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ブラック・ブレット
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Kinema Citrus |
ガストレア・ウイルスが猛威を振るい、感染者は急速に変異して段階的に新たな力と能力を獲得する。感染者は他者を攻撃・殺害・感染させ続ける。防衛者までも敵に変える不可抗力のパンデミックに対抗できない人類は、巨大モノリスに囲まれた都市へ撤退を余儀なくされた。
作品概要・あらすじ
あらすじ
謎のウイルス「ガストレア」が爆発的に蔓延し、感染した人間は異形の怪物へと変貌する近未来の日本。人類は巨大な「黒い碑」で囲まれた都市へ撤退し、辛うじて生き延びていた。そんな世界で、ガストレアの力を宿しながらも人間であり続ける「呪われた子供たち」イニシエーターと、彼女たちを率いるプロモーターが対ガストレア民間警備会社として戦いに挑む。主人公・里見蓮太郎と相棒の天童木更は、迫りくる脅威と人間社会の差別・腐敗に立ち向かいながら、崩壊寸前の世界を守るために戦い続ける。みどころ・魅力
① 「呪われた子供たち」をめぐる社会的テーマ
ガストレアの力を持つイニシエーターたちは、人間社会から忌み嫌われ差別される存在として描かれる。強さと悲しさを同時に背負った彼女たちの境遇は、現実の差別問題とも重なり、アクションの裏側に重厚な人間ドラマを生み出している。② スピード感あふれるアクションバトル
超人的な身体能力を持つイニシエーターと、巨大かつ多様な形態を持つガストレアとの戦闘シーンは迫力満点。テンポよく展開する戦闘描写と、戦略・連携を絡めた駆け引きが、最後まで目を離せない緊張感を生み出している。③ 絶望と希望が交錯するダークな世界観
人類の滅亡が現実味を帯びる終末的世界観の中で、それでも誰かを守ろうとする主人公たちの意志が物語の核心を貫く。シリアスな展開が続くなかでも失われない一筋の希望が、視聴者を引きつける大きな魅力となっている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 小島正幸 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 浦畑達彦 |
| 原作 | 神崎紫電 |
| 原案キャラデザ | 鵜飼沙樹 |
| キャラクターデザイン | 海島千本 |
| OP | フリップサイド「black bullet」 |
| ED | やなぎなぎ「トコハナ」 |
| ED | やなぎなぎ「忘れない為に」 |
| ED | やなぎなぎ「忘れない為に for lotus」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「主人公が幼い女の子に向かって俺の妹だって言い張る系か」と思いながら再生ボタンを押した。2014年当時、そういう設定のアニメが量産されていた時期で、正直あまり期待していなかった。ところが冒頭数分で、このアニメが扱っているものの重さに少し姿勢が変わった。ガストレアウイルスに感染しながらも人類の盾として戦わされている「呪われた子供たち」——その存在に向けられる社会の目線が、単なるSFの設定に収まっていない。
最初に見たとき、梶裕貴の蓮太郎はわりと「普通の主人公」に聞こえた。2回目に通して見ると、低く抑えた声の奥に何かを抑圧している感触があって、ああこの人は怒っているんだと気づく。ずっと怒っている。
社会が「守ってやる」と言いながら、差別する話
ブラック・ブレットを単純なポスト・アポカリプス×美少女バディものとして消費することはできる。できるけれど、それだと見終わったあとの胃の重さの説明がつかない。
この作品の核にあるのは、「呪われた子供たち(イニシエーター)」に対する社会の扱いだ。彼女たちはガストレアと戦う能力を持ちながら、感染者として人間社会から忌避され、石を投げられ、最悪の場合は殺される。そして人類はその存在なしには生き延びられない。守ってもらっている側が、守っている側を差別する。その構造の醜さを、このアニメは意外なほど正面から描く。
蓮太郎(梶裕貴)がパートナーのイニシエーターを「妹だ」と言い張るのは、萌え演出の文脈でもあるが、同時に彼なりの抵抗の形でもある。家族として扱うことで、「道具」として扱う社会のロジックを個人レベルで拒否している。梶裕貴の芝居がこの部分で妙に静かなのが効いていて、叫ぶより低い声の台詞のほうが怒りが滲む。
そしてもう一方の軸にいる天童木更(堀江由衣)。堀江由衣がこのキャラクターを演じているというのは、ある種の情報量を持つ。あの声質が持つ「柔らかさの中の揺るがなさ」が、木更という人物の複雑さと重なる瞬間がある。表層は穏やかで、内側はまったく別のものを抱えている人間として。
聖天子(豊崎愛生)を頂点とした権力構造と、その庇護のもとに置かれながら差別される子供たち。この歪みを「仕方ない」で済ませない視点が、作品全体を貫いている。完走後に「スッキリした」とならないのはその歪みが解消されないからで、それを欠点とみるか誠実さとみるかで、この作品への評価はかなり変わる。
特に刺さったシーン
終盤、呪われた子供たちが集団で狙われる展開。ここで茅野愛衣が演じる盲目の少女の声が頭から離れなくなった。目が見えないというキャラクターに、茅野愛衣の持つあの「静けさ」が乗ったとき、セリフの一つひとつが妙に密度を持って聞こえる。大げさに泣かない、叫ばない。その抑制が逆に重くなる。
細谷佳正の片桐玉樹は、「声優と夜あそび」のMCとしての細谷佳正を知っていると余計に面白い。あの場でのフラットな受け答えとはまったく違う、体温の低いキャラクターとして機能していて、2回目に見るとセリフの裏に乗っている感情の読み方が変わる。
蓮太郎がイニシエーターを「俺の妹だ」と言い張るシーン自体は序盤から繰り返されるのだが、終盤の文脈でその同じセリフを聞いたとき、ここまでの積み重ねが一点に集中する感覚があった。梶裕貴の声が、そのとき初めて少し割れるように聞こえた。
読んで見たくなったら——『ブラック・ブレット』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
合わない人
- 幼いキャラクターとのバディものが生理的に受け付けない人(正直きつい場面はある)
- 1クールで綺麗に完結することを求める人(原作未完の打ち切り感が漂う)
- テンポよく爽快に見たい人(重くなる一方で息抜きが少ない)
次に見るなら
シドニアの騎士(2014)——人類が宇宙船に逃げ込んで謎の生命体と戦うSF。ブラック・ブレットと同じ「縮小する人類と、その矛の担い手」の構図を持ち、社会の歪みを正面から描く点でも近い。フル3DCGの作画は好みが分かれるが、世界観の密度は高い。
アルドノア・ゼロ(2014)——同じ2014年のSFアクション。火星と地球の戦争を背景に、圧倒的な力の差の中で戦う主人公を描く。ブラック・ブレットの「理不尽な構造に抗う」という感触と重なる部分がある。虚淵玄脚本の前半と後半で印象が変わるのも込みで体験してほしい。
東京レイヴンズ(2013〜2014)——呪術・能力バトル系で、パートナーとの関係性が物語の軸になる点でブラック・ブレットに近い。重さよりエンタメ寄りで、見終わったあとの胃が軽い。気分転換に続けて見るのに向いている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ブラック・ブレット』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴可能です。いずれも見放題プランに対応しているため、好みのサービスですぐに視聴を始めることができます。まずは無料トライアルを活用して試してみるのがおすすめです。
