※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

すずめの戸締まり
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | CoMix Wave |
17歳の九州の田舎町に暮らす鈴芽は、ドアを探す青年と出会う。山の廃墟で見つけたドアを開けると、日本各地でドアが次々と開き始め、反対側から災いがもたらされる。鈴芽は災害を引き起こすドアを閉じていく中で、解放と成長を遂げていく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
九州の田舎町に暮らす17歳の少女・鈴芽は、廃墟を探しているという謎めいた青年・草太に出会う。彼を追って訪れた山の廃墟で、鈴芽は古びたドアを発見し、開いてしまう。それをきっかけに日本各地の廃墟で次々とドアが開き始め、反対側から「ミミズ」と呼ばれる巨大な災いが解き放たれようとしていた。鈴芽は草太とともに、ドアを閉じて回る旅に出る。みどころ・魅力
① 日本各地の廃墟が舞台——風景美と哀愁
九州・愛媛・神戸・東京と、実在の廃墟や風景をモデルにした舞台が次々と登場する。新海誠監督ならではの繊細で美しい背景描写が、旅の疾走感と日本の記憶・歴史への郷愁を絶妙に融け合わせており、画面を見るだけで旅をしているような感覚を覚える。② RADWIMPSとAyase(YOASOBI)による音楽の力
主題歌「すずめ」をはじめ、RADWIMPSが手掛けた劇伴は作品の感情と見事に同期している。さらにYOASOBIのAyaseがアレンジした楽曲も話題を呼び、音楽だけで情景と感情が一気に押し寄せてくる体験は、映画館でも配信でも変わらない没入感を生み出している。③ 災害と喪失を超えた「扉を閉じる」物語
東日本大震災をはじめとする日本の自然災害が物語の根底に流れており、ファンタジーの形式を取りながら喪失・記憶・再生という重いテーマを正面から描く。主人公の鈴芽が旅を通じて過去の痛みと向き合い、自分の足で立つ姿は多くの観客の心に強く響く。キャスト・声優一覧





















スタッフ
| 監督 | 新海誠 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 田中将賀 |
| 美術監督 | 丹治匠 |
| OP | 「すずめ」 |
| ED | ラッドウィンプス「カナタハルカ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、期待値を少し下げて入った。『君の名は。』のあとに『天気の子』があって、「新海誠のループが続いてる」という感覚があったから。でも開幕5分で、その慎重さが崩れた。廃墟の中で光るドア。鈴芽が手を伸ばす瞬間の、あの引力みたいなもの。「あ、これは別物だ」と思った。
2回目を見たとき、初見で見逃していた細部が次々と浮き上がった。序盤のロードムービー的な疾走感の裏に、ずっと「何かを閉じようとしている」という緊張が走っていること。鈴芽が笑っているシーンほど、その後ろに重たいものが見えること。『君の名は。』より好きかもしれない、と思い始めたのはそのあたりだった。
災害の記憶を「閉じる」ことは、忘れることじゃない
この映画を「ロードムービー」と呼ぶのは半分正しくて、半分は見逃している。確かに鈴芽は九州から東京、神戸、そして東北へと移動していく。でも本当の旅の方向は、地理的な東西南北じゃなく、「あの日」に向かっていく時間軸の旅だ。
ミミズ(あの巨大な禍の象徴)を扱う戸締まりの作業は、表面的には「ドアを閉める」という行為だ。でもその正体は、かつて開いてしまった傷——土地に刻まれた喪失の記憶——に鍵をかけることだと思う。ポイントは、鍵をかけることが「なかったことにする」ことと全然違う、というところにある。
廃墟に置かれた椅子たちが、かつてそこに人が暮らしていたことの証人として扱われているのが、この映画の核心だと思っている。鈴芽が戸締まりのたびに口にする「いってきます」という言葉。出発の挨拶を、終わった場所に向けて言う。これは弔いであり、同時に前へ踏み出すための儀式でもある。
この映画が単なる冒険ファンタジーではないのは、こういう構造を持っているからだ。震災の記憶をどう扱うか、どう「閉じて」いくか。そこに向き合った映画が、こんなに疾走感を持てること自体が、ちょっと奇跡だと思う。過去を無視して走るんじゃなく、抱えながら走るための映画として見ると、終盤の展開の重さが全然違って届く。
特に刺さったシーン
終盤、鈴芽が幼い自分自身に会うくだり。あそこは2回目でようやく崩れた。初見では展開の衝撃に追われていたけど、2回目に「あのとき泣いていた子どもへの言葉」として受け取ったとき、スクリーンがぼやけた。
あと個人的に刺さったのが、ミキの存在感だ。旅の途中で鈴芽に車を提供する、あの軽やかで少し不思議な女性。愛美さんが演じているんだけど、出演作53本のキャリアが積んできた、あの「軽さの中に芯がある」声の質がミキというキャラクターにすごく合っていた。ここだけ浮いてもいいのに、絶妙に地続きな温度で物語に溶け込んでいる。声の仕事としてかなり好きな匙加減だと思う。
序盤の廃墟のシーンで、ドアの向こうの光景——荒れ地のなかに広大な草原が広がっている——の作画も忘れられない。あの「向こう側」の描写に、のちの展開の全部が畳み込まれている気がして、見るたびに少しざわざわする。
読んで見たくなったら——『すずめの戸締まり』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 新海誠作品をある程度追ってきた人(変化がわかると面白さが倍になる)
- 震災の記憶を「どう扱うか」というテーマに興味がある人
- ロードムービーが好きで、旅先で出会う人間のスケッチが好きな人
- 廃墟や「かつて栄えた場所」に妙に惹かれるタイプ
- 主人公よりも脇のキャラクターを掘り下げたくなる視聴者(ミキ周辺の人物が特にいい)
合わない人
- ラブロマンスを主軸に期待していると、焦点のズレを感じるかもしれない
- 「椅子が動く」という設定の荒唐無稽さでリタイアする人もいる(気持ちはわかる)
- 伏線が明示的に回収されないと気になる人には、いくつかモヤモヤが残る
- テンポが早いので、じっくり世界観に浸る系が好きな人には少し忙しいかもしれない
次に見るなら
君の名は。(2016年)——比較して見ると面白い。時間と記憶と「会いたい人」というモチーフの扱い方が、この2作で全然違う。どちらが好きかで、自分がどんな喪失の物語を求めているかが少しわかる。
ハウルの動く城(2004年)——移動しながら戦う少女、という骨格が近い。あちらは城、こちらは車と列車と足。「家」の概念がどちらも揺らいでいるのが面白い対比になる。
サマーウォーズ(2009年)——日本の特定の場所と記憶に根ざしたファンタジーという点で共鳴する。規模感は違うけど、土地と人の繋がりへの眼差しが似ている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『すずめの戸締まり』は現在、U-NEXT・DMM TV・Netflix・Disney+の4サービスで配信中です。いずれも月額サブスクで追加料金なく視聴できるため、すでに加入しているサービスからすぐに観始められます。U-NEXTは無料トライアル期間中にまとめて新海誠作品を観るのにも最適です。
