波よ聞いてくれ

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2020波よ聞いてくれ

波よ聞いてくれ

★ 3.5 / 5.0コメディドラマラブコメ日常系
放送年2020年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作Sunrise

酔った夜、前の彼氏の愚痴をラジオ局の見知らぬ人に話してしまった小田美なれ。翌朝、自分の声がラジオから流れていることに驚く。局に乗り込んで釈明しようとするが、そのままラジオ出演することになり、自分の波乱万丈な人生をリスナーに話すことになる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

札幌のスープカレー店で働く26歳の小田美なれは、ある酔った夜、ふらりと入ったバーで出会った見知らぬ男性に、別れた元彼への愚痴を延々とぶちまけてしまう。ところが翌朝、ラジオから流れてきたのは、なんと自分のその酔っ払いトーク。実はその相手はラジオ局のディレクター・麻藤だった。抗議のために局へ乗り込んだ美なれだったが、その弁の立つ話しっぷりを買われ、流されるままに生放送へ出演することに。こうして彼女は、波乱万丈な自身の人生をマイクの前で語る、規格外のラジオパーソナリティとしての日々を歩み始める。

みどころ・魅力

① マシンガントークが心地よい、唯一無二の主人公

本作最大の魅力は、ヒロイン小田美なれのとにかく止まらないおしゃべり。怒り、ぼやき、ツッコミが矢継ぎ早に飛び出す彼女のセリフ回しは、聞いているだけで爽快です。等身大の失敗だらけな姿に、思わず応援したくなります。

② 「ラジオ」という題材ならではの臨場感

生放送の緊張感、アドリブで切り抜けるスリル、電波に乗る声の力。ラジオの現場をリアルに描くからこそ生まれる空気感が物語を支えます。声優陣の熱量ある演技と相まって、音で物語る面白さを存分に味わえる一作です。

③ 笑いと人間ドラマの絶妙なバランス

テンポのよいコメディでありながら、恋愛や仕事、人との出会いと別れといった現実の機微も丁寧に描かれます。大笑いした次の瞬間にしんみりさせられる、その振り幅の大きさが見る人の心を掴んで離しません。

キャスト・声優一覧

鼓田ミナレ
鼓田ミナレ
メイン
杉山里穂
麻藤兼嗣
麻藤兼嗣
サブ
藤真秀
久連木克三
久連木克三
サブ
山路和弘
宝田嘉樹
宝田嘉樹
サブ
島田敏
茅代まどか
茅代まどか
サブ
大原さやか
沖進次
沖進次
サブ
内山昂輝
須賀光雄
須賀光雄
サブ
浪川大輔
中原芽衣子
中原芽衣子
サブ
新井里美
城華マキエ
城華マキエ
サブ
能登麻美子
甲本龍丞
甲本龍丞
サブ
石川界人
南波瑞穂
南波瑞穂
サブ
石見舞菜香
中原忠也
中原忠也
サブ
矢野正明

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スタッフ

監督南川達馬
シリーズ構成米村正二
キャラクターデザイン横田拓己
音楽岩崎元是
美術監督坂上裕文
音響監督高橋剛
OPタシカ「aranami」
ED晴海「Pride」
ED晴海「Believe In Myself」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

正直、ラジオ局を舞台にしたアニメと聞いて、最初はそんなに期待していなかった。お仕事ものの体裁で、業界の裏側をなぞるだけの話なんだろうと。ところが一話、酔った勢いで吐いた失恋の愚痴がそのまま電波に乗っている、という出だしで完全に引き戻された。主人公の小田美なれ、序盤からとにかくうるさい。早口で、自分勝手で、なのに憎めない。最初に見たときは「この人のテンションに最後までついていけるのか」と身構えたんだけど、2回目に見ると、彼女のしゃべりが全部ちゃんと感情の逃げ場になっていることに気づく。勢いだけの話じゃなかった。

しゃべり続けることでしか、前に進めない人間の話

この作品は単なるラジオ局のお仕事ものではなく、「言葉にしてしまうことで自分の人生に責任を取らされていく」人間の話だと思っている。美なれは黙っていられない。頭に浮かんだことを、整理しないまま全部口に出す。普通ならそれは欠点として描かれる。けれどこの作品では、その止まらないしゃべりこそが彼女を救い、同時に面倒事に巻き込む原動力になっている。マイクの前で即興のモノローグを垂れ流すとき、彼女は嘘がつけない。取り繕う暇がないからだ。だから電波に乗る言葉は、いつも本音より一歩手前の、生々しい何かになる。
面白いのは、この作品が「自己表現は素晴らしい」みたいな安い肯定をしないところだ。美なれのしゃべりは人を傷つけるし、墓穴も掘る。それでも彼女は黙らない。黙ったら終わりだと、どこかで知っているからだ。失恋も、借金も、過去の失敗も、全部しゃべってネタにしてしまう。その図太さは強がりと紙一重で、見ていてたまに苦しくなる。彼女が本当に怖がっているものを、言葉の量でごまかしている瞬間が何度もある。
つまりこれは、おしゃべりな女の痛快な成功譚ではなく、「黙ることを許されなかった人間が、しゃべることをどう自分の武器に変えていくか」の物語だ。札幌という土地の湿った空気と、深夜ラジオの妙な親密さが、その不器用な前進をやけにリアルに支えている。

特に刺さったシーン

やっぱり、美なれが初めてマイクの前で原稿もなしに即興でしゃべり倒す場面だ。台本がないから、声に詰まりや勢いや迷いがそのまま残る。あの早口の畳みかけが、ただの芸ではなく「この人は今、本気で生きている」という説得力になっていて、初めて見たときは思わず前のめりになった。声の演技がとにかく見事で、息継ぎのタイミングひとつで彼女の性格が全部わかる。2回目に見て気づいたのは、彼女が一番饒舌になるのは、たいてい一番追い詰められているときだということ。終盤の、追い込まれながらも電波の前では妙に堂々としている展開では、その強がりと本音のねじれが声に滲んでいて、笑っているのに胸が締めつけられた。うるさいキャラなのに、沈黙の使い方がうまいアニメでもある。

読んで見たくなったら——『波よ聞いてくれ』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 勢いと毒舌で突き進む、強烈な女主人公が好きな人
  • 早口の長台詞・モノローグの中毒性にハマれる人
  • 深夜ラジオの、あの距離感のある親密さが好きな人
  • お仕事ものの中に人間のダメさと愛おしさを見たい人

合わない人

  • 主人公の自分勝手さやテンションの高さが生理的に苦手な人
  • 静かで丁寧な日常系の空気を求めている人
  • 台詞が少なく、情緒で見せるタイプの作品が好きな人

次に見るなら

強烈な主人公の勢いに乗せられる感覚が好きなら、映像研には手を出すな!もおすすめ。やりたいことに突っ走る女の子たちのエネルギーが、波よ聞いてくれと同じ熱を持っている。
早口モノローグの中毒性にやられたなら、四畳半神話大系を。情報量で殴ってくる語りの快感は、たぶん近い場所にある。
働く大人の不器用さと群像劇が刺さったなら、SHIROBAKO。職場でもがきながら前に進む手触りが、しっかり地続きになっている。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
「波よ聞いてくれ」は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの各サービスで視聴できます。複数の配信サービスで取り扱われているため、すでに加入しているサービスがあればすぐに楽しめます。これから視聴環境を選ぶ方は、月額料金や見放題対象の範囲、無料お試し期間などを比べて、自分に合ったサービスを選ぶとよいでしょう。

よくある質問

Q. 「波よ聞いてくれ」はどこで配信されていますか?
A. ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの4つのサービスで視聴できます。すでに加入しているサービスがあれば、追加の登録なしにすぐ楽しめます。
Q. どんなジャンルのアニメですか?
A. コメディを軸に、ラブコメや日常系の要素、そして人間ドラマを織り交ぜた作品です。テンポのよい会話劇が好きな方や、笑いと感動の両方を味わいたい方におすすめです。
Q. いつ放送されたアニメですか?
A. 2020年に放送されたTVアニメです。札幌を舞台に、ラジオパーソナリティとして奮闘するヒロインの姿を描いており、放送から時間が経った今でも各配信サービスで楽しめます。
Q. アニメの予備知識がなくても楽しめますか?
A. はい、楽しめます。主人公の身近な失敗や日常から物語が始まるため、予備知識は不要です。第1話から世界観に引き込まれる構成なので、初めての方でも気軽に視聴を始められます。

まとめ

「波よ聞いてくれ」は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの各サービスで視聴できます。複数の配信サービスで取り扱われているため、すでに加入しているサービスがあればすぐに楽しめます。これから視聴環境を選ぶ方は、月額料金や見放題対象の範囲、無料お試し期間などを比べて、自分に合ったサービスを選ぶとよいでしょう。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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