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鬼武者
| 放送年 | 2023年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 8話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | Sublimation |
鬼武者のアニメ化作品です。戦国時代を舞台にしたカプコンの伝説的ゲームを基にしており、名監督タカシ・ミイケがアニメーション制作スタジオ「サブリメーション」で総監督を務め、杉井シンヤが監督として携わります。宮本武蔵というキャラクターは、故俳優・三船敏郎がモデルになっています。江戸時代初期、浪人となった武蔵の物語が描かれます。
作品概要・あらすじ
あらすじ
カプコンの伝説的アクションゲーム「鬼武者」を原作としたアニメ作品。江戸時代初期、主君を持たぬ浪人となった宮本武蔵が、鬼の力を宿した腕を持ちながら運命の戦いに身を投じていく。監督には映画界の鬼才・三池崇史が総監督として参加し、アニメーションスタジオ「サブリメーション」が制作を担当。武蔵のビジュアルモデルには故・三船敏郎が採用されており、日本映画の黄金期を象徴する俳優の面影をスクリーンに蘇らせた意欲作となっている。みどころ・魅力
① 三池崇史×三船敏郎という異次元のコラボレーション
映画『十三人の刺客』『殺し屋1』などで知られる鬼才・三池崇史が総監督を務め、昭和の大スター三船敏郎の面影を宿した宮本武蔵を現代アニメとして再解釈。ゲーム原作でありながら、日本映画の歴史と深く交差した唯一無二のビジュアルと演出が展開される。② サブリメーションが描く3DCGの臨場感
『BLAME!』『ケムリクサ』など独自の3Dアニメーション表現で定評あるサブリメーションが制作を担当。アクションゲーム特有のダイナミックな剣戟や鬼の超常的な力を、映像的迫力の高い3DCGで表現しており、原作ゲームのプレイヤーも新鮮な体験として楽しめる。③ 戦国・江戸初期の時代劇的重厚さ
乱世の余韻が残る江戸時代初期を舞台に、浪人という社会的に孤立した武蔵の生き様が描かれる。鬼という超自然的な要素を絡めながらも、時代劇としての緊張感や武士道の重みが随所に感じられ、アクション作品としてだけでなく歴史的世界観を楽しみたい視聴者にも響く内容となっている。キャスト・声優一覧




















トレーラー・MV
スタッフ
| 監督 | 須貝真也 |
|---|---|
| ED | Måneskin「The Loneliest」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
鬼武者、って最初にタイトルを見たとき、「ああ、あのPS2のゲームか」と思った。カプコンの、三船敏郎をモデルにした武将が主人公の、あれ。それがNetflixでアニメになったと聞いて、正直なところ「なんで今さら」という気持ちと「三池崇史が総監督ならとりあえず見るか」という気持ちが半々だった。
蓋を開けてみたら、思っていたものとはだいぶ違った。江戸初期の浪人・宮本武蔵の話として作られていて、ゲームの記憶とは切り離して見たほうがいい作品だった。2回目に見たとき、1回目に「なんとなく暗い」と感じていた画面の作りが、実はかなり意図的なトーンコントロールであることに気づいた。Sublimationという3Dアニメ特化のスタジオが作っているんだけど、TVアニメ的なチープさを避けるために選んだのだろう、配信作ならではの絵作りをしている。
「最強」の名を持ちながら、何者でもない男の話
この作品の核にあるのは、「武蔵」という記号の重さだと思う。宮本武蔵といえば、誰もが知っている名前だ。剣豪の代名詞。でもこの作品の武蔵は、浪人だ。主君を持たず、江戸の初期という時代の変わり目のなかで、剣だけを持って生きている。伝説になる前の、まだ何者でもあり何者でもない武蔵。
そこに「鬼」という超常的な力が絡んでくる。ゲーム由来の設定だから、オカルト要素が入ってくることは最初からわかっている。でも面白いのは、その鬼の力が「武蔵の強さを補完するもの」として機能しているんじゃなくて、「武蔵がどこに立っているのか」を際立たせる装置として使われているところだ。人の世界からも、完全に超常の側からも、どちらにも属しきれない浪人という存在。そのアイデンティティの曖昧さが、鬼という存在と重なる。
三船敏郎モデルというのも、この作品の奇妙な二重性に拍車をかけている。実在した剣豪をモデルに、実在した俳優の面影を乗せて、架空の鬼殺しの話をする。どこまでが史実でどこからが虚構かという境界線を曖昧にすることで、この作品は「武蔵」という存在の神話性そのものを題材にしようとしているんじゃないかと、2回目に見たとき感じた。単なるゲームのアニメ化でも、歴史劇でもない。伝説がどう作られるかを描こうとしている、ちょっと欲張りな作品。
特に刺さったシーン
大塚明夫が武蔵を演じていると知ったとき、「ああ、それは反則だ」と思った。あの声で浪人を演じられたら、どんな台詞も2割増しで重くなる。実際、序盤で武蔵がほとんど何も語らずに刀を抜く場面があって、その前後の沈黙の使い方がいい。台詞を最小限にして、大塚明夫の声の「重力」だけで場面を成立させている。
もう一つ印象に残っているのは、終盤の戦闘シーンで武蔵と対峙する場面で関俊彦の佐々木小次郎が出てくるくだりだ。関俊彦って、声に独特の「洗練された危うさ」みたいなものがあって、小次郎というキャラクターの持つ華やかさと狂気を同時に表現できる数少ない声優だと思う。武蔵と小次郎、大塚明夫と関俊彦。このキャスティングを考えた人間は、声優が持つ「記号性」をちゃんとわかっている。
読んで見たくなったら——『鬼武者』はNetflixで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- PS2時代の鬼武者をプレイしていて、あの世界観を映像で見たい人
- 三池崇史監督作品のトーンが好きな人(暗さと様式美の混合)
- 大塚明夫・関俊彦のファンで、和風アクションでの演技を聴きたい人
- 歴史劇に超常要素が混ざっても気にならない人
- Netflixのオリジナルアニメの映像品質を試してみたい人
合わない人
- 宮本武蔵の史実ベースの物語を期待している人(史実とはかなり距離がある)
- 3DCGアニメのモーション表現に強い違和感を覚えるタイプ
- ゲーム原作とのリンクを期待してしっかり追おうとする人(別物と割り切れないと辛い)
- テンポが遅い序盤が苦手な人
次に見るなら
戦国〜江戸初期の剣客もので超常要素がある、という文脈でまず挙げたいのが刀語だ。西尾維新原作で、「刀を使わない剣士」という逆説的な設定から始まる。鬼武者ほど暗くはないが、剣士というアイデンティティの問い直しという点では共鳴する部分がある。
映像の密度と剣戟の美しさという軸ではストレンジャー 無皇刃譚が圧倒的に近い。2007年のボンズ制作の劇場アニメで、名無しの剣士が少年を守る話。セリフを削って動きで見せる演出が鬼武者の沈黙の使い方と通底している。まだ見ていないなら損だと思う。
鬼と人間の境界線、という主題の延長で見るならどろろ(2019年版)も相性がいい。手塚治虫原作だが、身体を鬼に奪われた侍が取り戻していく話で、「何者であるか」という問いが全編を貫いている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『鬼武者』はNetflixにて独占配信されています。国内外を問わず、Netflixの会員であればいつでも視聴可能です。ゲーム原作ファンはもちろん、時代劇・アクション・3DCGアニメに関心がある方にもおすすめの作品です。
