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Z/X Code reunion
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | Passione |
数年前、異次元の門が世界中に開き、5つの次元から来た存在たちが地球での戦争を始めた。しかし今、Z/Xと人類は不安定な平和を築き、何人かの人間が異次元の者たちと契約を結んでいる。少女・加賀美原あずみにとってそれは簡単な選択だ。美しいZ/X・リとの契約を結ぶことができるのだ。
作品概要・あらすじ
あらすじ
数年前、異次元の門が世界中に突如出現し、5つの次元からやってきた異次元生命体「Z/X(ジクス)」たちが地球を舞台に壮絶な戦争を繰り広げた。しかし今、人類とZ/Xは互いの力を認め合い、不安定ながらも平和な共存の道を歩み始めている。高校生の加賀美原あずみは、美しいZ/XのリとIGO(イグニッション)と呼ばれる契約を結び、絆を深めていく。やがてあずみたちは新たな脅威に直面し、仲間との絆を頼りに立ち向かっていく。みどころ・魅力
① 人間とZ/Xの「絆」が生み出す熱いバトル
本作の核心は、人間とZ/Xが対等なパートナーとして戦う「イグニッション」システムです。双方の信頼関係が戦闘力に直結するため、バトルシーンには感情の深みがあります。絆が試される局面での連携描写は見応え十分で、アクション好きの視聴者を引き込みます。② カードゲーム原作ならではの多彩なキャラクター群
人気TCG「Z/X -Zillions of enemy X-」を原作とする本作は、個性豊かなZ/Xたちが多数登場します。それぞれ異なる次元の文化や価値観を持ったキャラクターが織りなす関係性は複雑で魅力的。原作ファンには懐かしく、アニメ初見でも十分楽しめる設定になっています。③ 「不安定な平和」という緊張感ある世界観
完全な平和ではなく、あくまで「不安定な共存」という設定が物語に絶妙な緊張感をもたらします。いつ崩れるかわからない均衡の中でキャラクターたちが何を守り、何を選ぶのか。SF・ファンタジーの枠組みの中に、人間ドラマとしての重みが込められています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 末田宜史 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 浦畑達彦 |
| 原案キャラデザ | 藤真拓哉 |
| キャラクターデザイン | せれす |
| 音楽 | 桑原聖 |
| OP | 小倉唯「Destiny」 |
| ED | 小倉唯「Girl Meets Girl」 |
| ED | 富田美憂「Girl Meets Girl」 |
| ED | 鈴木愛奈「Girl Meets Girl」 |
| ED | 内田彩「Girl Meets Girl」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを聞いて、カードゲームが原作だったか何だったか、正直すぐに出てこなかった。Z/Xって読むのか、ゼクスって読むのか。そのあたりの記憶が曖昧なまま、水瀬いのりと内田真礼が出ると知って「じゃあ一応」という気持ちで1話を入れた。最初の印象は「丁寧に作られた女の子アニメ」というもので、世界観の説明が多いわりにテンポが悪くない。
2回目に通して見たとき気づいたのは、この作品が「戦争が終わった後」から始まっているということの意味合いだった。異次元の門が開いて侵略が起きて——その凄惨な部分はほとんど描かれない。視聴者が触れるのは、もう戦いが日常と地続きになってしまった世界だ。その静けさが、1話目の段階では「設定薄いな」と感じさせるのだが、それが意図的な選択だったと後から分かる。
「選んだ」から始まる関係——契約という形の信頼について
この作品で繰り返されるのは「契約」という言葉だ。人間がZ/Xと契約を結ぶ。それが物語の前提として提示されている。でも見ていくと、単純な「使役」や「協力関係」とは少しズレたものとして描かれていることに気づく。各務原あづみと彼女のZ/Xとの関係を見ていると、小倉唯の声のトーン——あの柔らかいが芯のある質感——が、関係性の非対称さを絶妙に補っている。強くもなく、弱くもない。あの距離感が演技として非常に面白い。
Z/Xたちはもともと地球を侵略する側だった。それが今は人間と共存している。その不安定な平和の中で「契約」という制度が機能しているわけだが、この作品はそこに倫理的な問いかけをあまり入れない。む しろそれを自然なこととして受け入れた世界を描くことで、「関係性そのもの」に焦点を当てている。
内田真礼演じる青葉千歳の存在感はそこで効いてくる。キャリア235本を積んだ声優が作るキャラクターの「重さ」というものがあって、台詞ひとつの背景にある複雑さみたいなものが自然と乗ってくる。千歳がどういう意図で行動しているか、1話の段階では読めない。その「読めなさ」がちゃんと演技として成立している。
富田美憂の月形由仁も、出てきたときの空気の変わり方が良い。あの一種の緊張感を彼女の声が作っている場面がいくつかあって、そういうキャスト配置の巧さはカードゲーム原作とは思えないくらい丁寧だ。
結局この作品が描こうとしているのは、「選択が関係を作る」という話だと思う。あづみがリとの契約を「簡単な選択」と感じているところから始まるが、物語が進むにつれてその「簡単さ」が揺らいでいく。誰かとつながるということは、その相手の歴史や重さも引き受けるということだ。戦争の記憶を持つ存在と、戦争を知らない世代の少女とが「契約」を通じて向き合う——その構造自体が、この作品の核心だと感じた。
特に刺さったシーン
内田彩が演じるリゲルのシーンで、声の「引き算」が際立つ場面がある。内田彩は出演作91本とはいえ、ああいう抑制の効いた芝居になると独特の存在感が出る声優で、感情を前面に出すのではなく、むしろ感情を飲み込んでいる状態の表現がうまい。ここで思わず音量を上げた。
水瀬いのりの天ノ川衣奈については、声そのものが「守られているものの象徴」として機能している瞬間がある。セリフの内容ではなく、声のテクスチャーが場面の温度を作っているというか。178本のキャリアの中でこういう「場の気温を変える芝居」は得意なタイプで、このキャラクターもそれが出ている。終盤の展開で衣奈が選択を迫られる流れは、声の変化だけで「何かが変わった」と分かるように設計されていて、そこで素直に引き込まれた。
読んで見たくなったら——『Z/X Code reunion』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 水瀬いのり・内田真礼・小倉唯目当てで見るタイプ(声のファンはまず満足する)
- ゆっくりと関係性が積み上がっていくのを楽しめる人
- 「戦争後の世界」という設定をSFアクションではなく日常ドラマとして消化できる人
- カードゲーム原作に対して過度な期待も偏見もない人
合わない人
- 序盤にアクションや明確な対立構図を求める人(この作品はそこが薄い)
- 世界観説明が多い序盤でリタイアしやすいタイプ
- キャラクターが多く、関係性の整理が追いつかないと感じる人
- カードゲーム原作であることが気になって設定に引っかかりを覚えてしまう人
次に見るなら
「Z/Xが終わって何を見ようか」となったとき、真っ先に浮かぶのはselector infected WIXOSSだ。同じくカードゲーム原作でありながら、少女たちの「選択」と「契約」が物語の核心にある。こちらはより心理的な重さがある作りで、Z/Xが持っていた関係性の「静けさ」とは違うが、同じ文脈で考えたくなる作品。
女の子と非人間存在が「対等ではない関係」をどう築くかという視点で見るなら、Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤも面白い比較になる。魔法少女フォーマットにZ/Xと似た「契約して戦う」構造が入っていて、声優陣のアンサンブルを楽しむ点でも近い。
よりストレートに「戦争後の世界で少女たちが生きる」という空気を求めるなら、荒野のコトブキ飛行隊が意外とハマる。世界観の説明より「今ここにある関係性」を積み上げていく作りが、Z/Xのアプローチと似ている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『Z/X Code reunion』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。カードゲーム原作のバトルファンタジーとして、人間とZ/Xの絆を軸にした物語が楽しめます。TCGファンはもちろん、SF・ファンタジー系アニメが好きな方にもおすすめの作品です。
