どろろ

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2019どろろ

どろろ

★ 4.0 / 5.0アクション冒険ドラマ超自然
放送年2019年
フォーマットTVアニメ
話数24話
原作漫画
制作MAPPA

ドロロという少年孤児の盗賊が、強力な浪人・百鬼丸と出会う。百鬼丸の父である貪欲な領主は12体の鬼と契約し、莫大な力と引き換えに未生まれの息子の身体を差し出した。そのため百鬼丸は腕、脚、目、耳、鼻、口なしで生まれ、赤ん坊のときに川に捨てられた。医師・本間に救われ、義肢を装備されながら育てられる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

戦国時代、欲深い領主・醍醐景光は12体の魔神と契約し、生まれてくる我が子の身体を対価として差し出した。かくして生まれた百鬼丸は、四肢・感覚器官を奪われたまま川に捨てられる。医師・本間に拾われ義肢と義眼を与えられた彼は、魔神を倒して自らの身体を取り戻す旅に出る。そんな百鬼丸と偶然出会った少年孤児の盗賊・どろろが、ともに過酷な運命に立ち向かう剣戟冒険譚。

みどころ・魅力

① 身体を取り戻すたびに変化する百鬼丸の”人間性”

魔神を倒すごとに感覚が戻っていく百鬼丸。音を聞き、声を発し、痛みを知る――その過程が丁寧に描かれ、「人間になる」ことの意味を問いかける。感覚を取り戻すたびに揺れる内面の変化が、物語に深い感情的なドラマをもたらしている。

② 手塚治虫原作をMAPPA×手塚プロが現代に再解釈

2019年版はスタジオMAPPAと手塚プロダクションが共同制作。原作の世界観を踏まえつつ、戦争・差別・業といった重厚なテーマをより深く掘り下げた。どろろの出自や百鬼丸の葛藤など、オリジナル要素も加えた骨太な脚色が高い評価を得ている。

③ 映像・音楽・演出の高水準な融合

流麗なアクションシーンと陰影を活かした作画が連続する緊張感ある演出、そして人気アーティストによるOPED楽曲が作品の世界観を強化。古典的な題材でありながら、現代アニメとしての完成度の高さが視聴者を引きつけている。

キャスト・声優一覧

百鬼丸
百鬼丸
メイン
›
鈴木拡樹
どろろ
どろろ
メイン
›
鈴木梨央
でん吉
でん吉
サブ
›
世古陽丸
イタチ
イタチ
サブ
›
佐藤せつじ
青梅
青梅
サブ
›
小林沙苗
ムネツナ
ムネツナ
サブ
›
山路和弘
未央
未央
サブ
›
水樹奈々
お自夜
お自夜
サブ
›
藤村歩
助六
助六
サブ
›
竹内順子
オコワ
オコワ
サブ
›
宮本侑芽
琵琶丸
琵琶丸
サブ
›
佐々木睦
佐々木睦
ニキお寿司
ニキお寿司
サブ
›
井上麻里奈

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スタッフ

監督古橋一浩
シリーズ構成小林靖子
原案キャラデザ浅田弘幸
キャラクターデザイン岩瀧智
音楽池頼広
美術監督藤野真里
音響監督小泉紀介
OP椎名林檎「火炎」
OPアジアン・カンフー・ジェネレーション「Dororo」
EDアマザラシ「さよならごっこ」
EDイヴ「闇夜」

関連作品

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

手塚治虫のリメイクと聞いて、正直なところ身構えた。原作を知っているだけに、「どこまでやるんだろう」という斜め構えで1話を再生したら、気づいたら3話まで一気に見ていた。

百鬼丸が声を持たず、目も耳もない状態で戦うという設定。最初に見たときは「演出として面白い」くらいの受け取り方だったが、2周目で気づいたのは、彼が鬼を倒すたびに少しずつ”人間”を取り戻していく過程が、むしろ物語の重荷になっていくことだ。感覚が戻るほど、世界の残酷さを直接受け取るようになる。それが意図的な構造だとわかってから、見え方がまるで変わった。

暗い話ではある。でも、引き込まれる暗さというものがあって、これはそっちの類だ。

身体を取り戻すことと、人間であることの代償

この作品を「勧善懲悪の時代劇」として見ると、どこかで必ずズレを感じるはずだ。百鬼丸が鬼を倒すのは正義のためではなく、自分の身体のパーツを取り返すためという、極めて個人的な動機による。父・醍醐景光との対立も、単純な親子の確執ではなく、「生贄にした子が生き残って戻ってきた」という構造的な皮肉を孕んでいる。

手塚治虫の原作が持つ核心は、「何かを得るためには何かを失う」という等価交換の残酷さだと思う。2019年のリメイク版はそこに、百鬼丸が感覚を取り戻すごとに生じる葛藤——声を得れば感情が外に漏れる、耳が戻れば他者の苦しみが聞こえてくる——を丁寧に積み重ねることで、「人間になることは楽ではない」というテーマを補強している。

ドロロとの関係もここで機能する。孤児の盗賊として生きてきた彼(彼女)の存在は、百鬼丸にとって感覚よりも先に”繋がり”を教える。身体の欠損を義肢で補いながら育った百鬼丸と、親を失い社会の外で生きてきたドロロ——二人とも、別々の理由で”普通の人間”から外れている。その二人が旅をともにするという構図が、この作品をただの復讐譚にしていない。

水樹奈々が演じる未央のエピソードは、この等価交換テーマが一番鋭く刺さる場面として記憶に残る。あのパートの終わり方は、感情的な落とし方を意図的に避けていて、それが余韻として長く残る。

特に刺さったシーン

百鬼丸が声を取り戻す回の、最初に発した言葉のくだり。あそこは何も派手なことは起きていないのだが、竹内順子が演じるドロロの反応の芝居が、セリフよりも先に感情を作ってくれる。「ああ、この子はずっとこの瞬間を待ってたんだ」と気づいたとき、思わず再生を止めた。

井上麻里奈のニキお寿司は、登場時間としては長くないが、声の質感だけで過去の重さを乗せてくる。説明的なセリフがほとんどないのに人物が立っているのは、演技のおかげだと思う。

また、序盤から一貫している音楽の使い方——感情を煽る場面で意図的に音楽を引く演出——が何度か出てくる。静寂のほうが怖い、というタイプの演出で、これが2周目だと「ここで来るな」とわかっていても身構えてしまう。

読んで見たくなったら——『どろろ』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 手塚作品の「重さ」が好きで、リメイクにも興味がある人
  • 感情を直接押しつけてこない、行間で語るタイプの脚本が好きな人
  • 時代劇的な世界観とダークファンタジーが両立している作品を探している人
  • 声優の演技を細かく追って見るのが好きな人(キャスト陣の仕事量が多い)

合わない人

  • スカッとした勧善懲悪を求めている人——百鬼丸は何かを取り戻すたびに何かを失うような話なので、カタルシスは薄い
  • 子どもや庶民が巻き込まれる描写がきつい人(割と容赦ない)
  • 全24話を通して伏線が回収されるタイプの構成を期待している人——どちらかというとエピソード積み上げ型

次に見るなら

平家物語(2021年)——滅びゆくものを丁寧に描く、という点でどろろと空気感が近い。戦や権力の中で個人がどう動くかを、感情的にではなく淡々と積み上げていくタイプの作品。歴史ものが好きで、どろろの時代劇的な質感が合った人には特におすすめ。

鬼滅の刃(2019年〜)——鬼と人間の対立、家族の喪失、身体的・精神的な痛みを抱えながら戦うという構造が重なる。どろろより感情表現は直接的で見やすいが、テーマの芯はかなり近い。

モノノ怪(2007年)——和風ホラー・オカルト路線で、視覚的な異様さと人間の業を組み合わせるタイプ。どろろの「鬼の背景にある人間の欲や悲しみ」という視点が好きだったなら、このシリーズは刺さる可能性が高い。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『どろろ』は現在、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflix・Huluの主要配信サービスで視聴可能です。サブスクリプション加入済みの方はすぐに全話視聴できる環境が整っており、さまざまなデバイスで楽しめます。まずは無料期間を活用してみるのもよいでしょう。

よくある質問

Q. 『どろろ』は原作漫画と内容が違いますか?
A. 手塚治虫の原作漫画をベースにしつつ、2019年版アニメでは独自のエピソードやキャラクター描写が追加されています。原作未読でも楽しめるほか、原作ファンにとっても新鮮な解釈が随所に見られる内容です。
Q. 全何話ありますか?
A. 全24話(2クール)構成です。2019年1月から12月にかけて放送されました。1話あたり約24分で、週1話ペースでも約1ヶ月で視聴できます。
Q. グロ・残酷描写はありますか?子供でも見られますか?
A. 妖怪との戦闘シーンや戦争・貧困を描く場面があり、一部残酷な表現も含まれます。小さいお子様よりは中学生以上を推奨します。ただし過度な描写は少なく、ストーリー重視の作品です。
Q. 続編や2期はありますか?
A. 2026年5月時点で、2019年版アニメの続編・2期は制作発表されていません。作品としては24話で完結しており、原作のエッセンスを踏まえた形で物語が締めくくられています。

まとめ

『どろろ』は現在、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflix・Huluの主要配信サービスで視聴可能です。サブスクリプション加入済みの方はすぐに全話視聴できる環境が整っており、さまざまなデバイスで楽しめます。まずは無料期間を活用してみるのもよいでしょう。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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