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Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前の無い少女
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | SILVER LINK. |
世界は死に瀕し、もはや生命を支えることができなくなっていた。アインスワース家は聖杯を使って人類を救うことができるが、その代償は魔法少女美遊の犠牲である。しかし美遊の兄士郎はそれを許さない。イリヤが立ち上がり、美遊と世界全体を救う解決策を見つけることになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
死に瀕した世界では、もはや生命を支えることができなくなっていた。その崩壊を食い止める唯一の手段は、アインスワース家が握る聖杯の力。しかしその発動には、魔法少女・美遊を生贄として捧げる代償が必要だった。最愛の妹を奪われることを、兄・士郎が許すはずもない。一方、美遊と固い絆で結ばれたイリヤもまた、立ち止まることをしなかった。たった一人を犠牲にして成り立つ「救い」を拒み、美遊とこの世界のすべてを救う道を探して、イリヤは最後の戦いへと踏み出していく。みどころ・魅力
① シリーズの集大成として描かれる「美遊救出」の結末
TVシリーズから積み重ねられてきた、イリヤと美遊の物語がついに決着を迎えます。世界か、たった一人の親友か——究極の二択を前に、イリヤが下す答えとその覚悟は、長年シリーズを追ってきたファンほど胸を打たれる仕上がりです。② 劇場版スケールで描かれるアクションと作画
クライマックスにふさわしく、魔法少女たちの戦闘シーンは劇場版ならではの密度と迫力で描かれます。魔法のエフェクトや空間表現はTVシリーズを超えるクオリティで、スクリーン映えする見せ場が連続します。③ 「名前の無い少女」というタイトルに込められた意味
サブタイトルの「名前の無い少女」が物語の核心に深く関わってきます。美遊という存在の出自や、彼女が背負ってきたものが明かされる展開は本作の感情的な軸であり、ラストへ向けて大きな意味を帯びていきます。キャスト・声優一覧























スタッフ
| 監督 | 大沼心 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 平田和也 |
| ED | 栗林みな実「Just the truth」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、軽い気持ちで劇場に行ったわけじゃない。プリズマ☆イリヤは魔法少女のガワをかぶった、けっこう重たいシリーズで、これはその集大成にあたる劇場版だ。だから最初に思ったのは「ここから見る人、たぶん置いていかれるぞ」だった。事実、本編の積み重ねを知らないと、なぜ美遊の犠牲がここまで重いのか、士郎がなぜあそこまで譲らないのか、感情の重力が伝わりきらない。逆に、ずっと追ってきた身からすると、開幕数分で胃のあたりがきゅっとなる。テレビシリーズで散々振り回された人間関係が、世界の終わりという文脈に乗せ替えられて戻ってくる。最初の印象は、ひとことで言えば「これは答え合わせの映画だ」。長く付き合ってきた読者への、ちょっと厳しい返礼みたいな手触りがあった。
誰か一人を諦めれば全部丸くおさまる、その「正しさ」を蹴り飛ばす話
この映画の芯にあるのは、世界を救う方法がすでに用意されている、という残酷さだ。アインスワース家は聖杯で人類を救える。理屈は通っている。ただしその代償が美遊一人の犠牲だというだけで。普通の物語なら、ここで「一人の命と世界を天秤にかける重い選択」みたいな顔をして、悩んだ末にどちらかを選ぶ。でもこの作品はそういうきれいな天秤を信用していない。士郎は最初から天秤を見ていない。妹を差し出して成立する救済なんて、そもそも選択肢の棚に並べるな、という態度を崩さない。
面白いのは、その頑固さがイリヤに伝染していく過程だ。イリヤはずっと「自分なんて」と言い続けてきた子で、彼女が立ち上がるというのは、世界のためというより、目の前の誰かを諦めたくないという、もっと小さくて譲れない場所から始まる。大きな大義じゃなく、ごく個人的な「いやだ」が原動力になっている。だからこのラストは、世界を救った爽快感より、誰一人テーブルから蹴落とさずに済んだ安堵に近い。単なるセカイ系の犠牲賛美ではなく、犠牲という前提そのものを拒否してみせる物語なんだと思う。名前の無い少女、というサブタイトルが効いてくるのもそこで、名前を、居場所を、勝手に消されようとしていた存在を、ちゃんと連れて帰る話なのだ。
特に刺さったシーン
戦闘の物量はさすが劇場版で、終盤の力のぶつかり合いはスクリーンと音響で殴られる感覚があった。家で見ていたら半分も体に入ってこなかったと思う。ただ、いちばん刺さったのは派手な場面じゃない。アインスワース側の人間たちの、芝居のトーンだ。小西克幸が演じるダリウスの、正論で人を追い詰めてくる低い声。あれを聞いていると、こいつの言っていることは間違ってないのに気持ち悪い、という矛盾がそのまま音になっている。釘宮理恵のベアトリスが場をかき回すたびに空気の温度が変わるし、花江夏樹のジュリアンは静かなのに常に何か企んでいそうで落ち着かない。敵側がちゃんと「世界を救おうとしている善人たち」に聞こえるからこそ、序盤の対峙シーンで思わず息を止めた。斎藤千和のクロエが見せる、軽口の裏のひりつきも相変わらず良い。
読んで見たくなったら——『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前の無い少女』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- テレビシリーズをひと通り追ってきて、イリヤと美遊の関係に時間を投資してきた人
- 「一人を犠牲にすれば世界が救われる」という構図に毎回モヤついてきた人
- 敵役にもちゃんと筋の通った理屈があると物語にのめり込めるタイプ
- 劇場の音響と画面サイズで、終盤の戦闘を浴びたい人
合わない人
- この映画が初プリズマ☆イリヤになる人(前提の積み重ねがないと感情が乗りにくい)
- 魔法少女もののかわいさ・軽さを期待している人
- 世界の危機より、日常コメディ寄りの空気が好きな人
次に見るなら
同じ世界観の根っこに触れたいなら、まずはFate/stay night [Heaven’s Feel]。誰かを救うために何を差し出すのか、という問いの重さは地続きで、士郎という人間の頑固さの源流も見えてくる。少女が世界の犠牲として用意される構図に揺さぶられたなら魔法少女まどか☆マギカが刺さるはず。かわいい外見の裏にある残酷な仕組みを直視する話だ。もう少し情の濃い兄妹・身内の関係性で泣きたいなら劇場版 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓いを先に通っておくと、このLichtでの感情の到達点がより深く響く。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
本作はdアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つの配信サービスで視聴することができます。アニメ作品を幅広く扱う主要サービスで配信されているため、いずれかに登録していれば追加購入なしで楽しめる場合が多いでしょう。これから視聴する方は、ご自身が利用中のサービスを確認してみてください。
