ゆゆ式 OVA「困らせたり、困らされたり」

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2017ゆゆ式 OVA「困らせたり、困らされたり」

ゆゆ式 OVA「困らせたり、困らされたり」

★ 3.6 / 5.0コメディ日常系
放送年2017年
フォーマットOVA
話数1話
原作漫画
制作Kinema Citrus

「ゆゆ式」のスペシャルエピソード。 ゆとり、唯、佳乃の3人は放課後、部室でいつもの日常を過ごしている。何か面白いことがないか相談していると、唯がくじ引きを提案する。3人は様々なくじ引きで盛り上がり、予想外の結果に大笑いする。そして、くじ引きで決まった内容に従って、個性的で楽しい時間を過ごすのだった。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

放課後の部室で、ゆとり・唯・佳乃の3人がいつものようにのんびりと時間を過ごしていた。何か面白いことをしようと相談するなか、唯がくじ引きを提案。3人はあれこれとくじを引いては結果に大騒ぎし、予想外の展開に大笑いする。くじ引きで決まった内容に従いながら、個性豊かな3人ならではの賑やかで温かい日常が繰り広げられる、「ゆゆ式」ファン必見のスペシャルエピソード。

みどころ・魅力

① 3人の絶妙な掛け合いが詰まったくじ引き回

くじ引きというシンプルな遊びを通じて、ゆとり・唯・佳乃それぞれのキャラクターの個性が鮮明に浮かび上がる。予想を裏切る結果に対するリアクションのズレや、じわじわと笑いが積み重なるテンポ感は、本作ならではの魅力が凝縮されている。

② 日常の「何でもない時間」の愛おしさ

特別なイベントも大きな事件もない。それでも部室という小さな空間で交わされる会話と笑いが、視聴後に温かい余韻を残す。日常系アニメとしての「ゆゆ式」の本質が、このOVAにもしっかりと受け継がれている。

③ TVシリーズファンへの嬉しいサービス回

2013年放送のTVシリーズから4年後に制作された本作は、キャラクターの雰囲気はそのままに再会できる贈り物的な一作。声優陣の演技もブランクを感じさせず、ファンにとっては懐かしさと新鮮さが同居した特別な時間になっている。

キャスト・声優一覧

櫟井唯
櫟井唯
メイン
津田美波
野々原ゆずこ
野々原ゆずこ
メイン
大久保瑠美
日向縁
日向縁
メイン
種田梨沙
松本頼子
松本頼子
サブ
堀江由衣
相川千穂
相川千穂
サブ
茅野愛衣
長谷川ふみ
長谷川ふみ
サブ
清水茉菜
岡野佳
岡野佳
サブ
潘めぐみ

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スタッフ

シリーズ構成高橋ナツコ
キャラクターデザイン伊藤晋之
OP情報処理部「きらめきっ!の日」
ED情報処理部「青空のつくりかた」

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書籍

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

TVシリーズを見終えて、「あの3人のことをもう少しだけ見ていたい」という気持ちのまま手を伸ばしたのがこのOVA。2017年リリース、タイトルは「困らせたり、困らされたり」。シリーズ本編を全部見た人向けの補完エピソードで、外伝というより「13.5話」的な立ち位置に近い。

最初に見たとき、正直「くじ引きだけで30分もつのか」と思った。2回目で気づいたのは、そこじゃないということ。くじ引きは口実であって、この作品が映しているのはゆとり・唯・佳乃という3人の間にある固有の空気感——他の誰かでは成立しない、あの部室の温度だった。平和、という言葉しか出てこないのだが、その平和が結構ちゃんと構築されている。

「何もない放課後」を積み重ねることで生まれる、取り返しのつかない親密さ

ゆゆ式という作品は、日常系の中でも特殊な位置にある。出来事が起きないことへの徹底したこだわりがある。他の日常系が「文化祭」「体育祭」「誰かの悩み」といった小さなイベントをエンジンにするのに対し、ゆゆ式は意図的にそれを排除している。このOVAもそうで、くじ引きという行為自体に何の意味もない。当たりが何かを変えるわけでも、誰かが傷つくわけでも、感動的な何かが起きるわけでもない。

それでも見終わった後に何かが残る理由を考えると、「何もない時間を一緒に過ごすことの積み重ね」が持つ重みのようなものが、ちゃんと画面から滲んでくるからだと思う。3人の間に交わされる会話は他者には解読困難なコード体系で動いており、視聴者はそこに第三者として静かに立ち会うような構造になっている。

大久保瑠美演じるゆずこのトーンの変化——ボケるときと素のときで微妙に声の出し方が変わる——が面白いのはその証左で、「この3人の間でだけ機能するボケ」という狭さが逆にリアルな親密さとして機能している。種田梨沙の縁は、その場の空気を読んで流すのではなく、ちゃんとゆずこのペースに乗っていく。そのやりとりを茅野愛衣の千穂が少し引いた角度から見ている——この3層構造がゆゆ式の基本文法で、OVAもそれを崩さない。

取り返しのつかない、という言い方が正しいかどうかわからないけれど、「この3人が高校の放課後に過ごした時間」は再現不可能なものとしてそこにある。くじ引きで何が出るかより、くじ引きをしながら笑っているあの時間の方が価値を持つ。そのことをOVAという形式が静かに主張している。

特に刺さったシーン

くじ引きの結果を受けて、3人がそれぞれ微妙に困っている(でも全員楽しんでいる)シーン。堀江由衣演じる頼子が関わる場面では、ベテランならではの「軽さの中に重さがある」演技が光る。セリフのテンションを上げすぎず、でもちゃんと存在感がある——あのさじ加減は相当難しいはずで、何気なく聞けてしまうのがむしろすごい。

2回目に見て気づいたのは、くじの内容よりも「結果を聞いたあとの間」の方がおかしいということ。潘めぐみの佳が困ったような顔をしながらも全力でノっていくあのテンポ感——台本のセリフよりも、セリフとセリフの間にある「乗り方」に個性が出ていた。思わず巻き戻した。

読んで見たくなったら——『ゆゆ式 OVA「困らせたり、困らされたり」』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • TVシリーズ全話視聴済みで、あの3人の関係性をもう少し見ていたい人
  • 「何も起きない」ことに安心感を覚える日常系ファン
  • 声優の演技の「間」や「テンション調整」を聞き比べるのが好きな人
  • ひとりの夜に静かに流しておける作品を探している人

合わない人

  • TVシリーズ未視聴のまま見ても、3人の関係性の背景が伝わらないので刺さりにくい
  • 起承転結・カタルシス・感動的な展開がないと物足りない人
  • 30分で「何かが変わった」という感触を求める人

次に見るなら

ひだまりスケッチシリーズが好きなら、同じ「何でもない放課後」の質感がある。ゆゆ式ほど会話のコード密度は高くないが、キャラクターの間にある空気感の作り方が近い。OVAや特別編が複数あるので、ゆゆ式OVAで「もっと欲しい」と思った人にはちょうどいい続き方になる。

Non Non Biyori(のんのんびより)も選択肢に入る。「起きない」を徹底する点でゆゆ式と思想が近く、OVA・劇場版まで展開しているので見応えがある。茅野愛衣がメインキャストで出ているので、声でつながりを感じながら見られるのも地味に面白い。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

「ゆゆ式 OVA『困らせたり、困らされたり』」は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴できます。いずれも会員登録後すぐに視聴可能なサービスですので、気軽に試してみてください。TVシリーズと合わせて通しで楽しむのがおすすめです。

よくある質問

Q. TVシリーズを見ていなくても楽しめますか?
A. 3人のキャラクターを知っていたほうが楽しめるため、TVシリーズ(2013年・全13話)を先に視聴することをおすすめします。OVA単体でも雰囲気はつかめますが、キャラへの愛着があると倍楽しめます。
Q. どこで視聴できますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。各サービスの無料トライアルを利用すれば、登録後すぐに視聴できます。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. 本OVAは約24分の1エピソード構成です。短時間でサクッと視聴できるため、TVシリーズ視聴後の締めとして気軽に楽しめます。
Q. ゆゆ式の続編や他のOVAはありますか?
A. 2013年のTVシリーズと本OVA(2017年)のほか、BD同梱OVAも存在します。続編TVシリーズは現時点では制作されていませんが、根強いファンに支持され続けている作品です。

まとめ

「ゆゆ式 OVA『困らせたり、困らされたり』」は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴できます。いずれも会員登録後すぐに視聴可能なサービスですので、気軽に試してみてください。TVシリーズと合わせて通しで楽しむのがおすすめです。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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