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鬼斬
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | Studio Signpost |
MMORPGオニギリは、プレイヤーを日本の神話が息づく神秘的な世界へと導く。孤独な鬼として始まったプレイヤーは、ミアスマを広げる邪悪なカミクイの影響に抗い戦う。個性的なスキルを持つ8人のNPCが味方となり、プレイヤーと共に伝説を築き、立ちはだかる悪を鎮める。
作品概要・あらすじ
あらすじ
日本神話の世界観を基にしたMMORPG『鬼斬』を原作とした短編アニメ。舞台は神々と妖怪が入り乱れる神秘的な和風ファンタジー世界。プレイヤーキャラクターである鬼の少年が、世界に「ミアスマ」と呼ばれる禍々しい瘴気を広げる邪悪な存在・カミクイと戦う物語。個性豊かなスキルを持つ8人のNPCたちが仲間となり、共に伝説を打ち立てながら悪を討ち滅ぼしていく、アクションとコメディが融合した軽快な作品です。みどころ・魅力
① 日本神話×ゲーム世界のユニークな和風ファンタジー
八百万の神々や日本の妖怪伝承をベースにしたゲーム原作ならではの設定が光ります。神社・妖怪・カミクイといった和の要素が独自の世界観として構築されており、日本神話に親しみがある視聴者にはなじみやすく、初めて触れる方にも新鮮なファンタジーとして楽しめます。② 個性派NPCたちとのにぎやかなバトルコメディ
8人の個性豊かなNPC仲間が勢ぞろいし、それぞれ独自のスキルと性格でストーリーを彩ります。短編ならではのテンポの良さで、戦闘とギャグが交互に展開。シリアスになりすぎず、ゆるくコメディ色の強い掛け合いが楽しめるのが本作の魅力です。③ 原作ゲームの雰囲気をそのままアニメで体験
オンラインゲーム『鬼斬』のキャラクターやストーリーがアニメとして映像化されており、ゲームプレイヤーにはおなじみの世界観をアニメで再体験できます。未プレイの方にとってもゲームの世界観への入口として機能しており、原作ゲームへの興味が高まる作りになっています。キャスト・声優一覧
















スタッフ
| 監督 | 山本天志 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 鴻野貴光 |
| キャラクターデザイン | 伊部由起子 |
| OP | スターマリー「姫は乱気流☆御一行様」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「三森すずこが出てる」という一点だけで手を伸ばした作品だった。2016年当時、ミモリンが出るならとりあえず見るという時期があって、その流れで辿り着いた。タイトルの「鬼斬」は知ってたけど、それがオンラインゲームのアニメ化だとは把握していなかったので、最初の1話を見てしばらく状況を飲み込めなかった。5分のショートアニメで、ゲームのNPCが喋ってる、という構造。「あ、そういうやつか」と納得するまでに2話ぐらいかかった。2回目に通して見たとき、これが販促コンテンツとしての潔さに振り切っていることに気づいて、逆に興味が湧いてきた。謎の作品、というのは貶し言葉じゃなくて、居場所がよくわからないという意味で謎なのだ。
ゲームのNPCたちが主役を張るとき、何が起きるか
鬼斬という作品の一番面白いところは、「主人公が不在のまま物語が動く」という構造にある。原作ゲームではプレイヤーキャラクターが中心で、NPCたちはそのサポート役だ。でもアニメ版ではそのプレイヤー枠がほぼ空白のまま、8人のNPCたちが勝手に喋って、勝手に動いて、勝手にコメディを展開する。
普通に考えると、これは失敗の構造に見える。主人公不在のアニメなんて感情移入できないはずで、実際にゲームを知らない人間が見てもキャラクターの文脈を拾いきれない。でも逆説的に、この「主人公の空白」がショートアニメのフォーマットとうまく噛み合っている部分があると思う。5分という尺には起承転結を詰め込む余裕がない。だからキャラクターに説明的な台詞を与えるより、既にキャラクターを知っているプレイヤーに向けて「こいつらが動いてる」という映像を提供する方が正解になる。
これは販促アニメ特有の割り切りで、そこに面白さがある。ゲームのNPCはプレイヤーにとって「いつも同じ台詞を言う存在」だ。でもアニメ化することで、その固定された存在がちょっとだけ自律して動き出す。三森すずこが演じる茨木童子が予想外のリアクションをするとき、ゲームをやり込んだ人間は「こいつがこんなことを言うのか」という奇妙な感動を覚えるはずで、その感情は普通のアニメでは生まれにくいものだ。
単なる5分販促アニメとして切り捨てるのは簡単だけど、「ゲームのキャラクターが動く」というコンテンツが持つ独自の引力は、もう少し真剣に考えてもいいと思っている。
特に刺さったシーン
松井恵理子演じる義経と、鈴木愛奈演じる静御前が絡むシーンは毎回安定して面白かった。義経と静御前という歴史上の人物の組み合わせをファンタジーMMORPGのNPCに落とし込む、という無茶苦茶な発想が、短いシーンの中でちゃんと機能している。松井恵理子の義経は凛々しさをベースにしながら、コメディシーンでだけ微妙に音程が崩れる感じがあって、それがキャラクターの解像度を上げていた。
三森すずこのさくら役も印象に残っている。茨木童子との二役という状況自体が面白いのだけど、声のトーンをそこまで大きく変えずに別キャラクターとして成立させているのが地味に技術的で、2回目に見て気づいた部分だ。5分アニメという制約の中で声優がどれだけ情報を詰められるか、という点を改めて意識させられた。
読んで見たくなったら——『鬼斬』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- オンラインゲーム「鬼斬(Onigiri)」をプレイしたことがある人
- 三森すずこ・松井恵理子・鈴木愛奈のファンで、出演作を追っている人
- ショートアニメ特有の「雑さを許容できる空気感」を楽しめる人
- 日本神話モチーフのキャラクターデザインに興味がある人
合わない人
- 原作ゲームを知らない状態でキャラクターに感情移入しようとする人
- ストーリーのまとまりや起承転結を求めて見る人
- 5分という尺に「もっと描いてほしい」という欲求不満を覚えやすい人
- 販促コンテンツ特有の「キャラ紹介が目的」という割り切りに乗れない人
次に見るなら
刀使ノ巫女は、日本神話・霊的存在との戦いという世界観が近い。こちらは30分フルアニメでがっつりドラマを描くタイプなので、鬼斬の薄い世界観をもっと厚みのある形で体験したい人向けだ。
八十亀ちゃんかんさつにっきは、同じショートアニメのフォーマットで女の子キャラクターが並ぶ構造という点で共通点がある。こちらは地域ネタというジャンル違いだが、5分アニメの作り方として参照すると発見がある。
うたわれるもの 偽りの仮面は、ゲーム原作でNPC的な位置にいるキャラクターたちがアニメで肉付けされるという体験の濃度が高い。鬼斬でゲームキャラクターがアニメで動くことへの引力を感じた人なら、こちらでその感覚をより深く味わえる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『鬼斬』は現在、dアニメストアおよびDMM TVにて配信されています。短編フォーマットのため1話あたりの視聴時間が短く、隙間時間に気軽に楽しめます。和風ファンタジーやゲーム原作アニメが好きな方は、ぜひチェックしてみてください。
