではなく、別の意図を隠しているようだ。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

両親を亡くし孤独だった少年時代の地場衛は、一輪のバラを介して異星人の少年フィオレと心を通わせた。フィオレは「いつか君にたくさんの花を持ってくる」と約束し、宇宙の彼方へと旅立つ。長い時を経て地球に帰還したフィオレだったが、その胸には謎の「悪い花」が宿り、衛を独占しようとする昏い感情が芽生えていた。うさぎたちセーラー戦士は、衛との絆を断ち切ろうとするフィオレ、そして彼を操る存在に立ち向かう。約束と友情、そして愛をめぐる劇場版オリジナルストーリー。

みどころ・魅力

① 衛とフィオレに焦点を当てたオリジナルストーリー

TVシリーズでは描かれなかった地場衛の少年時代と、孤独を分かち合った異星人フィオレとの関係が物語の軸になります。「友情」と「独占欲」の境界を丁寧に描き、いつもとは違う視点からセーラームーンの世界を味わえる一作です。

② 劇場スケールのアクションと作画

TVシリーズより一段引き上げられた作画と演出で、セーラー戦士たちの変身バンクや必殺技が迫力たっぷりに展開します。クライマックスの戦闘は劇場版ならではの密度で、シリーズファンも満足できる見応えがあります。

③ 「絆」をテーマにした感動のクライマックス

うさぎと衛、戦士たちそれぞれの想いが交差し、終盤では涙腺を刺激する展開が待っています。約束を守ろうとしたフィオレの純粋さと、愛の力を描いたラストは、シリーズの根底に流れるテーマを凝縮した名場面です。

キャスト・声優一覧

月野うさぎ
月野うさぎ
メイン
三石琴乃
木野まこと
木野まこと
メイン
篠原恵美
水野亜美
水野亜美
メイン
久川綾
フィオレ
フィオレ
メイン
緑川光
地場衛
地場衛
メイン
緒方恵美
ちびうさ
ちびうさ
メイン
荒木香衣
キセニアン
キセニアン
メイン
冬馬由美
愛野美奈子
愛野美奈子
メイン
深見梨加
火野レイ
火野レイ
メイン
富沢美智恵
グリシナ
グリシナ
サブ
山崎和佳奈
アルテミス
アルテミス
サブ
高戸靖広
ルナ
ルナ
サブ
潘恵子

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スタッフ

監督幾原邦彦
キャラクターデザイン只野和子
音楽有澤孝紀
美術監督谷口淳一
OPダリ「Moonlight Densetsu」
EDピーチ・ヒップス「Moon Revenge」

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

正直に言うと、最初は「テレビでさんざんやってたシリーズの、劇場版でしょ」くらいの距離感で見始めた。45分くらいの尺だし、お祭り回の延長みたいなものだろうと。ところが冒頭の、病院の白いシーツと一輪のバラの絵で、その油断が崩れる。三石琴乃のうさぎがいつものテンションで騒いでいるその裏側で、まったく別の温度の話が静かに走っている。可愛い絵柄の奥に、こんなに乾いた孤独を詰めてくるとは思っていなかった。子どもの頃に劇場で見た人と、大人になってから配信で出会った人とで、たぶん刺さる場所が違う。私は完全に後者で、だからこそ余計に効いた一本だった。

「必要とされたい」だけで人はここまで歪む、という話

この作品を友情と愛で片付けると、たぶん大事なところを取りこぼす。フィオレが地球に戻ってきた表向きの理由は「バラをくれた相手への恩返し」なのに、実際にやっていることは、その相手を独占しようとする凶行だ。緑川光の声が巧いのはここで、序盤こそ澄んだ少年の響きなのに、執着が露わになるほど声の芯がねじれていく。恩を返したいのか、自分が選ばれたいのか、本人にももう区別がついていない。その境目の溶け方を、声だけで見せてくる。

そもそもフィオレも、守も、根っこは同じ穴の子どもだ。孤独な少年に、ただ一度だけ手を差し伸べた相手がいた。その記憶だけを握りしめて生きてきた人間が、その唯一の灯を奪われそうになったとき何をするか——この映画はそれを、宇宙規模の大事件にスケールアップしてはいるけれど、芯にあるのはとても小さくて生々しい感情だと思う。「誰かに必要とされた」という一回の体験が、人を生かしもするし、こじらせもする。冬馬由美が演じるキセニアンが花の姿でフィオレに囁き続ける構図も、結局は「お前を必要としているのは私だけだ」という甘い毒で、弱った心の入り込まれ方として妙にリアルだ。だからこれは単なる悪役退治の話ではなく、満たされなかった承認欲求が、愛のかたちを借りて暴走していく話なんだと、二度目に見たとき腑に落ちた。

特に刺さったシーン

やっぱり、守の子ども時代を遡る回想だ。事故で家族を失い、病室の窓の外をただ眺めているだけの少年。緒方恵美が大人の地場衛とは別の、感情をうまく外に出せない子どもの硬さで芝居をしていて、ここでぐっと喉が詰まる。あの子が一輪のバラを差し出す——たったそれだけの行為が、フィオレにとっては宇宙でただ一度の救いだったと分かる瞬間、こちらの胸ぐらまで掴まれる。終盤、うさぎが見せる選択も、三石琴乃が叫びでもセリフでもない「息」みたいな芝居でやり切っていて、画面のスケールが大きくなっても感情の解像度が落ちない。久川綾の亜美たちが見せる連帯の冷静さも、騒がしさの中でいい温度差になっていた。可愛い絵で泣かされるのは、なんだか少し悔しい。

読んで見たくなったら——『美少女戦士セーラームーンR THE MOVIE』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 魔法少女ものの可愛い絵柄の下に、人間の暗い感情が仕込まれていると嬉しくなる人
  • 悪役を「倒すべき敵」ではなく「こじれてしまった可哀想な誰か」として見たい人
  • 45分前後で綺麗に泣かせてくれる、密度の高い劇場版を探している人
  • 劇場の大きな音響と画面で、合体技や決め所の高揚を浴びたい人

合わない人

  • テレビシリーズの世界観やキャラ関係を一切知らずに、いきなり結論だけ受け取りたい人
  • 明快な勧善懲悪で、敵に同情の余地など要らないと思っている人
  • 90年代の作画やテンポの「間」がどうしても古く感じてしまう人

次に見るなら

「満たされない子どもの心が暴走する」という芯が好きなら、少女革命ウテナへ。可愛さと残酷さを同じ皿に乗せてくる感触が、かなり近い場所にある。孤独な誰かが差し出した一輪に救われる、という感情線にやられたならカードキャプターさくらもいい。優しさの根っこにある切実さを丁寧に描いてくれる。そして同じうさぎたちの物語をもっと浴びたくなったら、素直に美少女戦士セーラームーンのテレビシリーズに戻るのが一番効く。映画で泣いた後にあの賑やかさへ帰ると、彼女たちの強さの意味が少し違って見えてくる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
「美少女戦士セーラームーンR THE MOVIE」は、dアニメストアとHuluで配信中です。どちらのサービスでも視聴できるので、すでに加入している方はそのまま楽しめます。劇場版を観たい方は、これらの配信サービスをチェックしてみてください。

よくある質問

Q. どこで配信を見られますか?
A. dアニメストアとHuluで配信されています。どちらのサービスでも視聴可能なので、加入済みのサービスでそのまま楽しめます。
Q. TVシリーズを観ていなくても楽しめますか?
A. 劇場版オリジナルストーリーなので単体でも楽しめますが、うさぎたちの関係性を知っているとフィオレとの絆の物語がより深く味わえます。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. 約60分の中編尺で、テンポよく一気に観られる構成です。短時間でしっかり感動できるので、まとまった時間が取りにくい方にもおすすめです。
Q. どんな人におすすめですか?
A. セーラームーンファンはもちろん、友情や愛をテーマにした感動作を求める方にぴったりです。衛とフィオレの物語に心を動かされたい方にもおすすめです。

まとめ

「美少女戦士セーラームーンR THE MOVIE」は、dアニメストアとHuluで配信中です。どちらのサービスでも視聴できるので、すでに加入している方はそのまま楽しめます。劇場版を観たい方は、これらの配信サービスをチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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