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ゆゆ式
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Kinema Citrus |
インターネットでは多くのことを学べるが、真実とは限らない。本当に大切な情報を知りたければ、コンピュータ部へ行くべき。正確には部活そのものではなく、そこにいる三人の女の子たちだ。彼女たちは社交生活の話題で盛り上がったり、様々なことについて議論したりするかもしれないが、ここが重要な情報源なのである。
作品概要・あらすじ
あらすじ
高校に入学した野々原ゆずこ、日向縁、櫟井唯の3人は、なんとなく「情報処理部」へ入部する。とはいえ本格的な活動はほとんどなく、適当に決めたお題をパソコンで調べては脱線し、とりとめのないおしゃべりに花を咲かせる日々。先輩や同級生も巻き込みながら、なんでもない毎日がただ穏やかに、にぎやかに過ぎていく。大きな事件も劇的な展開もないけれど、3人のテンポの良い掛け合いと、ゆるくて優しい空気感がじんわり心に染みる日常コメディです。
みどころ・魅力
① 三者三様が生む唯一無二の掛け合い
マイペースなボケ役のゆずこ、天然で独特な感性の縁、しっかり者でツッコミ担当の唯。性格の異なる3人の会話のリズムが絶妙で、意味のないやり取りなのに、いつの間にかクセになって笑ってしまう中毒性があります。
② 「何も起きない」を楽しむ究極の日常系
大事件も派手な展開もありません。だからこそ、ささいな一言や表情の変化、間の取り方ひとつが愛おしく感じられます。見ているだけで肩の力が抜ける、まったりとした時間を味わえるのが最大の魅力です。
③ ゆるくてかわいい作画と空気感
やわらかな色彩とのんびりした雰囲気が物語と見事に調和。キャラクターの可愛らしい仕草やBGM、心地よい「間」まで含めて、作品全体が徹底して優しい世界観で包まれています。
キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 監督 | かおり |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高橋ナツコ |
| キャラクターデザイン | 田畑壽之 |
| 音楽 | 境亜寿香 |
| 美術監督 | 加藤浩 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | 情報処理部「せーのっ!」 |
| ED | 森永真由美「Affection」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
白状すると、ずっと『ゆるゆり』と混同していた。タイトルの音が似すぎている。「ゆ」で始まって、平仮名で、なんかゆるい。書店でもサブスクの一覧でも、毎回どっちがどっちだか分からなくなって、結局「まあ似たようなもんだろう」と棚に戻していた時期が長い。
で、ある晩なんとなく再生して、五分で気づいた。全然違う。事件が起きない。本当に、何も起きない。最初は「これ、話が始まるのを待つアニメなのかな」と思って観ていたら、最後まで何も始まらないまま終わった。なのに観終わったとき、妙に満たされている自分がいて困った。二回目を流したのは、その満たされ方の正体を確かめたかったからだ。
「オチ」を手放した三人が、ただ喋っていることの豊かさ
この作品は、いわゆる日常系の中でもかなり極端な位置にいると思う。日常系を名乗る作品の多くは、それでも小さな目標やイベントを置く。文化祭をやる、合宿に行く、誰かと仲良くなる。物語の燃料として、最低限のドラマを用意しておく。ゆゆ式はそれをほとんど捨てている。
野々原ゆずこ、日向縁、櫟井唯の三人がやっているのは、基本的に「会話」だけだ。ゆずこが思いつきで変な単語を投げる。縁がぽやんとずれた角度で受ける。唯がため息まじりにツッコむ。この三角形がひたすら回り続ける。情報処理部という設定はあるけれど、彼女たちはパソコンで何か言葉を調べては、その言葉から連想ゲームを始めてしまって、結局何も処理しない。
面白いのは、この「何も処理しない時間」こそが、たぶん作品の核心だということだ。多くの人は、友達と過ごした濃い時間を後から思い出そうとして、「何を話したか」を一個も思い出せなかった経験があると思う。中身はない。でも、確かに豊かだった。ゆゆ式は、その「中身のなさ」を逃げずに正面から描いている。事件で記憶を作るのではなく、リズムと間で記憶を作る。だから観終わったあとに残るのは「あの回の、あの展開」ではなく、「なんかずっと笑ってた」という質感だけになる。
単なるゆるい萌えアニメとして消費することもできる。でも二回目を観ると、これは「親密さそのもの」を主題にした作品なんだと分かってくる。何も生み出さない時間を一緒に過ごせる相手がいる、というだけの話を、ここまで密度高く描いたものを他にあまり知らない。
特に刺さったシーン
序盤の、ゆずこが一つの単語から勝手に連想を広げていって、唯のツッコミが追いつかなくなるくだり。ここでの大久保瑠美の声の運び方が本当にうまくて、思わず巻き戻した。普通こういう「ボケ倒すキャラ」は声を張って勢いで押すものだけど、大久保瑠美のゆずこは妙に低体温というか、面白いことを言っている自覚がないテンションで投げてくる。だから不意打ちで効く。計算して笑わせにきていない感じが、逆にずるい。
あと地味に好きなのが、教室パートで出てくる相川千穂のリアクションだ。茅野愛衣が演じていて、三人組のテンションに巻き込まれて照れたり慌てたりする間合いが絶妙にリアルで、画面の端で起きている小さな芝居をつい目で追ってしまう。岡野佳役の潘めぐみとのやり取りもいい。主役三人が「閉じた宇宙」だとしたら、彼女たちは外の世界の空気を持ち込んでくれる存在で、その対比でゆずこたちの異常な仲の良さが浮かび上がる。終盤、ふとした会話の流れで三人の距離の近さが滲む場面があって、何も起きていないのに少し泣きそうになった。
読んで見たくなったら——『ゆゆ式』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 会話のテンポやボケとツッコミのリズムそのものを味わいたい人
- 放課後に友達とどうでもいい話をしていた時間を、今でもたまに思い出す人
- 大久保瑠美をはじめ、声優の細かい芝居の解像度で笑える人
- 「何も起きないアニメ」を退屈ではなく贅沢だと感じられる人
合わない人
- ストーリーの起伏や明確な目標、伏線回収を求めて観る人
- 一話ごとに「結局なんだったの」と着地点を確認したくなる人
- キャラの関係性が動いたり、誰かが成長していく過程を見たい人
次に見るなら
まずは混同元のゆるゆり。あれだけ「違う」と言っておいてなんだけど、ボケ役の暴走をツッコミが回収していく構造は近い。ゆゆ式の三人の閉じた密度が好きなら、もっと賑やかで人数の多い祭りも楽しめるはず。
「何も起きないこと」の気持ちよさに参ったならのんのんびより。こっちは田舎の風景と時間の流れそのものが主役で、ゆゆ式の会話劇を、空気と余白に置き換えたような味わいがある。
言葉遊びとテンポの妙が刺さったならあずまんが大王。日常系会話コメディの源流のひとつで、ゆゆ式の連想ゲーム的な笑いのルーツがここにあると分かる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「ゆゆ式」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVで配信されています。アニメ専門のdアニメストアをはじめ、幅広いジャンルを扱うU-NEXTやDMM TVでも視聴できるため、自分に合ったサービスを選んで楽しめます。日常系のまったりとした空気感をゆっくり味わいたい方におすすめの作品です。
よくある質問
まとめ
「ゆゆ式」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVで配信されています。アニメ専門のdアニメストアをはじめ、幅広いジャンルを扱うU-NEXTやDMM TVでも視聴できるため、自分に合ったサービスを選んで楽しめます。日常系のまったりとした空気感をゆっくり味わいたい方におすすめの作品です。



