大雪海のカイナ

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2023大雪海のカイナ

大雪海のカイナ

★ 3.2 / 5.0ドラマファンタジー
放送年2023年
フォーマットTVアニメ
話数11話
原作オリジナル
制作POLYGON PICTURES

終わりなく広がる雪に覆われた世界。人々は巨大な樹の根元か、大気まで広がる樹冠の高所で生活していた。樹冠出身の青年カイナと地表出身の少女リリハの出会いが、世界の運命を変える一連の出来事の始まりとなる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

終わりなく雪が降り積もる世界。人々は大気圏にまで達する巨大な樹の根元、あるいはその樹冠の高所に身を寄せ合って暮らしていた。樹冠で生きる心優しい青年カイナは、ある日、地表からやってきた少女リリハと出会う。水を巡る争いが絶えない地表の村を救おうと奔走するリリハの姿に心を動かされたカイナは、彼女とともに未知の世界へ足を踏み出す決意をする。出自も育った環境も異なる二人の出会いは、やがて滅びへと向かう世界の運命そのものを揺るがす、大きな物語の始まりとなっていく。

みどころ・魅力

① 弐瓶勉が描く唯一無二の世界観

「BLAME!」「シドニアの騎士」で知られる弐瓶勉が原作・コンセプトデザインを担当。雪と巨大樹に覆われた終末的な世界は、緻密な設定と圧倒的なスケール感で観る者を引き込みます。独特の建造物や生態系の描写は、ファンタジー好きなら必見です。

② ポリゴン・ピクチュアズによる美麗な3DCG

「シドニアの騎士」も手がけたポリゴン・ピクチュアズが制作を担当。広大な雪海や天高くそびえる巨大樹をダイナミックに映し出す3DCG映像は圧巻で、スケールの大きなアクションや空中シーンも見応え十分です。

③ 王道の冒険とまっすぐな主人公たち

壮大な世界観の一方で、物語はカイナとリリハという二人の若者の出会いと成長を軸に進みます。世界の謎に立ち向かう王道の冒険譚として、純粋でまっすぐ、感情移入しやすいキャラクターたちの姿も大きな魅力です。

キャスト・声優一覧

カイナ
カイナ
メイン
細谷佳正
リリハ
リリハ
メイン
高橋李依
アトランド国王
アトランド国王
サブ
堀内賢雄
アメロテ
アメロテ
サブ
坂本真綾
ハンダーギル
ハンダーギル
サブ
檜山修之
ンガポージ
ンガポージ
サブ
杉田智和
オリノガ
オリノガ
サブ
小西克幸
ヤオナ
ヤオナ
サブ
村瀬歩

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スタッフ

シリーズ構成村井さだゆき
キャラクターデザイン小谷杏子、福士亮平
音楽山本康太、馬瀬みさき
美術監督久保季美子
音響監督土屋雅紀
OPヨルシカ「テレパス」
EDGRe4N BOYZ「ジュブナイル」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

最初は弐瓶勉の名前につられて見始めた。BLAME!やシドニアの、何もかもが巨大で人間だけがやけに小さく見えるあの世界。あれを今度は雪と樹でやるのか、くらいの軽い気持ちだった。で、第1話の樹冠を見下ろす場面でだいたい持っていかれる。正直、最初は「映像がいいだけのやつかもしれない」と身構えていた。2回目で気づいたのは、きれいなだけだと思って流していた風景ほど、後半でちゃんと効いてくるということ。1周目は「絵が強い」、2周目は「思っていたより静かで、優しい話だ」。映画版があると知って、また頭から見返したくなる手触りがあった。

縦に引き裂かれた世界で、人と人がやっと出会うまでの話

この作品の世界は、とにかく縦に長い。大気圏まで届くほどの巨大な樹があって、その樹冠の高所に住む人々と、はるか下の地表に住む人々がいる。間には、まともに行き来できない途方もない距離が横たわっている。弐瓶勉の世界はいつも「人間の手に余る巨大な構造物」と、その中でちっぽけに生きる人間を描いてきたけれど、カイナで描かれるのはその構造そのものより、構造に引き裂かれてしまった人と人の距離のほうだと思う。

樹冠出身のカイナと、地表からやってきたリリハは、本来なら一生顔を合わせることのない二人だ。育った場所が違えば、見てきた景色も、言葉も、世界の終わり方への切実さも違う。物語が動き出すのは、その二人がたまたま出会ってしまったから。雪海は少しずつ世界から水を奪っていて、放っておけばどちらの暮らしも立ち行かなくなる。つまりこれは、滅びかけた世界で、別々に暮らしてきた人間が、終わる前に手を取れるかどうかの話なんだと思う。

単なるスケールの大きいファンタジー冒険として見ることもできる。でも私が惹かれたのは、壮大な絵の中で起きているのが、案外こぢんまりした「分かり合おうとする努力」だったところ。巨大な樹も、迫る滅びも、最後は二人が互いの世界をのぞき込むための舞台装置に見えてくる。そこが、冷たい設定なのに妙に体温の残る理由だった。

特に刺さったシーン

序盤、カイナとリリハが言葉も背景も噛み合わないまま、それでもどうにか意思を通わせようとするくだり。ここで細谷佳正のカイナの声がいい。樹冠でなんとなく浮いていた青年の、戸惑いと素直さが混ざった芯のない感じが、相手と向き合った瞬間にすっと真っ直ぐになる。その変化を、力まずに声だけで通してくる。高橋李依のリリハは逆に、最初から芯がはっきりしている分、その鎧が少しだけ緩む瞬間がきれいに刺さった。地表の事情を背負って必死な少女の、ふっと子どもに戻る一瞬。あそこで思わず姿勢を正してしまった。坂本真綾のアメロテが画面に出てくると、空気の温度が一段下がるのも見ものだった。同じ滅びゆく世界を見ているのに、立場が違うだけでここまで声色が変わるのか、と。

読んで見たくなったら——『大雪海のカイナ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 弐瓶勉の世界——巨大構造物と、その中で小さく生きる人間の絵に弱い人
  • 3DCGならではの空気感・スケールの見せ方を味わいたい人
  • 派手な戦いより、静かなファンタジーと世界設定をじっくり浴びたい人
  • テンポよく区切りまで見届けたい人(映画版まで含めて世界を追える)

合わない人

  • キャラの心情を細かいセリフで全部説明してほしい人
  • 2クールかけた重厚な人間ドラマを期待して見る人
  • 手描き作画でないと乗れない、3DCGの芝居が苦手な人

次に見るなら

同じ弐瓶勉の世界に浸りたいならシドニアの騎士。巨大な構造の中で人間が生き延びる感触と、3DCGの空気感がそのまま地続きで、カイナの後だと骨格がよく見えてくる。

もっと突き放した冷たいスケール感が欲しいならBLAME!。終わりの見えない巨大構造をひたすら歩く話で、カイナの「縦に長い世界」のルーツを覗ける一本。

滅びかけた世界と、それでも前に出る少女の話として風の谷のナウシカ。ジャンルも作りも違うけれど、終わっていく世界に手を伸ばす感触は近い。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

「大雪海のカイナ」は、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TVで配信されており、いずれのサービスでも視聴できます。アニメ専門の品揃えで選ぶならdアニメストア、映画やドラマも幅広く楽しみたい方はU-NEXTやAmazonプライムビデオがおすすめです。ご自身の利用スタイルに合ったサービスを選んでみてください。

よくある質問

Q. 大雪海のカイナはどこで配信されていますか?
A. dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TVの4つのサービスで配信されています。いずれも見放題で楽しめるため、普段お使いのサービスからそのまま視聴できます。
Q. 大雪海のカイナの原作は誰ですか?
A. 「BLAME!」や「シドニアの騎士」で知られる漫画家・弐瓶勉が原作・コンセプトデザインを手がけた作品です。アニメと並行してコミカライズも展開されています。
Q. どんな人におすすめの作品ですか?
A. 壮大な世界観のファンタジーや王道の冒険譚が好きな方におすすめです。弐瓶勉作品やポリゴン・ピクチュアズの3DCGアニメが好きな方、スケールの大きな物語を味わいたい方に特に向いています。
Q. 続編はありますか?
A. TVアニメの物語の続きとして、劇場版「大雪海のカイナ ほしのけんじゃ」が公開されています。TVシリーズを楽しんだ後に続けて観ると、より深く世界観を味わえます。

まとめ

「大雪海のカイナ」は、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TVで配信されており、いずれのサービスでも視聴できます。アニメ専門の品揃えで選ぶならdアニメストア、映画やドラマも幅広く楽しみたい方はU-NEXTやAmazonプライムビデオがおすすめです。ご自身の利用スタイルに合ったサービスを選んでみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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