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ブレイク ブレイド
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Production I.G |
クルゾン大陸ではクリスナ王国とアテネス国の戦争が迫っていた。この大陸の民は水晶を自由に操ることができるが、ライガート・アローだけは違う。彼は水晶が使えない「無魔力者」である。しかし、この特性こそが彼に古代ゴーレムを操縦させ、強大な力で戦う道を開くのだった。
作品概要・あらすじ
あらすじ
クルゾン大陸では、クリスナ王国と隣国アテネスとの戦争が刻一刻と迫っていた。この大陸の民は誰もが「水晶(クォーツ)」を意のままに操る力を持つが、ライガート・アローだけは例外だった。彼は水晶をまったく扱えない「無魔力者」として生まれ、長く疎外されてきた人物である。しかしその特異な体質ゆえに、ライガートは誰も動かせなかった古代ゴーレムを起動させることができた。旧友である国王ホズルと敵将ゼスとの間で揺れながら、彼は巨大な機体を駆り、避けられぬ戦いの渦中へと身を投じていく。みどころ・魅力
① 「力を持たない者」が主役に立つ逆転の設定
誰もが魔力を持つ世界で、唯一それを使えないライガート。弱者であるはずの彼が、その欠落ゆえに古代兵器を操れるという皮肉な構図が物語の核です。「持たざる者」が戦場の鍵を握る展開は、王道のメカ作品とは一味違う緊張感を生み出しています。② 重量感あふれるゴーレム戦の迫力
本作のロボットは魔力ではなく古代技術で動く「ゴーレム」。金属がきしむ重厚な装甲と、泥臭く生々しい白兵戦が見どころです。スピード一辺倒ではない、一撃の重みを感じさせる戦闘描写が、メカ好きの心を強く掴みます。③ 友と敵に引き裂かれる人間ドラマ
かつての学友が、王として、敵将として、それぞれの立場で再会する。戦争という巨大な力の前で友情と忠誠が試される群像劇が丁寧に描かれ、戦闘の合間に挟まれる感情の機微が物語に深い厚みを与えています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 羽原信義 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 乗田拓茂 |
| 音楽 | 平野義久 |
| 美術監督 | 小濱俊裕 |
| 音響監督 | 鶴岡陽太 |
| OP | 佐咲紗花「Junction heart」 |
| ED | 結城アイラ「愛しき抗いよ、導け光へ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に白状すると、タイトルを「ブレイドブレイド」だと思い込んでいた。剣で剣を斬る話か、くらいの雑な予想で再生ボタンを押したら、出てきたのは水晶の魔力で戦う大陸と、その魔力だけがまったく使えない男の話だった。読み方からして勘違いしていたわけで、つかみとしては最悪の入り方をしている。それでも序盤、主人公が誰にもできない方法で古代の機体を起動させる流れまで来たあたりで、これは思っていたのと全然違うぞ、と背筋が伸びた。2回目に見直すと、第一印象でただの「設定の妙」だと流していた部分が、ぜんぶ後半の感情に効いてくる作りになっていて、最初の自分の浅さが恥ずかしくなった。
みんなが当たり前にできることが、自分だけできない——その引け目の話
クルゾン大陸の人間は、水晶を意のままに操れる。それが呼吸と同じくらい当然の前提として社会に組み込まれている世界で、ライガット・アローだけがそれをできない。無魔力者。この設定を最初は「無能力な主人公が実は最強」のテンプレだと思って見ていたのだが、2回目で気づいたのは、この作品が描いているのが力の有無ではなく、引け目そのものだということだった。
みんなが当たり前に持っているものを、自分だけ持っていない。学生時代からずっと、ライガットはそれを抱えて生きてきた。彼が古代ゴーレムを動かせるのは、皮肉なことに「水晶を使えない体質」が鍵だったからで、つまり彼が長年劣等感を覚えてきた欠落が、そのまま唯一無二の価値に裏返る。ここが安易なのし上がりにならないのは、その力を手にしてなお、彼が旧友たちと殺し合う側に立たされてしまうからだ。保志総一朗の声は、ライガットを声高なヒーローにしない。どこか申し訳なさそうな、迷いを含んだ芝居で、力を得たことが救いではなく新しい苦しみであることをちゃんと滲ませる。
戦争を挟んで友人同士が引き裂かれる物語は珍しくない。けれどこの作品の場合、引き裂く線が「魔力を使えるか/使えないか」という、本人にはどうしようもない生まれつきの差の上に引かれているのが効いている。単なる戦記ものではなく、持つ者と持たざる者のあいだに横たわる、埋めようのない溝の話として見ると、機体がぶつかり合う轟音の裏で、ずっと静かな痛みが鳴っている。
特に刺さったシーン
刺さったのは、派手な決め技ではなく、旧友が戦場で再会してしまう中盤の流れだ。かつて同じ場所で学んだ仲間が、今は別々の国の旗の下にいる。神谷浩史が演じるゼスの、敵として向き合いながらも完全には相手を憎みきれない、あの抑えた声の震えがいい。怒鳴らないからこそ、言葉の裏で何かを諦めている感じが伝わってくる。中村悠一のホズルが王として背負わされた重さ、斎藤千和のシギュンが技術者として戦争に手を貸してしまう後ろめたさ、それぞれの立場の重力が違っていて、誰も完全には悪くない。古代ゴーレムが土煙を上げて動き出す瞬間の、金属が軋む生々しい質感も忘れがたい。スーパーロボット的な爽快さではなく、重い鉄の塊を無理やり走らせている手触りがあって、その不格好さが無魔力者という主人公によく似合っていた。中井和哉のボルキュスが場をかき乱すたび、戦場の温度が一段下がるのも見どころだ。
読んで見たくなったら——『ブレイク ブレイド』はDMM TVで視聴できる(14日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- メカの戦闘に、爽快さより重量感と痛みを求めるタイプ
- 友人同士が立場で引き裂かれる戦記ものに弱い人
- 「みんなができることが自分だけできない」感覚に覚えのある人
- 保志総一朗・神谷浩史・中村悠一あたりの抑えた芝居を堪能したい人
合わない人
- 主人公が無双してスカッとする展開を期待している人
- 大陸情勢や勢力図の説明を、ある程度自分で整理するのが苦手な人
- 戦闘描写の流血・生々しさが苦手な人
次に見るなら
持たざる者が大きな機体に乗って戦場へ放り込まれる手触りが好きなら、蒼穹のファフナー。守るために乗るほど消耗していく、あの重さの系譜が近い。友人同士が立場で敵味方に分かれる構図に痺れたなら、コードギアス 反逆のルルーシュが王道で刺さるはずだ。剣を交える理由の切実さが似ている。ファンタジー世界とメカの同居という意味では、天空のエスカフローネもおすすめで、剣と機体と運命が絡む独特の空気は、ブレイク ブレイドと地続きの匂いがする。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ブレイク ブレイド』は、DMM TVとNetflixで視聴することができます。どちらのサービスもまとめて配信されているため、ご自身が普段お使いの環境に合わせて選んでいただけます。重厚なゴーレム戦と人間ドラマを、お好きなサービスでじっくりお楽しみください。
