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2002

名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊
★ 4.0 / 5.0冒険ミステリー
| 放送年 | 2002年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | TMS Entertainment |
コナンは多くのゲストが集まるパーティーに招待された。新しいバーチャルゲームシステムをテストしていた時、殺人事件が発生する。コナンはゲームシステムの中に入り、有名な小説の登場人物シャーロック・ホームズの協力を得ながら、犯人が誰かを突き止めなければならない。ゲームをテストしている49人の子どもたちの命がコナンの手にかかっている。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
天才的頭脳を持つ少年がプログラムした次世代ゲーム機「コクーン」の発表パーティーに、コナンたちは招待される。バーチャル体験中、突如としてゲームが乗っ取られ、参加した49人の子どもたちが命がけのゲームに閉じ込められてしまう。舞台は19世紀末のロンドン。プレイヤーはシャーロック・ホームズの世界で連続殺人鬼ジャック・ザ・リッパーに立ち向かうことになる。ゲームをクリアできなければ全員の脳が破壊される――。コナンは灰原や少年探偵団とともに、現実とゲーム、二つの世界にまたがる謎に挑む。子どもたちの未来を賭けた究極の頭脳戦が幕を開ける。みどころ・魅力
① ホームズの世界×コナンという夢の融合
本作の最大の魅力は、推理の原点ともいえるシャーロック・ホームズの世界にコナンが飛び込む構成です。ヴィクトリア朝ロンドンの霧の街並み、切り裂きジャックの恐怖、そしてホームズへの敬意に満ちた演出が、ミステリーファンの心を強く揺さぶります。② 子どもたちだけで挑む命がけの頭脳戦
大人の助けが一切ない閉ざされたゲーム世界で、子どもたちが知恵と勇気だけを頼りに生き延びようとする緊張感が見事です。脱落=死という極限のルールが、一手一手の選択に重みを与え、終始張り詰めたサスペンスを生み出しています。③ 「格差社会」への鋭いメッセージ性
単なる謎解きにとどまらず、生まれや環境で人生が決まる社会への問いかけが物語の核に据えられています。天才少年が遺したメッセージと、それに向き合うコナンたちの姿が、エンタメを超えた深い余韻を残す重厚な一作です。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | こだま兼嗣 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 須藤昌朋 |
| 音楽 | 大野克夫 |
| 美術監督 | 渋谷幸弘 |
| 音響監督 | 小林克良 |
| ED | ビーズ 「Everlasting」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
名作だ名作だと聞かされ続けて、それでも後回しにしていた。コナンの映画はいつでもどこでも配信に並んでいて、いつでも見られるものは結局いつまでも見ない。どこを開いても置いてある安心感が、逆に腰を重くしていた。やっと再生したのは、ある夜、他に見るものを探すのが面倒だっただけ。子ども向けの探偵もの、くらいに構えて見始めたら、序盤のパーティーで人が死んだあたりで姿勢が変わっていた。終盤には喉のあたりを掴まれて、最初に思っていた「軽い一本」とはまるで違う場所に連れていかれた。後回しにしていた自分を軽く呪った、というのが正直な第一印象になる。親の七光りを剥がされたとき、子どもは何で生き残るのか
このゲームは、ただ命を賭けたサバイバルではない。コクーンに取り込まれた49人——コナンを入れて50人——の子どもたちの多くは、日本を動かす立場の大人を親に持つ血筋だ。政治、財界、要するに「次もこの国を仕切ることが約束された」側の子どもたち。そこへ、親の名前も肩書きも一切通用しないルールが突きつけられる。舞台にヴィクトリア朝のロンドンを選んだのが、よくできている。切り裂きジャックが霧の中を歩く街は、貴族と貧民がくっきり分かれた格差の見本市みたいな場所で、そこに現代日本の「生まれで決まる」構造を静かに重ねてくる。最初は懐古趣味のミステリーごっこかと思って見ていた。違った。世襲という安全装置を外された子どもが、自分の頭と足だけで立てるのかを問う話だと、進むうちに気づく。ゲームの設計者が遺したかったのは、犯人当ての快感ではなく、「この国の未来を、親の力で勝ち上がる子に任せていいのか」という、わりと刺々しい問いだ。だからクリア条件が知識量ではなく、目の前の他人に手を差し出せるかどうかに寄っていく。優秀さの定義そのものをずらしてくる。子ども向けの皮をかぶせて、ここまで大人に向けた爪を隠している。名作と呼ばれる理由は、トリックの出来よりもこの一点にあると思う。見終わって残るのは「面白かった」より、「自分は何で生き残ってきたんだっけ」という、少し居心地の悪い問いのほうだった。特に刺さったシーン
終盤、子どもたちが大人の助けなしに自分の意思で選択を迫られる展開で、思わず前のめりになった。ここで効いてくるのが少年探偵団の存在で、光彦が知恵を絞る場面の大谷育江の声には、賢さと心細さが同居していて、頭でっかちな子の必死さがそのまま音になっている。元太の高木渉が要所で見せる、勘違いみたいでいて芯を食う一言も、こういう作品では救いになる。灰原を演じる林原めぐみは、終始テンションを抑えたまま、一番冷えた場所から物語を見ている。その低い声が、コナン=高山みなみの前に出ていく熱さと噛み合って、二人で物語の温度を保っている。平田広明の落ち着いた声色も画面を締める。個人的に一番来たのは、ラスト近くの「ある選択」の場面で、子どもが子どものまま大人より真っ当な判断を下したとき、画面のこちらが試されている気分になった。声を張り上げない芝居だからこそ、こちらの喉が詰まる。読んで見たくなったら——『名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ミステリーの皮をかぶった社会批評にぞくっとする人
- 「生まれで決まる」ことへ、どこかで引っかかりを抱えている人
- コナンを子ども向けと侮っていて、一度ひっくり返されたい人
- 抑えた芝居と、決め台詞より沈黙で泣かせてくる作品が好きな人
合わない人
- 毎回の派手なアクションとカーチェイスを期待してくる人
- テーマより、純粋に難解な密室トリックを解きたい人
- 子どもにメッセージを背負わせる作風を、説教くさいと感じる人
- シリーズの人間関係を一切知らずに飛び込みたい人(少しだけ予習が効く)
次に見るなら
仮想空間に命と社会の行方を賭ける話が刺さったなら、サマーウォーズ。ネットの中の戦いが、最後は血の繋がりと田舎の食卓に着地する熱量は、ベイカー街の問いと裏表の関係にある。 システムが人間を選別する構図にぞくっとしたなら、PSYCHO-PASS サイコパス。数値で人の価値を裁く社会を、もっと冷たく突き詰めた一本で、あの居心地の悪さが好きならまず外さない。 同じコナン映画で重い満足感を味わいたいなら、名探偵コナン 瞳の中の暗殺者。事件の派手さの裏で、記憶と関係性をじっくり描く作りが、テーマ重視のこちらにも気持ちよく刺さる。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「名探偵コナン ベイカー街の亡霊」は、ABEMA、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Netflix、Hulu、Disney+で配信されており、複数のサービスから視聴できます。見放題対応のサービスが多いため、すでに加入しているサービスがあればそのまま楽しめます。これから視聴するなら、無料体験期間のあるサービスを選ぶとお得に鑑賞できます。