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Z/X IGNITION
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | Telecom Animation Film |
遠くない未来、5つのポータルが突然出現し、異なる世界への入口となった。しかし、これら5つの世界は実は同じ世界で、異なる時間軸にあるだけだった。状況が悪化するにつれ、各世界の住民は自分たちの時間軸の生存を確保するため、他の時間軸を犠牲にしてでもあらゆる手段を講じるようになる。生き残りの鍵は…
作品概要・あらすじ
あらすじ
近未来、突如として5つのポータルが世界各地に出現し、それぞれが異なる世界への入り口となった。しかしこれら5つの世界は実は同一の世界であり、それぞれが異なる時間軸に存在していた。各時間軸の住人たちは自らの「未来」を守るため、他の時間軸を犠牲にしてでも生き残りをかけた激しい争いへと突入していく。少年・神代烈は、ポータルから現れた謎の存在”Z/X(ゼクス)”の少女と出会い、世界の命運をかけた戦いへと巻き込まれていく。みどころ・魅力
① 人気TCGが原作のスケール感あるバトルアクション
ブシロードのトレーディングカードゲーム「Z/X -Zillions of enemy X-」を原作とした作品。カードゲームならではの多彩なキャラクターと能力が映像化され、各Z/Xと人間のパートナー関係を軸にしたバトルが見せ場となっています。② 5つの時間軸が交差するSF×ファンタジーの重厚な世界観
「同じ世界の異なる未来」という独自の時間軸設定が物語の核心です。文明が異なる5つの時間軸の勢力が地球の覇権を争うという複雑な構図が、単純な善悪では語れない葛藤と緊張感を生み出しています。③ 人間とZ/Xの絆が紡ぐキャラクター群像劇
主人公・烈をはじめ、複数の視点キャラクターが登場し、それぞれの人間とZ/Xの関係性が丁寧に描かれています。戦いの中で育まれる信頼と絆の物語が、バトルに感情的な深みを加えています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 山口祐司 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 開田裕治 |
| 音楽 | 高梨康治 |
| OP | 日笠 陽子「EX:FUTURIZE」 |
| ED | 遠藤ゆりか「モノクロームオーバードライブ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
カードゲーム原作のアニメ、という時点でちょっと身構えた。正直に言うと。バトルのたびにルール説明が入って、カードの名前が飛び交って、気づいたら置いてかれてる——そういう経験を何度かしていたので。それでも2014年の深夜に流していたのは、中村悠一が主要キャラをやると聞いたからだ。あの声で「異なる時間軸が同じ世界だった」という設定を語られたら、とりあえず最後まで付き合うしかない。2回目に見たとき、序盤のポータル出現シーンが思ったよりずっと丁寧に作られていることに気づいた。最初は設定の説明に気を取られて、映像の密度を見落としていた。
「自分たちの時間軸だけ助かればいい」という本音を、誰も責められない話
Z/Xが描こうとしているのは、正義の話じゃない。生存の話だ。5つのポータルから来る存在たちはそれぞれ「自分の世界を守るため」に動いている。その目的自体は正しい。誰だって自分の世界が滅びてほしくない。問題は、5つの時間軸が同じ世界の別バージョンである以上、1つが生き残ればほかは消えるという構造になっていることだ。
これはゼロサムゲームの話として読むこともできるけど、もっと根っこにあるのは「共感の限界」だと思う。沢城みゆきが演じる上柚木綾瀬は、その限界を体現するキャラクターとして機能している。彼女の台詞まわしには、正論をきっちり言いながら感情の体温を微妙に下げるあの独特の間があって、視聴者に「この人は何かを諦めている」と感じさせる。言葉の内容ではなく、声のテクスチャで語る演技だ。
下野紘演じる天王寺飛鳥は対照的に、感情を正面から出してくる。この二人の掛け合いが、作品の温度調節を担っている。感情的になりすぎず、かといって冷めすぎない。カードゲーム原作のアニメが陥りがちな「戦略と感情の分離」を、キャスティングと演技で補っている部分がある。内田真礼が演じる青葉千歳も、序盤は典型的なヒロイン枠に見えて、終盤にかけて「自分の時間軸の千歳として生きる」という問いを静かに背負い始める。声のトーンの変化が、台詞に頼らずにその変化を伝えてくる。
単純に「みんなで協力して世界を救おう」という話にしなかったのが、この作品の一番面白いところだ。救済のコストを誰が払うか、という問いは最後まで誤魔化されない。
特に刺さったシーン
中盤、黒崎神門(中村悠一)が自分の陣営の論理を説明するシーン。台詞の内容は「敵側の言い分」なんだけど、中村悠一の声で語られると妙な説得力が出る。悪役の論理を「わかりやすく正しく聞かせてしまう」声優の力って、ある種の怖さがある。キャラクターへの信頼感と不信感が同時に積み上がる瞬間で、2回目に見たときそこで一時停止した。
市道真央が演じるフィエリテは、出番の密度が必ずしも多くないけど、その分1回1回の台詞が効く。異なる時間軸の存在として「自分が何者か」という問いを抱えたキャラクターに、感情の揺れを過不足なく乗せてくる。終盤のある選択場面で、声だけで「諦めじゃなくて決断だ」と伝えてくるのが印象に残っている。
読んで見たくなったら——『Z/X IGNITION』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「全員が正しいから全員が敵」という構図のSFが好きな人
- 沢城みゆき・中村悠一の掛け合いだけで観れる人
- カードゲーム原作アニメに偏見がなく、SF設定を素直に楽しめる人
- 2010年代の深夜アニメの雰囲気を懐かしみたい人
合わない人
- カードゲームのルールや固有名詞が頻出すると追うのがしんどくなる人
- 登場陣営が多く、序盤の関係整理に時間がかかることに耐性がない人
- スッキリした勧善懲悪で終わってほしい人
次に見るなら
シュタインズ・ゲートは時間軸の複数性と「誰かを救うためには誰かが犠牲になる」という構造の点で近い。Z/Xの「各時間軸の住民が自分たちの存続を優先する」という設定に引っかかりを感じたなら、より密度の高い形でその問いを掘り下げてくれる。
異なる勢力が入り乱れるSFバトルものとして、翠星のガルガンティアも相性がいい。「どの文明が正しいか」ではなく「それぞれの論理の中でどう生きるか」という問いの立て方が似ている。こちらも2013年放送で時代感が近い。
カードゲーム原作アニメという文脈で追うならカードファイト!! ヴァンガードシリーズも定番だけど、Z/Xが「SF設定を前に出したカードアニメ」だったのが刺さったなら、同時期のselector infected WIXOSSが別の角度から面白い。カードゲームに人間の欲望を絡ませる方向性として、対比して見ると発見がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『Z/X IGNITION』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。いずれも月額サブスクリプションで視聴できるため、自分の利用しているサービスからすぐに視聴を始められます。SF×ファンタジーのバトルアクションが好きな方には、ぜひチェックしていただきたい作品です。