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聖闘士星矢 冥王ハーデス エリシオン編
| 放送年 | 2008年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 6話 |
| 原作 | 漫画 |
12体の黄金聖闘士が嘆きの壁を破壊するため命を捧げた後、青銅聖闘士たちは冥界最深部のエリュシオンへ進む。そこで彼らはハーデスとの最終決戦に挑む前に、ハーデスの最強の二柱の神僕である双子神ヒュプノスとタナトスに立ち向かわねばならない。
作品概要・あらすじ
あらすじ
12人の黄金聖闘士たちが命を賭けて嘆きの壁を打ち破った後、青銅聖闘士たちはハーデスの支配する冥界の最深部・エリュシオンへと足を踏み入れる。そこで待ち受けるのは、死と眠りを司る双子神タナトスとヒュプノスという、ハーデスに仕える最強の神々だ。宿命の最終決戦に向けて、聖闘士たちは神をも超える力を引き出せるのか——冥王ハーデス編の、壮絶なクライマックスが描かれる。
みどころ・魅力
① 黄金聖闘士たちの犠牲が生んだ感動の連鎖
前章までに12人の黄金聖闘士が自らの命を燃やして嘆きの壁を壊した——その重みを背負って戦う青銅聖闘士たちの姿は圧巻。先輩たちの死を無駄にしないという意地と悲しみが、戦闘シーンをより熱くさせる。
② 神話の神・タナトスとヒュプノスとの頂上決戦
ギリシャ神話における「死」と「眠り」を体現する双子神は、これまでの冥闘士や冥王将とは次元の違う強さを誇る。人間の聖闘士がいかにして神に立ち向かうのか、シリーズの集大成にふさわしいスケールで描かれる。
③ ハーデス編を締めくくる完結編としての完成度
長年にわたって続いた冥王ハーデス編の真の終幕として、伏線の回収と感情的カタルシスが詰め込まれた構成。OVAという形式ながら作画クオリティも高く、ファンにとって待望の結末を映像で体感できる作品となっている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 勝間田具治 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 荒木伸吾 |
| 音楽 | 横山菁児 |
| OP | マリーナ・デル・レイ「女神の戦士ペガサス・フォーエバー」 |
| ED | 石橋 祐子「神の園 〜Del Regno」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
聖闘士星矢は「子供の頃に見ていた」という典型的なポジションの作品で、正直ハーデス編に突入した辺りからの記憶がほとんどない。テレビシリーズの終盤あたりからなんとなく曖昧になっていて、エリシオン編にいたっては「あったっけ?」くらいの認識で見始めた。
OVAとして出ていることを知らなかったのは恥ずかしいが、冥界最深部への突入という設定を確認した瞬間に「これは子供の頃に見ていたら確実に夜中に目が覚めるやつだ」と思った。ヒュプノスとタナトスという双子神の名前だけは記憶に残っていて、あの禍々しいビジュアルだけが断片的に浮かんだ。見直してみて、記憶が曖昧だった理由がわかった気がする——これは子供が正面から受け止めるには少し重い話だ。
12人の死体を踏み台にして、それでも前に進まなければならない話
聖闘士星矢という作品全体を通じてあるのは「小宇宙(コスモ)を燃やす」という精神論的な熱さだが、このエリシオン編に至るまでのハーデス編全体を通じて積み重なってきたものは別の何かだ。12体の黄金聖闘士が嘆きの壁を破壊するために命を捧げた——この事実を背負って、青銅聖闘士たちは冥界の最深部に踏み込んでいく。
単純に「強い敵を倒す」という話ではない。すでに死んだ仲間たちの犠牲の上に立っているという重さが、エリシオン編では画面全体に漂っている。あの黄金聖闘士たちは「力不足だったわけじゃない」。作中で長らく青銅の格上として描かれてきた12人が命ごと使ってようやく開いた道を、青銅の連中が突き進むという構造は、少年漫画的な熱血物語とはベクトルが少し違う。
ヒュプノスとタナトスという神格そのものに当たる展開も含め、「人間が神に喧嘩を売る」という聖闘士星矢の根本テーマが最も尖った形で出てくるのがこの編だと思っている。そしてそれは「根性で勝つ」のではなく、膨大な犠牲と積み重ねの末にようやく届く話として機能している。子供の頃には「星矢たちが頑張るアニメ」として見ていたものが、大人になってから見ると「これだけの死者を出してようやく神と戦える土俵に立てた」という構造の重さとして受け取れる。
2回目以降で気づいたのは、青銅聖闘士たちがエリシオンに踏み込む時点で既に満身創痍であるという描写の丁寧さだ。無敵の主人公たちが勝ちに行く話ではなく、ギリギリの者たちが神の領域に踏み込む話——その重心のかけ方が、このOVAが単なる「シリーズの続き」以上のものとして成立している理由だと感じる。
特に刺さったシーン
双子神との対決シーンは、キャラクターデザインの禍々しさも含めて「神と戦うとはこういうことか」という感覚が強い。圧倒的な格差を見せつけながらそれでも食らいついていく青銅聖闘士の描写が丁寧で、素直に見応えがあった。
声優陣について言うと、森田成一の星矢は今聞いても「これが星矢の声」というフィット感が強い。少年誌的な熱量をそのまま声にしたような演技で、覚悟を見せる終盤の台詞には説得力がある。小西克幸の一輝は、あの独特の静かな凄みが健在で、仲間の危機に動く場面での台詞まわしは相変わらずカッコいい。二人の対比が面白い。
櫻井孝宏の紫龍は落ち着いたトーンで場面を引き締める役割を担っていて、2024年以降のあれやこれやを知った上で改めて聞くと複雑な気持ちになるのは否めないが、演技そのものの質は確かだ。折笠富美子の城戸紗織は出番こそ限られるが、あの声が流れると場面の空気がすっと変わる——透明感のある緊張感、とでも言うべき何かがある。ゆきのさつきの星華も、感情の揺れを出しすぎず抑えた演技で、あのキャラクターの立ち位置にちょうどいい。
読んで見たくなったら——『聖闘士星矢 冥王ハーデス エリシオン編』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- テレビシリーズ・ハーデス冥界編をすでに見ていて「締めくくりを見たい」と思っている人
- 大量の犠牲と覚悟の上に成立するクライマックスが好きな人
- 80〜90年代少年アニメの文法(小宇宙・友情・死闘)に耐性がある人
- 黄金聖闘士たちへの思い入れがある人(彼らの死がエリシオン編の重さの土台になっているので)
合わない人
- シリーズ未視聴でいきなりここから見ようとしている人(何も伝わらない)
- 戦闘描写のテンポに現代アニメ的なスピード感を求める人
- パワーバランスの整合性を気にするタイプ(神格が相手になると数字で語れなくなる)
- 「さっさと結論を出してほしい」人——このシリーズ全体がそういう作りではない
次に見るなら
天空戦記シュラト——聖闘士星矢と同時代の「神話世界の神格と戦う少年たち」という構図で、ヒンドゥー神話ベースの世界観が独特。星矢のギリシャ神話的な荘厳さとは別の方向性だが、人間が神の領域に踏み込む物語として同じ引力がある。OVAシリーズとして完結しているので、続きが気になる状態のまま放置されることもない。
幽遊白書——霊界・魔界と人間界の対立構造、仲間との死闘、そして終盤にかけての重さの出し方が星矢のハーデス編と共鳴する。魔界編に至るまでの積み重ねと最終局面での格上との戦いという文脈で、星矢ファンが次に見る作品として違和感がない。富樫義博の「終わらせ方の難しさ」も込みで語りたくなる作品。
鋼の錬金術師 BROTHERHOOD——「神の領域への挑戦」「夥しい犠牲の末のクライマックス」という構造的な類似で選んだ。時代は全く異なるが、膨大な伏線と死者の積み重ねの上に成立するラストという意味で、エリシオン編で感じた「重さ」に近いものを現代の作画で体験できる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『聖闘士星矢 冥王ハーデス エリシオン編』は、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TVにて配信中です。サブスクサービスを利用していれば追加料金なしで視聴できる場合もありますので、ご自身の契約サービスをご確認ください。冥王ハーデス編の完結を飾るこの作品を、ぜひお好みのプラットフォームでお楽しみください。
よくある質問
まとめ
『聖闘士星矢 冥王ハーデス エリシオン編』は、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TVにて配信中です。サブスクサービスを利用していれば追加料金なしで視聴できる場合もありますので、ご自身の契約サービスをご確認ください。冥王ハーデス編の完結を飾るこの作品を、ぜひお好みのプラットフォームでお楽しみください。




