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かぐや様は告らせたい -ファーストキッスは終わらない-
| 放送年 | 2023年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 4話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | A-1 Pictures |
秀知院学園の生徒会室。副会長の四宮かぐやと会長の白銀宮宮は長い恋愛戦を経て、感情を伝え合い、放心祭で初めてのキスを交わした。しかし明確な愛の告白はなかった。カップルになると思い込んでいた二人の関係は、曖昧なままである。
作品概要・あらすじ
あらすじ
秀知院学園の生徒会で激しい恋愛頭脳戦を繰り広げてきた副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行。長き戦いの末、二人は放心祭の夜についに初めてのキスを交わす。しかし「好き」の一言は最後まで言えなかった。カップルとなったのか、それとも曖昧なままなのか——関係性が宙吊りになる中、かぐやと御行それぞれの葛藤と甘酸っぱい日常が描かれるラブコメの決定版。
みどころ・魅力
① 「告白できない二人」が生み出すじれったさの極致
キスまで到達したのに「好きだ」と言えない——この一点に全話のエネルギーが集中する。かぐやと御行がそれぞれ相手の出方を読みながら内心をフル回転させる心理描写は、シリーズ最高レベルのテンポと濃度で展開。じれったさを笑いに変える演出が秀逸。
② 四宮かぐやの感情が爆発する瞬間
氷のような理性で恋愛戦を制してきたかぐやが、初めて「感情に負ける」シーンが随所に登場する。声優・古賀葵の繊細な芝居と、スタジオA-1 Picturesの表情作画が相まって、かぐやの内面変化をリアルに映し出す。ファン待望のシーンが次々と実現する。
③ コメディとシリアスの切り替えが生む没入感
ナレーションによる大げさな状況解説、藤原千花の天然ボケ、石上優の青春模様など、笑えるサブエピソードがシリアスな本筋を際立たせる構成が巧み。一話の中で笑いと胸キュンが交互に訪れる密度の高さが、全話を通じた高い満足度を生んでいる。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 小俣真一 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 中西やすひろ |
| キャラクターデザイン | 八尋裕子 |
| 音楽 | 羽岡佳 |
| 美術監督 | 若林里紗 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | 鈴木雅之「Love is Show」 |
| ED | 鈴木愛理「heart notes」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
TVアニメ3期まで追いかけておいて、映画まで来るとは思っていなかった、というのが正直なところ。「放心祭でキスしたのに告白がなかった」という状況に、続きをやるとアナウンスされたとき、ああ、ここまで見届けるしかないかと腹を決めた。
最初に見たとき——というかこの作品で毎回思うのは、「このふたり、なぜここまで遠回りするんだ」という苛立ちと、「でもその遠回りが全部おいしい」という矛盾した感情のことで。本作は特にその感情が濃縮されている。キスという事実がありながら、関係が宙吊りのまま続く。2回目に見ると、序盤のかぐやの表情の揺れ方が初見と全然違って見えた。1回目は「なんで言わないんだ」と思っていたのが、2回目では「ああ、怖いんだな」と変わる。それだけでもう元が取れた気持ちになった。
「好き」を言えない人間が、それでも前に進む話
かぐや様シリーズを「ラブコメ」と括るのは間違いではないけれど、本作を見ているとラブコメというより「プライドと恐怖の心理戦」だという印象が強まる。特にこの映画的な続編では、もはやゲームの体裁すら怪しくなっている。ふたりはとっくに互いへの気持ちを知っている。なのに言えない。
この「言えない」理由が、本作では単純な恥ずかしさではなく、もっと深いところにある。四宮かぐやは才色兼備で、弱さを見せることに慣れていない。自分から先に感情を差し出すことが、どれだけ怖いことか。白銀御行もそれは同じで、完璧に見えるほど内側は臆病だ。古川慎の演技が巧みなのは、白銀のそういう「強がりと脆さの同居」を声のテンションのわずかな揺らぎで表現しているところで、何度見ても発見がある。
早坂愛というキャラクターは、花守ゆみりが演じることでより立体的になっている。クールな仮面の裏の温度感を、声のわずかな湿度でコントロールしている。かぐやに「行ってきなさい」と背中を押す場面があるとすれば(あるいはそれに類する展開が)、あそこで泣く人間の気持ちはわかる。
伊井野ミコは富田美憂がやると、生真面目さの中に滲む不器用さが際立つ。生徒会の外側から物語を支える役割として、田沼翼の八代拓との掛け合いも含めて、本筋のふたりの「重さ」を少し軽くする緩衝材になっている。
小原好美の藤原千花は、もうこのシリーズで確立されたポジションで、「その場の空気をぶち壊す」と「なぜか締める」を両立する存在だ。千花がいるときといないときで、作品の呼吸が変わる。
本作が描いているのは結局、「好き」という言葉を持っているのに出せない人間の話だ。それは臆病と言えば臆病だが、自分に重ね合わせると笑えない。完璧に見える人間ほど、感情の開示には弱い。そういう話を、かぐや様はずっとやっている。そしてその答えの置き方を、この作品は最後まで丁寧に積み上げている。
特に刺さったシーン
終盤の告白に向かう展開——正確に言うと「告白が成立するかどうかの直前」の場面で、思わず画面から目を逸らしかけた。見たいけど怖い、というあの感覚は久しぶりだった。かぐやがはっきりと自分の感情を言葉にする瞬間の、古川慎と富田美憂(かぐや役)の演じ合いは、何度か聴き返した。
もうひとつ、早坂が単独で動くシーンの落ち着きが好きだ。花守ゆみりの低体温な芝居が、感情的に振れた場面の後に来ると、ちょうどよく呼吸ができる。構造的に絶妙な配置だと思う。
千花のコメディシーンはシリーズを通じて確立されたフォーマットだが、本作ではそのフォーマットがすっかり心地よくなっていて、「来るとわかっていて笑う」という状態になっていた。それはもはやギャグではなくてリズムの話で、小原好美の体当たり感がないと成立しないものだと改めて思った。
読んで見たくなったら——『かぐや様は告らせたい -ファーストキッスは終わらない-』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVアニメ1〜3期を既に見ている人(これは絶対条件に近い)
- 「好き」が言えなかった経験が一度でもある人
- 心理戦・駆け引きのコメディが好きで、かつ感情の解放に弱い人
- 声優の演技のニュアンスを拾いながら見るのが習慣になっている人
- シリーズ完結を「見届ける」ことに意義を感じる人
合わない人
- 1〜3期未視聴で本作から入ろうとしている人(文脈なしでは感情的な重さが伝わらない)
- ラブコメでもテンポ重視・スパッと告白してほしい派の人
- ギャグと感情シーンの落差が激しい作品が苦手な人
- キャラクターの内面独白が長いと感じる人
次に見るなら
「好き」を言えないまま引き延ばされる展開が好きなら、「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」もおすすめ。恋愛の進行がゆっくりで、日常の積み重ねに重きを置いたラブコメ。かぐや様よりも静かなトーンで、それが合う人にはよく刺さる。
心理的な駆け引きと感情の解放という構造が好きなら、「ヲタクに恋は難しい」が次の候補。恋愛下手なオタク同士の関係性描写に、かぐや様と近いもどかしさがある。ギャグの質感も似ていて移行しやすい。
シリーズを通じた感情の積み上げを体験したいなら、「五等分の花嫁」シリーズも候補に入る。心理戦的な要素はかぐや様ほど濃くないが、ヒロインごとの関係性の積み重ねと、終盤の選択への向かい方には似た読後感がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『かぐや様は告らせたい -ファーストキッスは終わらない-』は、ABEMAおよびdアニメストア、U-NEXTでの視聴が可能です。サブスクに加入済みであればすぐに全話視聴できるため、放送を見逃した方も気軽にチェックできます。無料トライアル期間を利用すれば初見の方もコストをかけずに楽しめます。
よくある質問
まとめ
『かぐや様は告らせたい -ファーストキッスは終わらない-』は、ABEMAおよびdアニメストア、U-NEXTでの視聴が可能です。サブスクに加入済みであればすぐに全話視聴できるため、放送を見逃した方も気軽にチェックできます。無料トライアル期間を利用すれば初見の方もコストをかけずに楽しめます。






