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怪獣娘(黒)~ウルトラ怪獣擬人化計画~
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Yumeta Company |
長年のかいじゅう戦争を終え、世界は平和と繁栄の時代を迎えた。しかしかいじゅうの魂を持つ少女たちが生まれ、彼女たちは特異な力を備えていた。防衛組織「GIRLS」はこれらの少女たちを集めて地球を守ろうとする。しかし影から台頭する組織「BLACK STARS」の脅威が迫る。
作品概要・あらすじ
あらすじ
長年にわたる「かいじゅう戦争」が終結し、地球は平和と繁栄の時代を取り戻していた。しかしその陰で、怪獣の魂を宿した少女たちが各地に誕生し始める。特異な力を持つ彼女たちを組織し地球を守るべく、防衛組織「GIRLS」が結成された。だが平和の裏には、謎の組織「BLACK STARS」による新たな脅威が迫っていた。正義と悪が交錯する戦いの中で、怪獣少女たちの運命が動き出す。
みどころ・魅力
① ウルトラ怪獣が美少女キャラクターとして再誕する独自の世界観
ウルトラシリーズに登場する歴代怪獣たちを擬人化・少女化するという大胆な設定が最大の特徴。馴染み深い怪獣たちが個性豊かな少女キャラクターとして再解釈されており、原作ファンには懐かしさと新鮮さが同時に楽しめる仕掛けとなっています。
② アクションとコメディが融合した劇場版ならではのテンポ感
TVシリーズのゆるいコメディ路線を軸にしながら、劇場版ならではのスケールアップしたアクション演出が加わった作品です。BLACK STARSとの対立を軸にしたシリアスな展開も盛り込まれており、笑いと緊張感のバランスが絶妙に仕上がっています。
③ ウルトラシリーズ初心者でも入りやすいライトな作風
怪獣の事前知識がなくても楽しめるキャラクター中心のストーリー構成になっているため、ウルトラシリーズ未視聴のアニメファンにも間口が広い作品です。一方で元ネタを知っているファンには随所にファンサービスが散りばめられており、二重に楽しめます。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 山本靖貴 |
|---|---|
| 音楽 | 片山修志 |
| OP | BLACKSTARS [Black Shirei「東奔西走行進曲」 |
| ED | 石原夏織「Sunny You」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「怪獣娘」のシリーズ名は知っていたけど、正直なところ「まあウルトラ怪獣を美少女化しました、かわいいです」という線上の作品だと思って後回しにしていた。手が伸びたのは「黒バージョンがある」という一言を目にしてから。黒。その一語だけで、同じシリーズでも客層が変わる気がした。通好みの匂いがする、という直感は当たっていた。
実際に見始めて最初に感じたのは、トーンの落ち着きだった。ウルトラ怪獣の擬人化というフォーマットの軽さに反して、画面が妙にシリアスな重力を持っている。かわいい絵柄と、「BLACK STARS」という影の組織が対峙するコントラストが、思ったより居心地よく機能している。2回目に見たとき気づいたのは、声優陣の抑制のきいた演技で、全体のトーンが保たれているということだった。三森すずこや潘めぐみのような、ベテランのアンサンブルが「崩れない空気」を作っている。
「守る」ことの重さを、怪獣の少女たちが引き受けている話
この作品を単純に「ウルトラ怪獣の美少女化コンテンツ」として消費するのは、たぶんもったいない。「黒」という副題が示すとおり、本作は通常シリーズの明るさを意図的に削いだ上で、「かいじゅうの魂を持つ少女たちが地球を守る」という設定のしんどさに向き合っている。
彼女たちは元来「破壊者」であるはずの怪獣の魂を宿している。その存在が「防衛組織GIRLSの戦力」として運用される構造は、よく考えると相当に歪だ。自分の中にある破壊の衝動と、守るという目的の間で、少女たちはどう立ち居振る舞うのか。「BLACK STARS」という敵組織の存在は、単なる悪役の配置ではなく、同じ怪獣の魂を持ちながら別の選択をした存在として機能している——と読むと、構図が急に立体的になる。
怪獣というモチーフ自体が「制御されない力の象徴」だとすれば、それを擬人化して組織に組み込んだとき何が起きるか。本作はその問いを、戦闘シーンの派手さの裏に静かに仕込んでいる。小倉唯が演じるガタノゾーアが持つ異物感、加藤英美里のゼットンが発する温度の低さは、「明らかに人間的ではない何か」を乗せたキャスティングで、これが「黒」というカラーをビジュアルだけでなく音でも成立させている。
90分あるいはそれ以下のコンパクトな尺の中で、重いテーマを全部回収しきるかというと正直そこは甘い。でもこの作品に求めるのはそこではなくて、「ウルトラ怪獣を背負った少女たちが、明るくなれない空気の中で戦っている」というビジュアルと質感だと思っている。それは十分に届いている。
特に刺さったシーン
終盤、「BLACK STARS」との対決が本格化していく流れの中で、沼倉愛美演じるベムスターが動く場面がある。普段どちらかというと感情を抑えた出方をするキャラクターが、ここで初めて「怪獣としての衝動」が滲むような演技をしていて、思わず手が止まった。セリフの量ではなく、声の質と間の取り方だけで「制御が揺れている」のが伝わるのは、やっぱり積み重ねのある声優にしかできない仕事だと感じる。
もうひとつ挙げるなら、潘めぐみのエレキングが序盤に見せる「GIRLSの一員としてのぎこちなさ」。本来は怪獣であることと組織に属することの間の、微妙な居心地の悪さが、台詞よりも声のニュアンスで出ている。この2人を軸に「黒バージョンらしさ」が成立していると個人的には思っている。
読んで見たくなったら——『怪獣娘(黒)~ウルトラ怪獣擬人化計画~』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ウルトラシリーズの怪獣に思い入れがある人(キングジョー、ゼットン、ガタノゾーアといった固有名詞が刺さるかどうかで体験が変わる)
- 「かわいい絵柄+シリアスな空気」の組み合わせが好きな人
- 三森すずこ・加藤英美里・小倉唯・潘めぐみ・沼倉愛美のいずれかをちゃんと追っているオタク
- 通常シリーズを先に見ていて「黒」の落差を楽しみたい人
合わない人
- 怪獣名の固有知識がまったくなく、擬人化モノとしての文脈にも興味がない人(設定の重さを支える土台が薄くなる)
- コメディ色の強い明るいシリーズものを期待している人
- テーマをきれいに回収しきった作品が好きな人(本作は余韻優先で、解決感は薄め)
次に見るなら
「怪獣娘(黒)」のように「かわいい外見に反してシリアスなバトル」が刺さった人には、戦姫絶唱シンフォギアをすすめる。女の子が鎧をまとって戦うフォーマットは似ているが、こちらは感情の爆発量が段違いで、「守る」ことのコストを真正面から殴ってくる。
「ウルトラ系怪獣の擬人化」という設定の面白さをもっと掘り下げたいなら、怪獣娘(通常シリーズ)を先に、あるいは並行して見るのがいい。「黒」との空気の違いが逆にテーマを浮かび上がらせてくれる。dアニメストアとU-NEXTで見られる。
影から台頭する組織との対立、という構図が気に入ったなら魔法少女まどか☆マギカが古典として待っている。こちらも「守る側に組み込まれた少女たちの歪み」を丁寧に解体していく作品で、「黒」が持つ重さと通底している。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『怪獣娘(黒)~ウルトラ怪獣擬人化計画~』はdアニメストアおよびU-NEXTにて配信中です。どちらのサービスも作品数が豊富なため、アニメ視聴のベースとして利用している方はすぐに視聴を始められます。劇場版の短い尺でまとまった作品ですので、気軽に楽しめる一本としておすすめです。
