ゆるゆり

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2011ゆるゆり

ゆるゆり

★ 3.6 / 5.0コメディ日常系
放送年2011年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作Doga Kobo

中学入学直後、赤座あかりは幼なじみの豊城京子と船見ゆいの二人だけで構成される娯楽部に入部する。赤座の同級生・吉川ちなつは茶道部が廃部されたことを知り、部に加わる。茶室を拠点とする娯楽部は明確な目的を持たず、自由気ままに活動している。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

中学に入学したばかりの赤座あかりは、幼なじみの豊城京子と船見ゆいが二人だけで運営する「娯楽部」に入部する。もともと茶道部だった部室を拠点に、特に目的を持たず自由気ままに活動する日々。さらに茶道部の廃部を知った同級生の吉川ちなつも加わり、4人でのにぎやかな放課後が始まる。勉強でも部活でもない、何でもない時間を全力で楽しむ女の子たちの青春日常コメディ。

みどころ・魅力

① 存在感ゼロな主人公という斬新なギャグ

主人公・赤座あかりの影の薄さが一貫したギャグとして機能している。本人が「主人公」を自覚しているにもかかわらず、物語の中心に立てないというメタ的なネタが随所に盛り込まれており、シュールな笑いを生み出している。

② キャラクターの掛け合いが生む絶妙な空気感

4人それぞれが異なるキャラクター性を持ち、その組み合わせによって生まれる会話のテンポが心地よい。特定のキャラクターへの一方通行な好意が絡み合うことで、日常の中にほのかなドラマが生まれるのも魅力のひとつ。

③ 何も起きないのに引き込まれる日常描写

大きな事件も展開もない「ゆるい日常」の積み重ねが作品の核。それでも飽きずに見続けられるのは、キャラクターの個性とテンポの良い演出によるもの。まったりとした空気の中に笑いが散りばめられた、居心地のよい作風が特徴。

キャスト・声優一覧

歳納京子
歳納京子
メイン
›
大坪由佳
赤座あかり
赤座あかり
メイン
›
三上枝織
船見結衣
船見結衣
メイン
›
津田美波
吉川ちなつ
吉川ちなつ
メイン
›
大久保瑠美
大室櫻子
大室櫻子
サブ
›
加藤英美里
船見まり
船見まり
サブ
›
内田真礼
ガンボー
ガンボー
サブ
›
緑川光
古谷楓
古谷楓
サブ
›
内田彩
高岡ひろ
高岡ひろ
サブ
›
山崎はるか
松本りせ
松本りせ
サブ
›
後藤沙緒里
吉川ともこ
吉川ともこ
サブ
›
石川綾乃
西垣奈々
西垣奈々
サブ
›
白石涼子

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スタッフ

監督太田雅彦
シリーズ構成あおしまたかし
キャラクターデザイン中島千明
音楽三澤康広
音響監督蝦名恭範
OP三上枝織「ゆりゆららららゆるゆり大事件」
ED三上枝織「マイぺースでいきましょう」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「ゆるゆり」というタイトルを最初に見たとき、正直なところ身構えた。百合もの、日常系、中学生女子——この組み合わせに対して、一定の「覚悟」が要ると思っていた時期があった。でも実際に見始めてから5分で、その身構えがまったく不要だったとわかる。

娯楽部が何をするかというと、基本的に何もしない。目的がない。ただそこに集まって、だらだらして、帰る。それだけ。タイトルの「ゆるい」を文字通り受け取ってよかった。

2回目に見たとき気づいたのは、あかりの「影の薄さ」ギャグが実は全体の構造を支えているということ。主人公らしくない主人公を軸にすることで、作品全体がどこかズレた重力を持ち、その「ズレ」がコメディの芯になっている。最初に見たときはただ笑って流していたが、そういう設計があったのかと思うと少し見え方が変わった。

「目的のない場所」が居場所になる話

部活というものは、本来なにかをするためにある。弓道部なら弓を引くし、茶道部なら茶を点てる。でも娯楽部は違う。廃部になった茶室を間借りして、特に何もせず過ごす。ちなつが茶道部の廃部を知って流れ込んでくる描写が序盤にあるが、ここで彼女が向かう先が「やりたいことがある場所」ではなく「いたい人がいる場所」だというのが、この作品のテーマをそのまま示している。

ゆるゆりが「単なる百合コメディ」ではないと思うのは、この「目的のなさ」が意図的に肯定されているからだ。部として何かを成し遂げることへの圧力が、この作品には存在しない。成長物語でも、恋愛の成就でも、文化祭での大成功でもない。ただ、あの部屋に行けば誰かがいる。それだけで十分だという価値観が、全編を通じて静かに貫かれている。

大久保瑠美が演じるちなつは、京子への一方的な執着を隠さないキャラクターだが、その執着も「関係を前に進めたい」というより「あの場所にいたい」という感覚に近い。加藤英美里の大室櫻子がどこか飄々としてつかみどころがないのも、「何かを目指している人間」として描かれていないからだろう。白石涼子の奈々は生徒会という別の場所に属しているが、それでも娯楽部の周囲をうろつくのは、あの空気に引き寄せられているからに見える。

居場所というのは、自分が何かを達成できる場所ではなく、ただそこにいることを誰にも咎められない場所のことだ——という感覚を、この作品は笑いの形で届けてくる。それが2011年という時代に出てきたことの意味は、今になって少しわかる気がする。

特に刺さったシーン

あかりの「存在感のなさ」を全員でいじり倒すシーンが序盤から繰り返されるが、あるエピソードでその扱いが少し変わる瞬間がある。誰かがあかりのことをちゃんと見ていて、それが何気ない一言として出てくる場面だ。笑いのテンポの中に差し込まれるから見落としそうになるが、そこで初めてあかりが「主人公らしく」見える。構造としてよくできている。

内田真礼が演じる船見まりは出番が多いわけではないが、セリフのひとつひとつに妙なリアリティがある。内田真礼はこの頃すでに声の輪郭がはっきりしていて、キャラクターに「体重」を感じさせる演技をする人だと再確認した。2回目に見ると、まりが画面にいるだけで場の空気が少し変わることに気づく。

緑川光のガンボーも、あの妙な存在感はキャスティングの勝利だと思う。ガンボーが何者かをここで説明するのは野暮なので省くが、声を聞いた瞬間に笑いが来る仕掛けになっていた。

読んで見たくなったら——『ゆるゆり』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 何も起きなくていい、ただ空気を吸いたいときに見るアニメを探している人
  • 日常系に慣れていて「起承転結がない」ことを欠点と思わない人
  • キャラクターの関係性の細部を拾いながら見るのが好きな人
  • 深夜1時に何も考えずつけておきたいものが欲しい人

合わない人

  • ストーリーの進展や感情的な山場を期待している人
  • 百合描写に「真剣さ」を求める人(この作品はほぼギャグとして処理される)
  • 主人公が主人公らしく活躍する話を見たい人(あかりはほぼ空気のまま終わる)
  • 1話ごとに完結しないと落ち着かない人(エピソードは緩くつながっている)

次に見るなら

ゆるゆりと近い空気を持つ作品を3本。

  • けいおん!——部活なのにほぼ練習しない、目的のなさを堂々と肯定した作品の先駆け。ゆるゆりの「娯楽部」と同じ文法で動いている。こちらは音楽という軸がある分だけ、わずかに物語の輪郭がある。
  • ご注文はうさぎですか?——日常系の中でも特に「何も起きない」ことへの徹底が際立つ作品。世界観の作り込みと、静かな画面の心地よさはゆるゆりとは別の方向性だが、見終わったあとの感触が近い。
  • きんいろモザイク——女の子たちの関係性の空気感がゆるゆりに近く、コメディのテンポも似ている。異文化要素が入る分だけ少し彩りがあるが、根本にある「ただここにいる」感覚は共通している。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『ゆるゆり』はABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluと、主要な動画配信サービスで幅広く視聴できる。どのサービスでも手軽にアクセスできるため、気になった方はすぐに試し見が可能だ。加入済みのサービスがあればそちらから視聴するのが最もスムーズだろう。

よくある質問

Q. ゆるゆりはどこで見られますか?
A. ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluで配信中です。複数の主要サービスに対応しているため、すでに利用中のサービスからすぐに視聴できます。
Q. 何シーズンまで放送されていますか?
A. 2011年放送の第1期から始まり、第2期「ゆるゆり♪♪」(2012年)、第3期「ゆるゆりさん☆ハイ!」(2015年)まで制作されています。各シーズンでキャラクターの関係性がより深まっていきます。
Q. アニメ初心者でも楽しめますか?
A. 複雑なストーリーや前提知識が不要な日常系コメディなので、アニメをあまり見慣れていない方でも気軽に楽しめます。第1話から気負わず視聴できるのが大きな魅力です。
Q. 原作マンガとの違いはありますか?
A. 原作は「まんが時姫ミラクル☆」掲載の4コママンガです。アニメは原作のエピソードをベースにしつつ、声優の演技やアニメーションによってキャラクターの魅力がより鮮明に伝わる構成になっています。

まとめ

『ゆるゆり』はABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluと、主要な動画配信サービスで幅広く視聴できる。どのサービスでも手軽にアクセスできるため、気になった方はすぐに試し見が可能だ。加入済みのサービスがあればそちらから視聴するのが最もスムーズだろう。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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