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黒執事II OVA
| 放送年 | 2010年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 6話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | A-1 Pictures |
黒執事のOVA作品について 黒執事公式サイトによると、DVD収録のOVAは全6作品です。DVD2「シエル・イン・ワンダーランド(前編)」は、黒執事IIのキャラクターをルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」の登場人物として再構成しています。DVD3「ファントムハイヴ家へようこそ」はシミュレーションゲーム形式で、エリザベスがある貴婦人を(もしくは視聴者を)ファントムハイヴ家で開催される舞踏会へ招待します。
作品概要・あらすじ
あらすじ
「黒執事II OVA」は、DVDに収録された全6作品からなるOVAシリーズです。本編とは異なる趣向で、黒執事IIのキャラクターたちが多彩な物語を見せます。「シエル・イン・ワンダーランド(前編)」では、ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』の登場人物としてキャラクターを再構成。「ファントムハイヴ家へようこそ」はシミュレーションゲーム形式で展開し、エリザベスが貴婦人(あるいは視聴者)をファントムハイヴ家で開催される舞踏会へと誘います。本編ファンに向けた、遊び心あふれる番外編集です。
みどころ・魅力
① 童話世界で再構成される「シエル・イン・ワンダーランド」
『不思議の国のアリス』の登場人物として黒執事IIのキャラクターを当てはめた前編。見慣れたキャラクターが童話の住人として登場する意外性と、原作世界とのギャップが楽しめます。本編とは違った表情を見せるキャラクターたちに注目の一編です。
② 視聴者参加型の「ファントムハイヴ家へようこそ」
シミュレーションゲーム形式という珍しい構成が魅力。エリザベスが貴婦人(あるいは視聴者自身)を舞踏会へ招待するという設定で、まるで作品世界に入り込んだような没入感を味わえます。ファンサービスとして練られた一作です。
③ 全6作品の充実したボリューム
公式サイトによると、DVDに収録されたOVAは全6作品という充実のラインナップ。本編の余韻を楽しみたいファンにとって、キャラクターの新たな一面やコメディ要素を堪能できる、贅沢な番外編集となっています。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| OP | ザ・ガゼット「SHIVER」 |
|---|---|
| ED | Kalafina「Bird」 |
| ED | カラフィナ「輝く空の静寂に」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、黒執事IIは最後まで乗れなかった。新しい主人と新しい契約、というやり直しの構図がどうにも本編の続きとして据わりが悪くて、途中から義務で見ていた。だからこのOVA群も「一応見ておくか」くらいの気持ちで再生ボタンを押した。ところが本編の重さを背負っていない短編たちは、肩の力が抜けていて妙に楽しい。アリスの不思議の国にキャラを放り込んだ前後編、エリザベスが舞踏会へ招くシミュレーションゲーム仕立て——どれも「正史」を一旦忘れて遊んでいる。最初は斜に構えていたのに、2回目を見るころには、本編で持て余していたはずのキャラたちを、ここで初めて好きになっている自分がいた。
本編で持て余したキャラを、パロディが拾い直す話
黒執事IIという作品は、たぶん「ちゃんとした続編」になろうとして転んだ。新キャラ、新しい契約、本編とは別の主従関係——その全部が「これは正当な続きですよ」と必死に証明しようとしていて、見ているこちらは疲れる。少なくとも私はそうだった。ところがこのOVA群は、何も証明しようとしない。キャラをアリスの世界に落とし、舞踏会のゲーム盤に並べ、ただ転がして遊ぶ。物語を背負わせる気がまるでない。そして不思議なことに、キャラが物語から解放された瞬間に、ようやく彼らが愛おしく見えてくる。
セバスチャンを演じる小野大輔の芝居も、本編では「完璧な執事」という役割を背負わされてどこか窮屈だった。それがパロディだと、あの低く澄んだ声が、完璧であろうとすればするほど可笑しい、という方向へ振り切れる。役割が冗談になった途端、それが芸になる。
つまりこのOVAは、本編の弱点だった「肩に力が入りすぎている」という性質を、まるごと裏返しの長所に変える装置になっている。単なるファン向けのおまけ、と片付けるのは簡単だ。でも私には、II本編が本来描けたはずの「このキャラたちは放っておけば十分に魅力的だった」という事実の、遅れてきた証明書みたいに見えた。本編を好きになれなかったからこそ、ここでの脱力ぶりが効いてくる。
特に刺さったシーン
不思議の国を模した一編で、見慣れたキャラが全員それぞれの「役」を割り当てられて出てくるくだりが、いちばん好きだ。意味のない配役のはずなのに、トランシー家の三つ子——鈴村健一が演じるトンプソンたちが、無表情のまま不条理に絡んでくる呼吸が絶妙で、思わず巻き戻した。本編ではほとんど背景だった彼らが、ここでは立派な笑いの部品として機能している。
そこへ川澄綾子のヴィクトリア女王がこういうおふざけの場にしれっと顔を出すと、画面の格が一段おかしくなる。逆に、井上麻里奈の声で少しだけ差し込まれるルカの気配——あの弟の存在——が挟まると、ふっと本編の重さを思い出して、笑いの中に小さな冷たい点が落ちる。遊びに徹したOVAなのに、そこだけは油断ならない。
読んで見たくなったら——『黒執事II OVA』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 黒執事の世界観とキャラは好きだが、II本編にはいまいち乗れなかった人
- 本編をひと通り見たうえで、キャラが脱力して遊んでいる姿を眺めたいコアファン
- 小野大輔や鈴村健一の芝居を、シリアスとは別の角度で楽しみたい人
合わない人
- 本編の続きや物語の決着を期待している人(ここには筋らしい筋はない)
- 黒執事が未見で、まずTVシリーズから入りたい人
- パロディやゲーム仕立ての楽屋オチが苦手な人
次に見るなら
II本編に乗れなかったなら、まず黒執事 Book of Circus。原作の人気エピソードを丁寧に映像化した、多くのファンが「これが見たかった続き」と呼ぶ一本で、IIで離れた人ほど戻ってきやすい。
アリス・モチーフのゴシックな暗さが好きならパンドラハーツ。不思議の国の意匠を、本気の喪失と契約の物語に練り込んでいて、黒執事の耽美な部分と地続きに楽しめる。
19世紀ヨーロッパの異能と退魔の空気が欲しいならD.Gray-man。重さと様式美の配合が近く、セバスチャン的な「人ならざる強さ」の演出にも通じるものがある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「黒執事II OVA」は、U-NEXT、Netflix、Hulu、Disney+で視聴できます。複数の主要な配信サービスに対応しているため、ご自身が利用しているサービスで手軽に楽しめます。本編とあわせて、番外編もぜひチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
「黒執事II OVA」は、U-NEXT、Netflix、Hulu、Disney+で視聴できます。複数の主要な配信サービスに対応しているため、ご自身が利用しているサービスで手軽に楽しめます。本編とあわせて、番外編もぜひチェックしてみてください。








