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君の名は。
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | CoMix Wave |
田舎に住む高校生・三葉は、都会での男の子の生活に憧れている。一方、東京で暮らす瀧は高校生活と建築家志望の夢を抱きながら、バイトに忙しい毎日を送っていた。ある日、三葉は見知らぬ部屋で目を覚ます。そして瀧も自分の身に異変が起きていることに気づく。二人は入れ替わってしまったのだ。
作品概要・あらすじ
あらすじ
岐阜の山奥・糸守町に暮らす女子高生・三葉は、都会の男の子として生きる夢を見る。一方、東京に住む男子高生・瀧は、見知らぬ田舎町の女の子として過ごす夢を見ていた。やがて二人は、夢の中で互いの体が入れ替わっていることに気づく。メモを残し、ルールを決めながら”もう一人の自分”として生活を続けるうちに、不思議な絆が芽生えていく。しかしある日を境に、入れ替わりは突然途絶えてしまう——。みどころ・魅力
① 圧倒的なビジュアルと音楽が生む没入感
RADWIMPSによるオリジナルサウンドトラックと、CoMix Waveによる緻密な背景美術が融合し、映像と音楽が一体となった体験を生み出す。「前前前世」をはじめとする楽曲が物語の感情を鮮烈に引き立て、劇場で観た観客の心に長く刻まれる仕上がりとなっている。② 入れ替わりを超えた”時間と距離”のドラマ
単なる入れ替わりラブコメに留まらず、時間軸のズレという驚きの仕掛けが物語中盤で明かされる。「なぜ連絡が取れなくなったのか」という謎が積み重なり、終盤に向けて加速するテンポと伏線回収の鮮やかさが、多くの観客を引きつけた大きな要因となっている。③ 普遍的な”会いたい”という感情への共鳴
会ったこともない相手を探し続けるという切実な感情は、世代や国籍を問わず観る者の心に響く。名前を忘れそうになりながらも諦めずに前へ進む姿が、青春の刹那と希望を鮮やかに描き出しており、繰り返し観るたびに新たな発見がある作品に仕上がっている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 新海誠 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 田中将賀、安藤雅司 |
| 音楽 | |
| 美術監督 | 渡邉丞、丹治匠、馬島亮子 |
| 音響監督 | 山田陽 |
| OP | ラッドウィンプス「夢灯籠」 |
| ED | ラッドウィンプス「なんでもないや」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
公開直後の週末、特に期待せず映画館に入った。新海誠の作品は好きだったけど、「あの背景美術の人がメジャー路線に行くのか」くらいの温度感だった。予告映像で入れ替わりコメディっぽい雰囲気を感じて、どちらかというと気軽に見に行った記憶がある。
で、終わったあとしばらく席から立てなかった。正確には、立てないわけじゃないんだけど、立ちたくなかった。あの状態のまま現実に戻りたくなくて、エンドロールが終わっても電気がつくまでじっとしていた。隣に座っていた人が「行かないの?」と声をかけてきたことで、ようやく我に返った。
2回目を見たのは1週間後。最初に見たとき気になっていた「なぜ二人は入れ替わっているのか」という構造の謎を確認しに行ったら、全然違う映画として体験した。序盤のコメディパートのある台詞が、終盤でまったく違う意味を持つことに気づいて、また少し泣いた。
「覚えている」ことと「忘れてしまう」こと——この映画が本当に怖がっているもの
表面的には入れ替わりラブストーリーだ。でもこの映画が一番執拗に描いているのは、「忘却」という恐怖だと思う。
瀧も三葉も、入れ替わっている間の記憶を朝になると失う。日記代わりにスマホにメモを残しても、気がつけば書いた内容を思い出せなくなっている。時間軸のズレが明らかになる中盤以降、記憶の消え方はさらに加速する。名前を書いた手のひら、消えていく文字——あのシーンで映画全体のトーンが変わる。
新海誠はずっと「すれ違い」と「距離」を描いてきた監督だけど、この作品では物理的・時間的な距離よりも、「覚えていられない」という絶望を中心に置いている。どれだけ強く感じた感情も、接触を絶たれれば薄れていく。人は経験ではなく記憶によって生きていて、その記憶は脆い。
終盤、二人がすれ違う場面で「君の名前は?」と問いかけるくだりは、映画のタイトル回収として機能しながら、同時にこの映画が一番怖れているものの核心でもある。名前を呼べないということは、相手が存在していないのとほぼ同じだ。覚えていることが、愛することとほとんど等しい——この映画はそう主張している気がする。
単なる「会いたい人に会えないもどかしさ」の話ではなく、「出会ったことすら忘れてしまうかもしれない恐怖」の話。2回目以降はそのレイヤーが前面に出てくるので、最初と全然違う重さで見ることになる。
特に刺さったシーン
終盤、瀧が三葉の口噛み酒を飲む場面。ここで一時的に記憶が戻るくだりの悠木碧の演技が本当に凄い。三葉として喋っているのに、その声に瀧の意識が混じり込んでいるような、二人が同時に存在しているような不思議な質感がある。悠木碧は声だけで「自分が誰かわからなくなっている人間」を表現できる人だと、このシーンで改めて思った。出演作326本という数字の重みが、ああいう細部に出る。
もう1つは、大原さやかが演じる二葉が登場する場面。セリフは多くないのに、宮水家の「伝承が日常に侵食している」雰囲気が声だけで伝わってくる。三葉の現在と過去をつなぐ存在として、声の使い方が意図的に抑えられていて、それがかえって印象に残る。
島﨑信長演じる藤井司が「お前、入れ替わりしてるとき三葉ちゃんじゃなかったか?」とさらっと言う場面も好きで、あの台詞の軽さがコメディパートの空気を一気に締める役割を果たしている。あそこの匙加減が絶妙だった。
読んで見たくなったら——『君の名は。』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「会えなくなった人のことを、自分がいつか忘れてしまうかもしれない」という感覚を持ったことがある人
- 背景美術・作画クオリティにこだわりがある人(新海作品の美術は本作でも極まっている)
- RADWIMPSの音楽が映像に合わさったとき特有の「感情が先行する体験」が好きな人
- 伏線回収の構造的な気持ちよさを重視する人
合わない人
- 入れ替わりのルールやタイムライン整合性を厳密に詰めたい人(ここは割り切りが必要)
- キャラクターの内面描写より外的事件のドライブで話を引っ張るタイプのアニメが好きな人
- 「感情を音楽で押し上げてくる演出」が苦手な人(好き嫌いがはっきり分かれる手法なので)
次に見るなら
天気の子(2019年)は、本作の次に見るべき新海誠作品として外せない。「世界と個人のどちらを選ぶか」という命題をさらに大胆に突き詰めた作品で、本作の余韻がある状態で見ると連続性を感じられる。感情の振り切り方は本作より過激かもしれない。
竜とそばかすの姫(2021年)——細田守のこの作品は、本作と同様「現実と別の世界を往来する少女」の構造を持ちながら、アイデンティティと承認の問題を前景化している。演出のトーンは違うが、ファンタジーと感情劇のバランスを楽しんだ人には響く。
さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年)——岡田麿里の初監督作品。「忘却と記憶」「時間の非対称性」をテーマにしており、本作で感じた「覚えていることの切なさ」を別のアングルから掘り下げたい人に向いている。こちらはより喪失の痛みに寄った作りなので、感情的な余裕があるときに。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『君の名は。』は現在、U-NEXT・DMM TV・Netflix・Disney+の4サービスで配信中です。主要なサブスクリプションサービスのほとんどで視聴できるため、すでに加入しているサービスからすぐに楽しめます。各サービスの無料トライアルを利用すれば、初めての方も手軽に視聴することができます。



