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聖闘士星矢:Knights of the Zodiac バトル・サンクチュアリ
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Toei Animation |
女神アテナを守う若き戦士たちは十二宮の聖闘士と呼ばれる。孤児の少年星矢はペガサス聖闘士となる運命にある。アテナは暗い予言のもと この世に誕生した。ポセイドンとハデスとの戦いに敗れ、人類を滅亡させるという。星矢はこの予言に立ち向かい、彼女を守ることを誓う。だが今、神が—
作品概要・あらすじ
あらすじ
女神アテナを守護する若き戦士たちは「聖闘士」と呼ばれ、十二の星座に対応した聖衣(クロス)を纏い戦う存在だ。孤児の少年・星矢はペガサスの聖闘士として覚醒し、アテナを守ることを誓う。だがアテナには、ポセイドンとハデスとの戦いに敗れて人類を滅亡させるという暗い予言が下されていた。星矢たちは真実を求めて十二宮の頂点へと挑み、その先で神々の陰謀に立ち向かっていく。みどころ・魅力
① フルCGIで蘇る聖衣(クロス)の圧倒的造形美
原作ファンに馴染み深いペガサスや黄金聖闘士の聖衣が、現代のCGI技術によって立体的かつ精緻に描かれている。装着シーンや光のエフェクトは映像作品ならではの迫力で、アクションシーンに独自のダイナミズムをもたらしている。② 十二宮突破という王道の熱い展開
強大な黄金聖闘士が守る十二の宮を一つずつ突破していくという構造は、原作の名場面を踏襲した緊張感ある展開だ。格上の敵に全力で挑む少年たちの意地と友情が、バトルシーンを通じて丁寧に描かれている。③ 現代向けにアレンジされた世界観と新たな解釈
キャラクターの設定やストーリーの細部が現代の視聴者向けにアップデートされており、原作を知らない初見の視聴者でも入りやすい構成になっている。一方で原作の核心となるテーマは継承されており、新旧双方のファンが楽しめる作りとなっている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 芦野芳晴 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 西位輝実 |
| OP | 「Pegasus Seiya」 |
| ED | 「SOMEBODY NEW」 |
関連作品
アニメ
書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
聖闘士星矢の名前は知っていた。ただ、リアルタイム世代じゃない。80年代後半のオリジナルを後追いで少し触れた程度で、黄金聖闘士の名前も十二宮の配置もうろ覚えという状態で、このバトル・サンクチュアリを見始めた。
正直に書くと、最初の30分は情報の洪水だった。聖域(サンクチュアリ)の構造、アテナという神、予言の意味。原作ファンなら当然の前提として流れていくものが、こちらにはゼロから積み上げられていく。それが辛いかというと、そうでもなかった。むしろ「この世界、どこまで広いんだ」という感覚が先に来た。
2回目を見たとき気づいたのは、序盤の段階で既に作品の規模感を丁寧に提示していたことだ。1周目は展開を追うので精一杯だったが、落ち着いて見ると、戦いの絵よりも「なぜ戦うか」の部分に時間をかけていた。ONA特有の密度の高さ、というか、TVシリーズなら尺を稼ぐだろう場面をすっ飛ばして核心に向かう構造が、2周目ではむしろ気持ちよかった。
「選ばれた」ことより「選ぶ」ことの話——予言と意志の非対称
この作品を単純な少年バトルアニメとして見ると、わりと表層で終わる。主人公が強い敵を倒して進んでいく、確かにそういう構造だ。ただ、繰り返し見ていると、作品が一貫して問い続けているのは「予言に従うことと、自分で決断することは、本当に別のことか」という、かなり根の深いテーマだと思う。
星矢はアテナを守ることを「運命」として与えられている。ペガサス聖闘士という立場も、闘う理由も、神話的な構造の中に最初から組み込まれている。それは彼の自由意志を否定しているように見えるが、作中で重要なのは「予言を知った上で、それでも自分の足で踏み込む」という選択の積み重ねだ。
聖域の十二宮を進む展開は、ゲームで言えばボスラッシュに近い構造だが、各局面で星矢たちが立たされるのは「体力が尽きたらどうするか」という問題よりも「なぜここで立ち上がるのか」という問いだ。そこに答えられなくなった瞬間、戦士は折れる。聖衣(クロス)が砕けても闘う場面の演出は、その文脈で読むとずっと重くなる。
折笠富美子が演じる城戸紗織の存在が、この構造の鍵になっている。彼女は守られる側でありながら、守られることを受け入れる選択を何度もしなければならない。「女神として在ること」の重さが、星矢たちの「聖闘士として戦うこと」と対称的に描かれていて、どちらも「役割を押しつけられた存在が、それでも自分の意志で動く」という点で重なっている。折笠さんの声はどこか遠くにいる人物でありながら確かな核を持つ、という表現が絶妙で、2周目以降は彼女の台詞の重心の置き方をずっと追ってしまった。
リメイクだからこそ出せる視点もある。オリジナルを知っている人間が見ると「こうなるはずだ」という期待がある。逆にこちらのような後発組は、予言の内容を劇中と同じタイミングで知ることになる。意図的かどうかはわからないが、「知らないまま踏み込む」という視聴体験が、星矢の立場と少し重なる構造になっていた。
特に刺さったシーン
紫龍が単独で局面を切り開く中盤の戦闘が、個人的に一番残った。アクション自体の派手さよりも、動きを止めた瞬間の間の取り方が印象的で、そこに被さる櫻井孝宏の演技が効いていた。
櫻井さんの声には「静かに燃えている」という表現がよく似合う。大声で叫ぶより、低く絞り出すような台詞の方が温度が高い、という使い方を知っている役者で、紫龍という役がその強みを引き出す構造になっていた。最初に見たとき、台詞の内容より声の質感で先に情緒を動かされてしまって、2回目でようやく何を言っていたか正確に追えた、という感じだった。
佐藤聡美が演じる瞬については、声の柔らかさと内側にある強さの落差が面白い。外見や声のトーンと行動が乖離している、という役どころを、過剰に演じずにそのまま持っているのが見事で、「強さを見せようとしていない強さ」の描き方として印象に残った。
一輝を演じた小西克幸は、登場の少なさに対して存在感の密度が異常に高かった。出てくる場面が限られているのに「この人がいる」という空気が先行する。声の重さとキャラクターの業の深さが噛み合っていた。
読んで見たくなったら——『聖闘士星矢:Knights of the Zodiac バトル・サンクチュアリ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- オリジナルの聖闘士星矢を知っているが、映像を現代のクオリティで見直したい人
- バトルより「なぜ戦うか」の部分に重きを置いて見る人
- 展開の密度が高いONAフォーマットが好きな人(尺を引き延ばすのが嫌いな人)
- 聖域という舞台の規模感・世界観の造り込みに興味がある人
- 櫻井孝宏・小西克幸・折笠富美子の演技目当てで見られる人
合わない人
- オリジナルへの思い入れが強く、アレンジや解釈の変化に敏感な人
- 予備知識ゼロで完全に独立した物語として見ようとする人(背景の把握にコストがかかる)
- CGアニメの質感に違和感を覚えやすい人(作画アニメと比べると動きの癖がある)
- キャラクター数が多い群像劇に疲れる人
次に見るなら
銀河英雄伝説 Die Neue Theseが好きなら感触が近いかもしれない。予言的な歴史と個人の意志の衝突、巨大な世界観の中で動く複数の主軸キャラクター、という構造が共鳴する。バトル描写より「なぜ闘うか」を語り続ける作風も似ている。
Fate/Zeroも候補に挙げたい。「神話・英霊・運命」という意味的な重なりがあり、こちらは召喚された側の矜持と悲劇が軸になる。聖闘士星矢で「選ばれた存在の意志」に引っかかった人は、同じ問いの別バージョンとして見られる。
鬼滅の刃はジャンプ文脈の比較として挙げる。理不尽な予言や宿命に抗う少年、という骨格が近く、映像表現も現代的にリメイクされた古典構造として接点がある。こちらは感情の解像度が高めなので、星矢で少し置いていかれたと感じた人が次に見るのに向いている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『聖闘士星矢:Knights of the Zodiac バトル・サンクチュアリ』は、dアニメストアおよびU-NEXTにて視聴できます。CGIで描かれた迫力のバトルと王道の熱い展開を、手軽にお楽しみください。




