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まりあ†ほりっく あらいぶ
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Shaft |
男性アレルギーのある女子高生・宮前香子は、女性のパートナーを求めて女子校に入学する。しかし理想の相手・四道真耶は、悪戯好きな女装男子で、皮肉屋のメイド・篠宮松莉香とともに香子を困らせ続ける。時が経ってもなお、香子は理想の女性パートナーを求め続けるのであった。
作品概要・あらすじ
あらすじ
男性に触れると蕁麻疹が出てしまう「男性アレルギー」を抱える女子高生・宮前香子は、理想の女性パートナーを求めて全寮制のお嬢様学校・天乃橋学園へと編入する。しかし彼女が一目惚れした美少女・四道真耶の正体は、家督争いの事情から女装している意地悪な男子だった。真耶と毒舌メイド・篠宮松莉香にからかわれ、妄想を暴走させては鼻血を噴き出す日々。それでも香子は、めげることなく理想の女性との出会いを夢見て学園生活を送り続ける。前作から続くドタバタな寮生活を描いた第2期。みどころ・魅力
① 暴走しっぱなしの香子と毒舌コンビの掛け合い
妄想を膨らませては鼻血で自爆する香子に、容赦なくツッコむ真耶と松莉香。テンポの速い毒舌の応酬と理不尽なオチが毎話炸裂し、勢いで笑わせるコメディとして安定した面白さを誇ります。前作で築かれた関係性が活きた、安心して笑える掛け合いが魅力です。② 個性豊かな学園キャラと広がる人間関係
第2期では香子を取り巻く生徒や寮の面々がさらに掘り下げられ、群像コメディとしての厚みが増しています。それぞれの奇妙なこだわりや事情が小ネタとして散りばめられ、メインの三人以外にも見どころが多く、繰り返し観ても新しい発見があります。③ シャフトならではの演出とテンポ感
独特のカット割りや文字演出、間を活かしたギャグのテンポなど、制作スタジオならではの映像表現が全編に効いています。原作の毒っ気あるユーモアを映像のリズムへ巧みに翻訳しており、コメディとしての切れ味を一段引き立てています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 新房昭之、ところともかず |
|---|---|
| シリーズ構成 | 横谷昌宏 |
| キャラクターデザイン | 守岡英行 |
| 音楽 | 辰弥西脇 |
| 美術監督 | 飯島寿治 |
| 音響監督 | 亀山俊樹 |
| OP | 杉田智和「妄想戦士 宮前かなこ」 |
| OP | 小林ゆう「るんるんりる らんらんらら」 |
| OP | 井上麻里奈「るんるんりる らんらんらら (茉莉花 ヴァージョン)」 |
| ED | Yuu Kobayashi, Asami Sanada and Marina Inoue「どうにもとまらない」 |
| ED | Yuu Kobayashi as Mariya Shidou & Suteki na Nakamatachi「ドンマイ ドンマイ!」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、1期の記憶はもうあらすじより先に「画面の落ち着かなさ」のほうが残っていた。文字がバッと出て、首がカクッと傾いて、急に色が変わる、あのシャフトの呼吸。あらいぶを見始めたのも、続きが気になったというより「あの居心地の悪い気持ちよさをもう一回浴びたい」くらいの軽い気持ちだった。それで再生したら、香子がまた一発目から男性アレルギーで顔を真っ赤にして倒れていて、ああ何も変わってない、と妙に安心した。2回目に見たときに気づいたのは、テンポの速さに反して話がまったく前に進んでいないこと。普通ならそれは欠点なのに、この作品に限ってはそれが効いている。最初は「続編か」と思って見始めたら、続編という概念そのものをからかわれている感じがして、それが案外くせになった。
ストーリーが1ミリも進まないことを、堂々と芸にしてしまった作品
あらいぶを見ていてだんだんわかってくるのは、この作品が「物語が前に進まないこと」を欠点ではなく構造の中心に据えているということだ。香子は理想の女性パートナーを探して女子校に入ったはずなのに、1期から2期に来てもゴールに一歩も近づいていない。むしろ祇堂鞠也にいいように振り回され、メイドに乾いた皮肉を浴びせられ、毎回スタート地点に戻されてループしている。普通のアニメなら「主人公の成長」が背骨になるところを、この作品は「誰も成長しないし、誰も悔い改めない」という一点をひたすら貫く。
そしてそれを成立させているのが、間違いなくシャフトの演出だと思う。話が進まないぶん、画面のほうがやたら情報量で殴ってくる。実写の差し込み、唐突なパロディ、画面いっぱいの文字、カメラがやけに俯瞰になったり寄ったりする落ち着きのなさ。中身が一歩も動かない代わりに、表面の手数で「退屈する隙」を物理的に潰しにきている。これは単なるドタバタコメディではなく、「日常系の停滞」と「ハイテンションな演出」という本来かみ合わないはずの二つを、無理やり接着して走らせている奇妙な実験に見える。だから見終わっても何も解決していないのに、なぜか満たされている。変わらないことそのものが快楽になる、という珍しいタイプの作品だ。香子の地獄が永遠に続くことが、視聴者にとっての安心になっている——その倒錯した居心地のよさが、あらいぶの核心だと思う。
特に刺さったシーン
やっぱり祇堂鞠也の、表と裏で声がまるごと別人になる瞬間が一番くる。小林ゆうの芝居は、清楚な美少女ボイスから一段下に潜って毒を吐くまでの落差が容赦なくて、序盤の香子を追い詰める展開で「ああ、この子は本当に性格が悪い」と笑いながら背筋が寒くなる。あの切り替えを聞くためだけにもう一周できる。あと、香子の暴走する妄想に乾いた一言を被せてくる汐王寺茉莉花のテンションも好きで、井上麻里奈の感情を一切込めない読み上げ方が、画面のうるささに対する唯一の冷たい水になっている。終盤の騒がしい展開で、平野綾が演じる祇堂静珠がふっと場をかき回したとき、思わず「この人が出てくると空気が変わるな」と声が出た。男性キャラとして鼎藤一郎に杉田智和が当てられているのも効いていて、香子が男性アレルギーで反応する相手に杉田の声、という組み合わせだけで一個のギャグとして完成している。
読んで見たくなったら——『まりあ†ほりっく あらいぶ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- シャフト・新房演出の落ち着かない画面そのものを娯楽として楽しめる人
- 話が進まないこと・誰も成長しないことを「欠点」ではなく「様式」として受け入れられる人
- 声優が声色をガラッと変える芝居を聞くのが好きな人(特に小林ゆうの二面性)
- 毒舌・からかい・じわじわ追い詰める方向のコメディが好きな人
合わない人
- 1話ごとに物語が前進して、最後に何かが解決してほしい人
- 画面の情報量やパロディの手数が多いと疲れてしまう人
- 主人公がひたすら理不尽な目に遭い続ける構図が苦手な人
次に見るなら
さよなら絶望先生が好きなら、というか同じ新房監督×シャフトの毒のあるギャグという意味で、あらいぶの画面のノリにハマった人はまず間違いなくこっちも合う。文字芸と話の進まなさの完成度はこちらが一枚上。
もっと振り切ったパロディ密度を浴びたいならぱにぽにだっしゅ!。シャフト的な「中身よりテンションと手数」のスタイルの源流みたいな作品で、停滞を楽しむ感覚はそのまま地続きだ。
香子がいたぶられ続ける構図そのものにクセを感じたなら邪神ちゃんドロップキック。理不尽な力関係をひたすら芸にし続ける、誰も反省しないコメディとして近い手触りがある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「まりあ†ほりっく あらいぶ」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVで配信中です。いずれのサービスでも視聴できるため、ご自身が利用しやすい環境で楽しめます。第1期から続けて視聴したい方も、これらのサービスをチェックしてみてください。


