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うさかめ
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Millepensee |
「Teekyuu」のスピンオフ作品で、テニス部の少女たちのライバルたちを中心に描いています。
作品概要・あらすじ
あらすじ
「てーきゅう」のスピンオフ作品。那須野テニス部のライバル校・亀山学園テニス部の少女たちを中心に描く、ショートアニメコメディ。うさぎをモチーフにしたキャラクターたちが繰り広げる日常と、テニスを通じたゆるいドタバタ劇が展開される。ハイテンポなギャグと独特の空気感は「てーきゅう」ファンにもおなじみの作風で、キャラクターの個性が短い尺に凝縮された一作。
みどころ・魅力
① 「てーきゅう」世界を別視点から楽しめるスピンオフ
本作は「てーきゅう」に登場するライバルキャラクターに焦点を当てたスピンオフ。本編を知っていればより楽しめる背景がありつつ、単体でも成立するシンプルな笑いが用意されており、シリーズ未経験者でも入りやすい構成になっています。
② 1話数分に凝縮されたハイスピードギャグ
TVショートならではの超高密度なテンポで、ボケとツッコミが矢継ぎ早に展開されます。無駄のないコント構成と予測不能な展開が癖になるテンポ感で、短い時間でも満足感の高いギャグアニメとして仕上がっています。
③ 個性豊かな亀山学園テニス部メンバーの魅力
うさぎをモチーフにした外見と強烈な個性を持つキャラクターたちが、テニスそっちのけで騒動を巻き起こします。キャラクター同士の掛け合いが作品の核心であり、短い尺の中で各キャラの特徴がしっかりと描かれています。
キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 監督 | 板垣伸 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 板垣伸 |
| 原作 | 寺田ツゲ夫 、桐沢十三 |
| 原案キャラデザ | Piyo |
| キャラクターデザイン | 宮村明、菅原美幸 |
| 美術監督 | 阿部江津子 |
| 音響監督 | 板垣伸 |
| OP | うさかめ高校テニス部「走れ!うさかめ高校テニス部!!」 |
| ED | アース・スター・ドリーム「Promise you」 |
関連作品
アニメ
書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「うさかめ」というタイトルを見て最初に思ったのが「ウサギとカメの話か?」だった。Teekyuuのスピンオフだと知っていても、その発想は変わらなかった。速いのと遅いのが出てきて、なんかうまいこと対比になるんだろうと。半分正解で、半分的外れだったんだけど。
Teekyuuは「会話が速すぎて何も分からないまま笑っている」という体験の積み重ねで成立しているアニメで、本作はそこから外れたライバルキャラ組のスピンオフ。最初に1話を見たとき、「あ、テンポが違う」とすぐ気づいた。Teekyuuほど言葉がパチンコ玉のように飛んでこない。それが物足りないのかゆったり楽しいのかは、1周じゃ判断できなかった。2周目になって「これはこれで成立しているコメディだ」と腑に落ちた。
「速い」だけが正解じゃない、というテニスコートで学んだこと
Teekyuuが放つ「思考が追いつかないスピードで笑わせる」という作風に慣れた視聴者が本作を見ると、最初は少し拍子抜けするかもしれない。でも、そこが狙いだと思う。
うさかめというタイトルは、ウサギとカメのイソップ寓話をそのまま引っ張ってきている。登場するキャラクターそれぞれが「速い子」と「遅い子」という単純な二項対立に当てはまるわけじゃないけれど、この作品が描こうとしているのは明らかに「速さがすべてじゃない」という逆張りのテーゼだ。Teekyuuという高速マシンの影に隠れながら、むしろその真逆のテンポを武器にしているスピンオフ。
花澤香菜が演じる板東まりもというキャラクターは、どこかつかみどころのない空気感を持っていて、花澤さん特有のふわっとした間の取り方がそのまま板東のキャラクター性として機能している。花澤さんの出演作は膨大で、どの作品でも「このキャラのためにある声だ」という感覚を与えるのが凄いところなんだけど、本作でも例外じゃなかった。
対して三森すずこが演じる新庄かなえは、エネルギーが別方向に全開な感じ。三森さんのテンションの高い演技というのは「このシーンでそこまで上げるの?」という驚きをいつも持ってくるんだけど、うさかめの中でそれが「ウサギ側の人」として機能している。ウサギが先に走って、カメがゆっくりついてくる。テニスの試合の勝敗よりも、そのリズムの噛み合いや微妙なずれを楽しむのがこの作品の正しい鑑賞法だと思う。
徳井青空が演じる芝草宇宙のキャラクターも、この「速い・遅い」という軸を複雑にする役割を担っている。徳井さんの演技は独特のドライさがあって、コメディの中でわりとリアクションが薄いキャラを演じているとき特に刺さる。うさかめの中でもその「なんか一歩引いたところにいる」感が活きていた。
結局この作品は「Teekyuuじゃない」ことで成立している。本家の速さが前提にあるから、このテンポが「遅さ」として機能する。スピンオフとして独立しているようで、完全にTeekyuuという磁場の中に存在している。その関係性もどこかウサギとカメっぽい。
特に刺さったシーン
序盤のやり取りで、まりもと かなえが会話のテンポをまったく合わせないまま話が進んでいくシーンがある。Teekyuuだと「全員が速い」から会話がすれ違っても勢いで押し切るんだけど、うさかめでは「速い子と遅い子がいる」から、すれ違いの種類が違う。そこが面白かった。
花澤香菜さんの間の取り方が特に際立っていたのが、まりもが何かを言いかけてやめるシーン。ああいう「言葉にならない気持ちの輪郭」を声だけで表現するのは花澤さんにしかできないと思っていて、何度見ても「うまいな」と思う。2周目はわかってて見るから、その前後の三森さんのテンションとの落差が余計に効いてくる。
短いフォーマットの中で、コメディとしてのテンポを落とさずにキャラの個性を見せていく密度の高さは、Teekyuuシリーズの技術的な強みだと思う。2分とか3分という制約の中で成立するキャラクター性というのは、長編アニメと全然別のスキルセットで作られている。
読んで見たくなったら——『うさかめ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- Teekyuuを一通り見終えて「ライバルズが気になる」と思った人
- 花澤香菜・三森すずこ・徳井青空のファンで、短編でもキャラクターを楽しみたい人
- 1話2〜3分という密度でコメディが成立する構造そのものに興味がある人
- テニスとほぼ無関係なスポーツアニメが得意な人(スポーツの描写はほぼ関係ない)
- BGMや声優演技の細部を拾いながら何周もするタイプのオタク
合わない人
- Teekyuuを未視聴で文脈なしに見ようとしている人(前提知識ゼロだと薄く感じる)
- 「スポーツアニメ」として熱い試合展開を期待している人
- 1話あたり10分以上のまとまったエピソードがないと乗れないタイプ
- コメディのテンポが「速くないと笑えない」体質の人
次に見るなら
まず当然だけどTeekyuuを見ていないなら本作より先にそちらを見てほしい。会話のテンポが弾丸のように飛んでくる本家を先に体験することで、うさかめの「ゆるさ」が初めて意味を持つ。本家の理不尽なスピード感を経験してから戻ってくると、同じシーンが別の色に見える。
あんハピ♪は、不幸体質の女の子たちが学校生活を送るというコメディで、うさかめと近い「脱力系・低空飛行のテンション」で進む作品。テニスもスポーツも関係ないけど、「キャラの空気感でコメディが成立している」という構造が似ている。三森すずこさんも出演しているので、声優つながりでも楽しめる。
スロウスタートは短編ではないが、「ゆっくり動く、のんびりしたテンポで成立するアニメ」という点でうさかめのあとに見ると収まりがいい。速さで勝負しないコメディの系譜として、ひとつながりに楽しめると思う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「うさかめ」はdアニメストア、U-NEXT、DMM TVで配信中です。各サービスともラインナップに含まれており、加入済みの方はすぐに視聴を始めることができます。短編作品のため全話まとめて一気見しやすく、「てーきゅう」シリーズのおともにもおすすめです。
よくある質問
まとめ
「うさかめ」はdアニメストア、U-NEXT、DMM TVで配信中です。各サービスともラインナップに含まれており、加入済みの方はすぐに視聴を始めることができます。短編作品のため全話まとめて一気見しやすく、「てーきゅう」シリーズのおともにもおすすめです。






