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黒執事 寄宿学校編
| 放送年 | 2024年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 11話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | CloverWorks |
クイーン・ヴィクトリアの依頼により、13歳の貴族シエル・ファントムハイヴは、失踪した王妃の親戚を探すためウェストン・カレッジへ入学する。名門男子校での学園生活の中で、シエルと彼の悪魔のしもべセバスチャンは、学園の謎や秘密に立ち向かい、事件解決へと導かれていく。黒執事の第2期のストーリーが展開される。
作品概要・あらすじ
あらすじ
クイーン・ヴィクトリアの命を受けた13歳の貴族シエル・ファントムハイヴは、名門全寮制男子校ウェストン・カレッジで起きた不可解な失踪事件の調査に乗り出す。王妃の親戚を含む複数の生徒が忽然と姿を消したというのだ。シエルは身分を隠して編入し、悪魔の執事セバスチャンも教師として潜入する。厳格な規律と伝統に支配された学園では、「P4」と呼ばれる4人の寮長が絶対的な権力を握っていた。華やかな学び舎の奥に隠された秘密とは——閉ざされた寄宿学校を舞台に、ミステリーとサスペンスが静かに幕を開ける。みどころ・魅力
① 全寮制男子校を舞台にした新たな潜入劇
これまでの貴族社会やロンドンの裏社会とは一転し、伝統と規律に彩られた寄宿学校が舞台。シエルが一生徒として編入し、セバスチャンが教師として潜り込むという構図が新鮮です。閉ざされた学園空間ならではの緊張感と、日常に潜む違和感が物語を引き込みます。② 絶対権力を握る「P4」の存在感
4つの寮をそれぞれ束ねる寮長たち「P4」が物語の鍵を握ります。気品と威厳をまといながらも、どこか影を感じさせる彼らの言動が謎を深めていきます。個性豊かなキャラクターたちとシエルの駆け引きは、本編屈指の見どころです。③ 重厚な作画と耽美な世界観
シリーズ伝統のゴシックな美術と緻密な作画が、ヴィクトリア朝の学園を荘厳に描き出します。制服や校舎、寮の調度品に至るまで細部まで作り込まれた映像美は圧巻。原作ファンも納得の、空気感まで再現された演出が楽しめます。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 岡田堅二朗 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 吉野弘幸 |
| キャラクターデザイン | 清水祐実 |
| 音楽 | 川﨑龍 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | 音羽「狂信者のパレード」 |
| ED | シド「贖罪」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
黒執事また新シリーズか、というのが正直な最初の反応だった。寄宿学校編はだいぶ前にコミックスで読んだ記憶があって、たしか男子校に潜入して、紅茶と寮の派閥がやたら出てくる話だったはず——くらいのうろ覚えで再生ボタンを押した。ところが冒頭、シエルが制服に着替えさせられて「普通の生徒」を演じさせられるあたりで、もう座り直していた。最初は様式美のおさらいくらいのつもりで見始めたのに、塀の中の空気がやけに息苦しくて、コミックスで読んだはずの展開なのに先が気になってしまう。2回目に見たときに気づいたのは、この作品、笑わせにくる場面ほど後からじわっと怖くなる設計になっている、ということだった。坂本真綾のシエルが「子どもの声」と「当主の声」を一行のなかで切り替える瞬間に、毎回ぞくっとする。
完璧に磨かれた校舎の下で、静かに腐っていく箱庭の話
この寄宿学校編を、ミステリーとして「誰が何をしたか」で見ると、たぶん半分しか味わえない。ウェストン・カレッジという場所そのものが主役で、事件はその器が腐っているから起きている、という順番だからだ。名門男子校、磨き上げられた伝統、上級生(プレフェクト)に絶対服従する下級生という階段状の秩序。最初はそれが妙に美しく見える。制服も寮の儀式も、画面のなかではちゃんと格好いい。けれど見ているうちに、その美しさが「誰かが嘘をつき続けることで保たれている」ことに気づかされる。
面白いのは、悪人がいて秩序を壊している、という単純な構図じゃないところだ。むしろ全員が善意で、伝統を守るために、見て見ぬふりをしている。完璧であり続けるために、不都合な真実を箱の底に押し込めて蓋をする。その蓋の上で、生徒たちは今日も誇らしげに紅茶を飲んでいる。これは単なる学園ミステリーではなく、「集団が自分たちの理想像を守るために、どこまで現実を見ないことにできるか」を試す話なんだと思う。だから潜入者であるシエルがいちばん異物になる。彼だけが、この箱庭を「外から来た目」で見てしまうから。
そしてシエルもまた、自分の本当の顔を隠して「普通の少年」を演じている。守るために嘘をつく学校と、復讐のために身分を偽る少年。同じ穴の狢を、セバスチャンだけが一歩引いて眺めている。小野大輔の、あの底の見えない丁寧さで「if it pleases you」とでも言いたげに控えているのが、皮肉として効いてくる。閉じた箱の中では、悪魔のほうがいちばん正直者かもしれない——そんな視点で見ると、この編はずっと黒い。
特に刺さったシーン
刺さったのは派手な戦闘より、序盤の「生徒を演じるシエル」の細かい芝居だった。プレフェクトの前で礼儀正しく振る舞いながら、ふとした瞬間に当主の冷たさが顔をのぞかせる。坂本真綾の声が、敬語のまま温度だけを一段下げる。あの切り替えを聞いた瞬間、思わず「あ、こいつ今ちゃんと13歳のフリしてるだけだ」と背筋が冷えた。対するセバスチャンが、学校という結界のせいで普段ほど自由に動けず、それでも涼しい顔で立ち回るのも良くて、小野大輔の余裕のある低音が「この男、本気を出していない」と常に匂わせてくる。終盤、保たれていた完璧さが崩れていく展開で、それまで様式美として見ていた紅茶も制服も全部が薄ら寒く反転する。コメディとして笑っていた寮の儀式が、振り返ると全部伏線だったと気づく作りで、2回目はずっと口角が下がったまま見ていた。
読んで見たくなったら——『黒執事 寄宿学校編』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ヴィクトリア朝の様式美や、制服・寮・紅茶みたいな細部を眺めるのが好きな人
- 事件そのものより「閉じた集団がなぜ歪むのか」の構造を読みたい人
- 坂本真綾の二面性の芝居、小野大輔の食えない執事ボイスを浴びたい人
- コメディの裏に伏線が仕込まれている、二度見前提の作りが好きな人
合わない人
- テンポよく謎が解けて、毎話スカッと決着がつくミステリーを期待している人
- 1期からの前提知識ゼロで、キャラ関係をすぐ把握したい人
- 男子校の様式美や派閥のやり取りが「長い」と感じてしまう人
次に見るなら
同じヴィクトリア朝ロンドンの空気と、知性で事件をさばく快感が好きなら憂国のモリアーティ。階級社会の歪みを、今度は悪役側の視点から見せてくれる作りで、黒執事の「上品な毒」が好物なら確実に合う。
閉じた施設の完璧さの裏に隠された真実、という骨格に惹かれたなら約束のネバーランド。子どもたちが箱庭の正体に気づいていく序盤の緊張感は、寄宿学校編の「気づいてはいけないことに気づく」感触と地続きだ。
少年と超自然の力、契約めいた重さを別の角度で味わうなら青の祓魔師。学園を舞台に、背負ったものを隠して戦う主人公という点で、シエルとはまた違う「普通を演じる痛み」が描かれている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「黒執事 寄宿学校編」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Netflix、Hulu、Disney+で配信されています。主要なサブスクサービスを幅広くカバーしているため、すでに加入しているサービスがあればそのまま視聴できます。アニメに特化したdアニメストアや、見放題作品数が豊富なU-NEXTなら、シリーズを通してじっくり楽しめます。









