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ブレイク ブレイド 覚醒ノ刻
| 放送年 | 2010年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Production I.G |
クルゾン大陸では、クリスナ王国とアテナス国の戦争が迫っていた。この大陸の人々は水晶を自由に使いこなせるが、ライガート・アローだけは違う。彼は魔力を持たない「非魔導者」だった。しかしこの特性こそが、古代ゴーレムを操縦できる唯一の人間にしてくれる。それは大きな力を持つ兵器だった。
作品概要・あらすじ
あらすじ
クルゾン大陸では、クリスナ王国と隣国アテナスとの間に戦争の影が忍び寄っていた。この大陸の人々は誰もが水晶(クォーツ)を操る魔力を持つが、青年ライガート・アローだけは生まれつき魔力を持たない「非魔導者」だった。ある日、彼はクリスナの王宮へ呼び出される。迎えたのは、かつての学友であり、いまは国王と王妃となったホズルとシギュンだった。やがて発掘された古代のゴーレム。魔力を持たないライガートだけがそれを動かせると判明したとき、彼は否応なく戦乱の渦中へと巻き込まれていく。持たざる者が手にした力が、戦争の行方を大きく揺らし始める。みどころ・魅力
① 重量感あふれるゴーレム・メカアクション
水晶で駆動する巨大兵器「ゴーレム」同士の戦闘が本作最大の見どころです。軋む装甲や砕け散る破片まで描き込まれた重厚な作画が、ファンタジーでありながら生々しい戦場の緊張感を生み出します。古代ゴーレムの圧倒的な力が解放される瞬間は迫力満点です。② 「持たざる者」が主役の異色の物語
誰もが魔力を持つ世界で、ただ一人それを持たない主人公ライガート。弱点であったはずの特性が、古代ゴーレムを操る唯一の資質へと反転する展開が痛快です。劣等感を抱えた青年が運命に呑まれ、立ち向かっていく姿に引き込まれます。③ 学友たちが敵味方に分かれる人間ドラマ
かつて机を並べた仲間たちが、王・王妃・敵国の将として再会し、それぞれの立場で戦いに臨みます。友情と国家への忠誠の間で揺れる関係性が物語に深みを与え、単なるバトル作品にとどまらない重層的なドラマを描き出します。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 羽原信義 |
|---|---|
| 音楽 | 平野義久 |
| 音響監督 | 鶴岡陽太 |
| OP | コキア「Fate」 |
| ED | 飛蘭 「SERIOUS-AGE」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
剣と魔法の世界に巨大ロボを放り込む、と聞いた時点で身構えていた。この手の足し算は欲張りすぎて崩れることが多い。実際、最初は「水晶で動く文明にゴーレム? 設定を盛りすぎでは」と疑いながら見始めた。ところが古代ゴーレムが起き上がる、あの骨と関節で歩くような重たい動きを見た瞬間に、疑いは引っ込んだ。ロボットというより、掘り起こされた化石が無理やり立たされている感触なのだ。映画シリーズはこのあと全部追いかけることになったのだが、振り返ると一番引き込まれたのは派手な戦闘そのものより、主人公ライガットの居心地の悪さだった。みんなが当たり前にできることを、自分だけできない。あの感覚に覚えがある人ほど、最初の数十分で逃げられなくなると思う。
魔力を持たない男だけが、いちばん古い兵器を動かせるという皮肉
この世界の人間は、生まれつき水晶を意のままに操れる。コップを浮かせるのも、扉を開けるのも、戦うのも、全部それでまかなえる。つまり魔力は特別な才能ではなく、呼吸みたいな前提だ。だからこそライガット・アローは異物になる。彼だけが水晶を動かせない「非魔導者」で、それは魔法世界における無能の烙印に近い。学生時代からずっと、彼は劣等生という立場を背負って生きてきた。物語が残酷なのは、その引け目を安易に救わないところだ。
普通なら「持たざる者が努力で這い上がる」話に流れるところを、この作品は別の角度から刺してくる。古代ゴーレムは水晶の制御を受けつけない。だから魔力を持つ全人類が動かせず、唯一動かせるのが魔力ゼロのライガットだけ、という構図になる。彼の欠落が、そのまま唯一性に反転する。けれどこれはサクセスストーリーではない。動かせてしまったことで、彼は否応なく戦争の中心へ引きずり出されるからだ。才能の欠如が祝福にも呪いにもなる、その両義性を逃げずに描く。
しかも戦場で向き合うのは見知らぬ敵ではなく、かつての友人たちだ。王になった者、敵国の将になった者、技師として兵器を設計する者——それぞれが立場という名の鎧を着せられ、ライガットの古いゴーレムと対峙する。だから「持たざる者の戦い」は、同時に「友情が制度に引き裂かれていく話」でもある。単なるメカアクションとして消費するには、根っこに居座っている痛みが少し深い。
特に刺さったシーン
やはり序盤、眠っていた古代ゴーレムが初めて反応する場面だ。周りの整った兵器と違って、こいつは美しくない。継ぎ目だらけで、起動するたびに地面を抉るように動く。その不格好さが、そのままライガットという人間の輪郭に重なって見えた瞬間に、思わず背筋が伸びた。保志総一朗の声がいい。勇ましく叫ぶのではなく、状況に追い立てられて声が裏返りそうになる、あの普通の人間っぽい震えを残している。英雄の声ではなく、巻き込まれた人の声なのだ。
そして終盤、かつての友人と戦わざるを得なくなる展開での神谷浩史。敵将ゼスの、憎しみではなく諦めの混じった低い声が効いていて、剣戟そのものより会話の間のほうが痛い。劇場の音響で聞くと、ゴーレムの駆動音と沈黙の落差が体に来る。家のスピーカーでは出せない圧だった。
読んで見たくなったら——『ブレイク ブレイド 覚醒ノ刻』はNetflixで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「みんなが当たり前にできることが、自分だけできない」感覚に身に覚えがある人
- 無敵のヒーローより、追い詰められて動く等身大の主人公が好きな人
- ファンタジー世界のメカが、整いすぎず生々しく動く画に痺れる人
- 友情が立場や戦争で歪んでいく、後味の苦いドラマを求めている人
合わない人
- 爽快に勝ち続けるカタルシスをメカ作品に期待している人
- 設定説明を丁寧に積み上げてほしいタイプの人(情報が一気に来る)
- 恋愛や人間関係のじめっとした部分を抜きに、戦闘だけ楽しみたい人
- 章立ての劇場版を、続きが気になる状態で待つのが苦手な人
次に見るなら
天空のエスカフローネが好きなら、こちらも素直に刺さるはず。剣と魔法の世界に巨大メカ(ガイメレフ)を同居させた先輩格で、ファンタジーとロボの違和感をドラマで溶かしていく手つきが近い。
圧倒的な力の差を知略で覆す戦いに痺れるならアルドノア・ゼロ。持たざる側がどう戦うかというテーマで響き合うし、戦争を冷たい目で見つめる距離感もよく似ている。
友情が立場と戦争で引き裂かれていく構図にやられたならコードギアス 反逆のルルーシュを。かつて近かった者同士が敵味方に分かれていく痛みを、これでもかと描き切る一本だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「ブレイク ブレイド 覚醒ノ刻」は、現在Netflixで配信されており、見放題で視聴できます。重厚なメカアクションと人間ドラマをまとめて楽しみたい方は、Netflixからチェックするのがおすすめです。配信状況は変更される場合がありますので、視聴前に最新の情報を確認しておくと安心です。