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あんハピ♪
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | SILVER LINK. |
天の護船学園1年7組は、「悪い因果」や不幸を持つ生徒たちが集められたクラス。ひばりはこのクラスに入学初日、不運なはなこと常に体調不良のぼたんに出会う。三人は協力して、学校生活を幸せなものにする方法を見つけようとする。
作品概要・あらすじ
あらすじ
天の護船学園には、「悪い因果」や不幸を抱えた生徒たちだけが集められる特別なクラス「1年7組」が存在します。入学初日に道で恋に落ちて電車に乗り遅れた花小泉杏(はなこ)は、そこで常に絆創膏だらけの五十嵐双葉や、不運体質の面々と出会います。このクラスの授業目標はただひとつ、「幸せになること」。不幸だらけの少女たちが、それでも前を向いて笑い合いながら、にぎやかで少し風変わりな学園生活を送っていく日常コメディです。みどころ・魅力
① 「不幸」を笑いに変えるポジティブな空気感
本作の主人公たちは皆それぞれに重めの不運を背負っていますが、作品全体は驚くほど明るく前向きです。どんなトラブルが起きても「まあいっか」と笑い飛ばす杏たちの姿は、観ているこちらまで元気にしてくれます。落ち込んだ日にこそ観たくなる、優しさに満ちた日常系作品です。② 個性が爆発するクラスメイトたち
不運体質のはなこ、満身創痍のぼたん、機械を愛するハダル、絶対零度の表情を崩さない響など、1年7組のメンバーは全員がクセ強め。彼女たちの噛み合っているようでズレている掛け合いが毎話のテンポを生み、何気ない会話シーンほど笑えるのがこの作品の持ち味です。③ かわいさ全開のキャラクターデザインと作画
原作4コマの柔らかな雰囲気を活かした、丸っこくて愛らしいキャラクターデザインが魅力。表情のコロコロ変わる芝居や、ゆるくも丁寧に動く作画で、日常のドタバタがより楽しく彩られます。キャラの「かわいい」を存分に味わえるビジュアルも見どころのひとつです。キャスト・声優一覧


















スタッフ
| 監督 | 大沼心 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 田中仁 |
| キャラクターデザイン | 大島美和 |
| OP | 白石晴香「PUNCH☆MIND☆HAPPINESS」 |
| ED | 白石晴香「明日でいいから」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「不幸な女の子を眺めて笑う、ちょっと性格の悪い企画だな」と思って見始めた。タイトルに♪がついている時点で、身構えるなというほうが無理だ。ところが一話の途中で、その身構えが勝手にほどけていく。暴走してくるトラックを主人公・はなこが奇跡的なステップで避けて、避けた先でマンホールに落ちる——あの一連を見ながら、彼女が一度も泣いていないことに気づいたあたりから、画面の見え方が変わった。こっちは「かわいそう」を期待して座っていたのに、向こうはそんなもの一ミリも求めていない。むしろ笑っているのは彼女たちのほうで、こっちが置いていかれる側だった。二回目に見たときは、もう不幸の数を数えるのをやめて、彼女たちが次に何で笑うかだけを待っていた。
「幸せになる授業」が教えてくれない、不幸との付き合い方
この学校には、不幸を抱えた生徒を集めた一年七組があって、そこでは「幸せになるための授業」が行われている。設定だけ聞くと、不幸を克服して幸せを掴むサクセスストーリーを想像する。でもこの作品が偉いのは、最後まで誰の不幸も治さないところだ。はなこは相変わらず転ぶし、ぼたんは相変わらず体を壊すし、瑠璃の恋は相変わらずこじれている。授業を受けても、テストを受けても、根っこの「悪い因果」はびくともしない。
つまりこれは、不幸を引き算する話ではなく、不幸を抱えたまま、それでも笑える時間をどう増やすかという話なんだと思う。幸せは因果の総量で決まるんじゃなくて、隣に誰が座っているかで決まる——そういう、口に出すと照れくさい結論を、この作品はギャグの皮を何枚もかぶせて差し出してくる。はなこの不幸が笑い話で済むのは、それを一緒に笑ってくれる瑠璃とぼたんがいるからだ。一人だったらただの災害でしかない出来事が、三人だと「今日のやらかし」に変わる。
だから単なるかわいい女の子の日常系として消費すると、たぶん一番おいしいところを取りこぼす。不幸は治らない、という冷たい前提を踏まえた上で、それでもこの子たちは毎朝学校に来る。来て、また何かやらかして、それを笑う。その繰り返しの肯定こそが、この作品が本当に描こうとしていたものだと、二回目を見終えてようやく腑に落ちた。
特に刺さったシーン
中盤、幸福実技のテストでクラス全員が右往左往する一連が、自分にとっては一番効いた。各々の不幸が全部裏目に出て、当然のように計画が崩れていくのに、誰も本気で落ち込まない。崩れることが前提で組まれた人生を生きている子たちの、あの妙な強度。そこに花守ゆみりのはなこの声が乗ると、悲鳴すら明るく聞こえてしまうのがずるい。痛がっているはずなのに、声の芯のところがずっと笑っている。
もう一つ挙げるなら、安野希世乃が演じるぼたんの、体が弱いがゆえの達観したトーン。元気いっぱいのはなこと、低い体温で受け止めるぼたん、その間で律儀にツッコミを入れる白石晴香の瑠璃——この三声のバランスが崩れないから、どれだけ災難が降っても画面が湿っぽくならない。終盤、ふとした瞬間に三人が黙って同じ方向を見ているだけのカットがあって、台詞がないのに一番幸せそうに見えた。あそこで、ああこの子たちはもう大丈夫だ、と勝手に安心した自分がいた。
読んで見たくなったら——『あんハピ♪』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- かわいい日常系に、ほんの少しのほろ苦さが混ざっているくらいが一番好きな人
- 大きな事件より、ダメな子たちが笑い合っている時間そのものを眺めていたい人
- 不幸や欠点を「克服」じゃなく「同居」で描く作品に弱い人
合わない人
- キャラが成長してちゃんと幸せを掴む、明確な着地を求める人
- 不幸を笑いに変える描き方に、どうしても引っかかってしまう人
- 毎話に強い起伏やストーリーの推進力がないと退屈してしまう人
次に見るなら
かわいい日常の裏にうっすら影が差す感触が好きなら、がっこうぐらし!。明るさと切なさの落差の付け方は方向性が違うけれど、「笑っている子たちを見ていてふと胸が締めつけられる」あの感覚は地続きだ。
三人それぞれのズレた個性が転がり続ける空気が心地よかったなら、同じ2016年放送の三者三葉。育ちも性格もバラバラな三人の噛み合わなさを、ただ眺めているだけで満たされる作りになっている。
とにかく毒気を抜いて、温かいものだけ浴びたくなったときはご注文はうさぎですか?。あんハピ♪で削られた精神力を、こっちでまるごと回復させる流れがちょうどいい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「あんハピ♪」は、dアニメストアとDMM TVで視聴することができます。どちらのサービスでも全話を楽しめるため、まとめて一気見したい方にもぴったりです。気になった方は、ご利用中の配信サービスでぜひチェックしてみてください。
