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アスラクライン
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Seven Arcs |
高校生の夏目智晴は友人の幽霊・美咲に取り憑かれている。兄の家に引っ越した彼は、ある日謎の鍵付きカバンを受け取る。最初は保管するつもりだったが、やがて家は超常現象に襲われ始める。カバンの秘密を解き明かすことが、智晴と美咲の運命を変えることになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
高校生の夏目智晴は、幼なじみで親友だった少女・美咲の幽霊に取り憑かれた日々を送っていた。兄の家で暮らし始めた智晴は、ある夜、見知らぬ少女から鍵のかかった謎のカバンを託される。ただ預かるだけのつもりだったが、その日を境に、家の周囲では奇妙な超常現象が次々と起こり始める。カバンに秘められた力の正体とは何か——。やがて智晴は、自らと美咲の運命を大きく揺るがす戦いへと巻き込まれていく。アクション、メカ、そして超自然の要素が複雑に絡み合いながら、少年少女たちの物語が静かに幕を開ける。みどころ・魅力
① 幽霊と超常現象が織りなすミステリアスな世界観
親友の幽霊に取り憑かれた主人公という設定からして異色で、謎のカバンをきっかけに日常が少しずつ崩れていく不穏な空気が魅力。何が起きているのか分からないまま引き込まれていく序盤の謎めいた展開は、続きが気になって止まらなくなる引力を持っています。超自然要素を軸にした独特の緊張感を味わえます。② メカ「アスラ・マキーナ」が生み出す迫力のアクション
物語が進むにつれ、超常の力を宿したメカニックがぶつかり合うダイナミックなバトルが本作の見どころに。ファンタジー的な世界観とメカアクションが融合した独特の戦闘描写は、ジャンルの枠を超えた面白さがあります。スピード感あふれる戦いのシーンは、アクション好きにも見応え十分です。③ 智晴と美咲、少年少女たちが紡ぐ人間ドラマ
非日常的な事件の裏側で丁寧に描かれるのが、智晴と美咲をはじめとするキャラクターたちの関係性。失われたものへの想いや、運命に抗おうとする姿には胸を打たれる場面も多く、ただのアクション作品にとどまらない情感が漂います。事件の真相が明かされるにつれ深まる人物描写に注目です。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 草川啓造 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 和狸ナオ |
| キャラクターデザイン | 小森篤 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | アンジェラ「Spiral」 |
| ED | アンジェラ「Link」 |
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アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
名前だけは知っていた。2009年。深夜アニメをそれなりに追っていた時期のはずなのに、これはなぜか手を出さなかった。タイトルの字面に少し身構えた、というのもある。十数年たって、配信のおすすめ欄にしれっと並んでいるのを見つけて、今ごろ再生した。最初の二、三話は「幽霊に取り憑かれた高校生」というありふれた導入で、ああ、こういう温度かと一度は油断する。ところが鍵のかかったカバンが画面に出てきたあたりから、空気が変わってくる。1回目はストーリーを追うだけで手一杯だったのが、2回目に見ると、序盤のなんでもない会話に後半の仕掛けがきっちり仕込まれていることに気づく。当時スルーした自分を、少しだけ責めた。
死んだ人間を、手放せないという話
この作品を、メカと超常現象のバトルものとしてだけ見ると、たぶん半分も入ってこない。中心にあるのはもっと地味で、重たい感情だ——死んだ人間を、手放せない。主人公の智晴のそばには、死んだはずの相手がずっといる。彼にしか見えない。会話もできる。普通ならホラーの導入だが、ここではそれが日常として描かれる。失った相手がそばにい続けるというのは、慰めであると同時に、前へ進めないということでもある。その両義性を、作品はわりと冷静に扱っている。
そして物語が動き出すと、その「手放せなさ」にちゃんと値段がつく。鍵付きのカバンから始まる一連の超常現象も、機械が絡んでくる中盤の展開も、根っこは同じところにある。何かを差し出さなければ前に進めない、命の重さを担保に取られる、という構造だ。失ったものを取り戻したい、そばにいてほしい——その願い自体は誰にでもある。でもこの作品は、その願いを叶えるには必ず代償がいる、と繰り返し突きつけてくる。だから超常バトルが派手になればなるほど、画面の裏で進んでいるのは「誰が、何を諦めるか」という選択の話になる。
単なる伝奇アクションではなく、喪失と未練を機械とオカルトの装置に翻訳した作品、と言うと大げさだろうか。少なくとも2回目に見たときの自分は、バトルの勝敗よりも、登場人物たちが何を手放せずにいるのかばかりを追っていた。終盤の展開でようやく、序盤のあの距離感の意味がわかる。そこまで見て、これは喪失の物語だったのだと腑に落ちた。
特に刺さったシーン
派手な戦闘よりも、序盤の、智晴と取り憑いている相手が二人だけで交わす何でもない会話のほうが残った。死者と生者の会話なのに、緊張感より生活感のほうが勝っている。その温度を成立させているのが声で、操緒を演じる戸松遥のトーンが絶妙にうまい。幽霊なのに湿っぽくならず、かといって軽すぎない。そばにいるのが当たり前になってしまった距離感が、演技だけで伝わってくる。受ける入野自由の智晴も、ツッコミきれずに流してしまう感じが妙にリアルで、ここで彼が言葉を飲み込んだとき、思わずこっちも黙った。
脇も効いている。喜多村英梨の倉澤六夏が場面に出てくると一気に空気が締まるし、潮泉律都を演じる日笠陽子、樋口琢磨役の下野紘がからむやり取りには、シリアス一辺倒にしない呼吸がある。中盤、それまで日常側にいた人物の立ち位置がぐらっと変わる場面では、声の芝居が一段ギアを上げる。情報量で殴ってくる作品だけれど、刺さるのは結局こういう声の細部だった。
読んで見たくなったら——『アスラクライン』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 伏線が後からつながるタイプの構成を、巻き戻してでも確かめたい人
- バトルそのものより、その裏で誰が何を諦めるかに反応してしまう人
- 2000年代後半の伝奇・ラノベ原作アニメの手触りが好きな人
- 幽霊・喪失・未練といったモチーフを湿っぽくなりすぎず描く作品を探している人
合わない人
- 序盤からテンポよく説明を畳んでほしい人(立ち上がりは静かめ)
- メカ要素に明快なロボットものらしいカタルシスを期待している人
- 設定や用語をその場で全部飲み込めないとストレスを感じる人
- 感情の余韻より、毎話の決着のわかりやすさを優先したい人
次に見るなら
ありふれた高校生が超常の側へ引きずり込まれ、隣に立つ少女との関係が物語の軸になる——その骨格が好きなら灼眼のシャナ。存在が消える・忘れられるという喪失の感覚を、バトルと恋の両方で描いていて、アスラクラインと地続きの感触がある。
死と裏切りが情け容赦なく登場人物を揺さぶる超常アクションが見たいなら喰霊-零-。短い尺で、信じていた関係が崩れていく重さを叩きつけてくる。手放せなさの代償というテーマがより鋭い形で出ている。
機械に乗ることそのものに痛々しい代償がともなう話に惹かれるなら蒼穹のファフナー。戦うほどに何かを失っていく構造と喪失の描き方が、この作品の重い部分と響き合う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「アスラクライン」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つのサービスで視聴することができます。複数の配信サービスで取り扱われているため、すでに利用中のサービスがあればそのまま楽しめる可能性が高いです。アニメ作品を幅広く扱うこれらのサービスなら、シリーズをまとめて視聴しやすい環境が整っています。



