※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | BAKKEN RECORD |
1931年、94歳の徳川慶喜王が日本を統治している。明治の文化が残る一方で、科学技術と陰陽道が発展し、モダンな雰囲気が漂っている。しかし華やかさの裏では、王暗殺を計画する反政府勢力クチナワが暗躍している。
作品概要・あらすじ
あらすじ
時は1931年、94歳の徳川慶喜王が統治する架空の日本。明治の文化が色濃く残る一方で、科学技術と陰陽道が独自に発展し、和洋折衷のモダンな空気が漂っていた。しかし華やかな帝都の裏では、王の暗殺を企てる反政府勢力「クチナワ」が暗躍している。そんな世界を舞台に、特殊な力を持つ少女が、自らの過去と復讐、そして王朝の存亡をめぐる戦いへと身を投じていく。陰謀と超常の力が交錯する、退廃と耽美に彩られたダークアクションが幕を開ける。みどころ・魅力
① 「もしも徳川幕府が続いていたら」のIFが生む独自世界観
明治維新の結末が史実と異なり、徳川王朝が続いた1931年という大胆な歴史IF設定が最大の魅力。蒸気と電気が共存し、陰陽道が技術として根付いた帝都の街並みは、レトロモダンで退廃的な空気に満ちており、その世界観に浸るだけでも見応えがあります。② 超常の力がぶつかり合う耽美なアクション
特殊な能力を持つ者たちが繰り広げる戦闘シーンは、ダークで様式美にあふれた演出が光ります。血と雪を思わせる赤と白のコントラストを基調にしたビジュアルは印象的で、超自然的な力と陰陽道が交錯するバトルは本作ならではの見どころです。③ 復讐と陰謀が絡み合う重厚なドラマ
反政府勢力クチナワと王朝側の暗闘を軸に、登場人物それぞれが抱える過去や因縁が物語を動かしていきます。単なるアクションにとどまらず、復讐の連鎖や正義の揺らぎといった重いテーマを描く、シリアスで骨太なストーリー展開が楽しめます。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 工藤進 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 根津理香 |
| キャラクターデザイン | 小宮山楓乃 |
| 音楽 | 未知瑠 |
| 美術監督 | 安田ゆかり |
| 音響監督 | 今泉雄一 |
| OP | RAISE A SUILEN「Exist」 |
| ED | RAISE A SUILEN「Exist」 |
| ED | レイズ・ア・スイレン「Embrace of light」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は雪と血、というベタすぎる対比に身構えて見始めた。タイトルからして血なまぐさいやつだろう、配信オリジナルだし作画が荒れてたら途中で切るつもりで。ところが一話の頭、和モダンというか大正ロマンを一段こじらせた街並みが流れてきて、あ、これは美術で殴ってくるタイプだなと座り直した。徳川慶喜がまだ王として君臨している1931年、という歴史の歪ませ方も妙に趣味が合う。明治の残り香とモダンが同居した画面の質感だけで、しばらく食える。二周目で気づいたのは、雪村咲羽の無表情がただ冷たいんじゃなく、何かを必死に閉じ込めている顔だったこと。最初はピンとこなかった三森すずこの抑えた芝居が、二回目でやっと腑に落ちた。
復讐は救いにならないと知りながら、それでも刀を握る話
この作品は単なる和風アクション、暗殺者が悪者を斬る話ではなく、復讐の中身が空っぽだと薄々わかっている人間が、それでも斬るのをやめられない、その業を描いている。咲羽が属する特殊警察「鵺」は、王の暗殺を狙う反政府勢力クチナワを狩る組織だ。表向きは秩序を守る側。でも彼女が刀を抜く動機は、職務でも正義でもなく、もっと個人的で、もっと取り返しのつかないところにある。
雪と血、という対比をただの美術の都合だと思っていると足元をすくわれる。雪はすべてを白く覆って、なかったことにしてくれる優しさの色だ。その上に飛ぶ血は、覆い隠せなかったもの、消せなかった記憶そのものに見えてくる。咲羽は雪のように静かな顔で人を斬るけれど、斬るたびに自分の中の何かが白く埋まるどころか、むしろ掘り起こされていく。復讐を遂げれば楽になれる、という嘘を、彼女自身がいちばん信じきれていない。
そして月城真琴という存在が、その構図にもう一枚の鏡を立てる。蒼井翔太の声が、敵か味方かわからない掴みどころのなさを絶妙に支えていて、咲羽が「自分はこうはなりたくなかった姿」を相手に見ているのか、それとも同じ穴の底にいる仲間を見ているのか、最後まで揺れる。復讐譚として観ると物足りない人もいるはずだ。誰かを斬ってスカッと終わる話ではないから。でも、斬っても何も埋まらないと知ってなお歩き続ける足取りを描こうとした、その諦めの悪さこそがこの作品の芯だと思っている。
特に刺さったシーン
序盤、咲羽が任務として初めて刀を抜く一連の殺陣。ここで思わず巻き戻した。雪景色の白に血が散る画の構成が美しいのは予想どおりとして、刺さったのは三森すずこの息遣いだ。声を張らない。むしろ斬る瞬間に息を止めるような、ほとんど無音に近い芝居をしている。明るく華やかな役のイメージが強い人だから、この体温の低さは完全に裏切りで、それが快感だった。終盤、感情の堰が切れる場面でようやく声が震えるのだけど、その一瞬のために前半ずっと声を殺していたのか、と二周目で鳥肌が立った。種﨑敦美の竹道凛子が要所で見せる芯の強さ、近藤隆の及川の食えなさも効いていて、咲羽の孤独が逆に際立つ。配信オリジナルゆえか作画の体力配分にムラはあるものの、ここぞの殺陣に全部のせしてくる潔さは嫌いになれない。音楽も、静寂を怖がらずに使ってくるタイプで、無音の間が一番こわい。
読んで見たくなったら——『擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 大正ロマンや和モダンの美術・衣装だけでご飯3杯いける人
- スカッとしない、後味の重い復讐譚が好きな人
- 声優の抑えた芝居、感情を出さない演技の機微を味わいたい人
- 歴史改変・もしもの日本という設定の歪みに弱い人
合わない人
- 毎話わかりやすくカタルシスがほしい人
- 作画クオリティが全話均一でないと気になる人
- 主人公にわかりやすく感情移入させてほしい人
- 説明を省いた間や余白を「テンポが悪い」と感じる人
次に見るなら
歴史改変の日本×美術×アクションの手触りが好きならプリンセス・プリンシパル。架空の時代を舞台に少女たちがスパイとして暗躍する話で、退廃と気品が同居した画面のセンスが擾乱と響き合う。
昭和初期の和の空気でアクションを浴びたいなら天狼 Sirius the Jaeger。時代設定の近さと、静と動の落差のある殺陣が気持ちいい一本。雪と血の緊張感が好みなら間違いない。
復讐に取り憑かれた女の、救いのない歩みをもっと味わいたいならノワール。古いけれど、感情を殺した暗殺者の芝居と、埋まらない過去を抱えて引き金を引き続ける構図は、咲羽の系譜そのものだ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4つの配信サービスで視聴できます。アニメ作品を幅広く扱う主要サービスで配信されているため、ご自身が普段利用しているサービスで探しやすい作品です。これから視聴を始める方も、いずれかのサービスに登録すればすぐに楽しめます。
