※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

虫かぶり姫
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | MADHOUSE |
貴族の令嬢エリアナは、本を愛する「読書姫」として知られていた。社交義務を避けて図書館に籠りたい彼女は、王太子クリストファーの申し出を受ける。彼は上流社会の煩わしさから彼女を守る代わりに、婚約者のふりをするよう求めるのだった。エリアナはこの偽りの関係に隠れながら、読書に没頭できると考える。
作品概要・あらすじ
あらすじ
読書をこよなく愛し、社交界で「虫かぶり姫」と呼ばれる侯爵令嬢エリアナ。煩わしい付き合いよりも本の世界に没頭していたい彼女のもとに、王太子クリストファーから思いがけない申し出が届きます。上流社会のしがらみから守る代わりに、婚約者のふりをしてほしいというのです。読書三昧の日々を守れるならと、エリアナは偽りの関係を受け入れます。ところが、演技のはずのクリストファーの態度は次第に甘さを増していき――。すれ違う想いと宮廷を舞台に描かれる、じれったくも心温まるラブストーリーです。みどころ・魅力
① 「本の虫」令嬢と王太子の偽装婚約という王道設定
社交よりも本を愛するヒロインと、彼女を守るために偽りの婚約を持ちかける王太子。「契約から始まる恋」という乙女系の王道フォーマットを軸に物語が展開します。読書好きという個性的なヒロイン像が、よくある令嬢ものとは一味違う魅力を生み出しています。② じれったい両片想いのすれ違いラブコメ
偽りのはずの関係なのに、クリストファーの想いは本物。その甘い態度に戸惑いながらも自分の気持ちに鈍感なエリアナとの、もどかしいすれ違いが見どころです。一歩ずつ距離が縮まっていく過程を丁寧に描き、恋愛の機微をじっくり楽しめる構成になっています。③ 美しい作画と宮廷ドラマとしての見ごたえ
華やかなドレスや宮廷の舞台美術など、ビジュアル面の作り込みも本作の魅力です。恋愛模様だけでなく、貴族社会の駆け引きや陰謀といったドラマ要素も織り込まれ、ラブコメとしての甘さとストーリーの起伏を両立させています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 岩崎太郎 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 広田光毅 |
| 原作 | 由唯 |
| 原案キャラデザ | 椎名咲月 |
| キャラクターデザイン | 高橋瑞香 |
| 音楽 | 大隅知宇、福島祐子 |
| 美術監督 | 吉田ひとみ |
| 音響監督 | 本山哲 |
| OP | 井口裕香「Prologue」 |
| ED | 伊東歌詞太郎「革表紙」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は、タイトルだけで中身を決めつけていた。令嬢が本を抱えて社交をサボる話だろう、と。少女漫画ものも乙女ゲー原作っぽいやつも漏れなく追ってきた人間として、この手の「本が好きすぎる令嬢」枠は何本も見ている。それが俺だ。だから半分流し見のつもりで再生した。ところが序盤、エリアナが社交の場より図書館を選ぶくだりで手が止まった。あ、これは俺だ、と。2回目に見たときに気づいたのは、彼女のあの「人と話すより活字といたい」が、単なるキャラ付けじゃなくて、ちゃんと痛みとして描かれていること。テンション低めに見始めたわりに、最後まで妙に居心地がよかった。
「本に逃げる」彼女を、引きずり出さずに守る——という愛し方
この作品、表向きは偽装婚約のラブコメだ。王太子クリストファーが令嬢エリアナに「婚約者のふりをしてくれ、代わりに面倒な社交から守る」と持ちかける。乙女ゲー的な定番の入り口で、実際そこは様式通りに進んでいく。でも何度か見返して思うのは、これは単に「ふりが本物になる」恋愛の話ではなくて、好きなものに逃げ込む人間を、まわりがどう扱うかという話だということ。
エリアナにとって本は趣味じゃなくて避難所だ。社交界の値踏みも、令嬢としての義務も、活字の向こうに入れば一旦止まる。普通こういうヒロインは、物語の途中で「いつまでも本に逃げてちゃダメだ」と誰かに説教されて、外の世界へ引っ張り出される。成長、という名の矯正をされる。
クリストファーがやらないのは、まさにそれだ。彼は彼女を本から引き剥がさない。むしろ読む時間を確保するために、社交という外圧のほうを肩代わりする。逃げ場を奪うんじゃなく、逃げ場の扉を外から守る側に回る。これは地味だけど、わりと珍しい優しさの描き方だと思う。
好きなものを「卒業させる」んじゃなくて、好きなままでいられる環境ごと差し出す。エリアナが少しずつ彼に心を開いていくのは、口説かれたからじゃなくて、自分の城を壊されなかったからだ。本の虫でいることを否定されなかった人間が、初めて本の外の誰かを自分から覗きに行く——その順番が、この話のいちばん丁寧なところだと思っている。
特に刺さったシーン
個人的にいちばん刺さったのは、エリアナが本を読んでいるときの表情の作画だ。中盤、彼女が物語へ沈んでいくシーンで、声も立てずにページをめくる手の速度だけが上がっていく。ああ、わかる、と声が出た。活字に潜るときの、外界の音が遠くなっていくあの感覚が、ちゃんと絵だけで説明されている。
声まわりだと、脇を固める面々が効いている。井上喜久子のアンリエッタ・ミラ・アッシェラルドは、声を聞いた瞬間にこの人が場を仕切っているとわかる落ち着き方で、エリアナの緊張がほどける場面の説得力を底上げしている。悠木碧のシャロン・ガードウェンも、出てくると画面の温度がひとつ変わる。こういう脇の手数が多いから、メインの偽装婚約がただの様式美で終わらない。序盤の、エリアナがクリストファーの申し出を受けるかどうか迷うくだりも、周りの声優陣の重みがあるおかげで、「本のために頷く」彼女の選択がちゃんと重たく見える。
読んで見たくなったら——『虫かぶり姫』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 本や物語を「逃げ場」にして生きてきた自覚がある人
- 偽装婚約・契約恋愛のスロウバーンをじっくり味わいたい人
- 少女漫画・乙女ゲー的な様式美を、様式とわかった上で楽しめる人
合わない人
- 恋愛の進展にスピード感と派手な起伏を求める人
- ヒロインが受け身に見える展開が苦手な人
- 政治劇やバトルなど、強い外的葛藤がないと物足りない人
次に見るなら
本そのものへの執着で言えば、やっぱり本好きの下剋上。手段を選ばず本へ突き進む主人公の業の深さは、エリアナの「本のために頷く」精神の、振り切れた上位互換みたいなところがある。
自分の好きなこと(薬草・調合)を手放さないまま王族の恋に巻き込まれていく構図が好きなら、赤髪の白雪姫。穏やかな少女漫画の温度が、この作品とそのまま地続きだ。
乙女ゲー的な令嬢世界の様式を、わかった上でゆるく楽しみたい日には乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…。重くないのに、ちゃんと甘い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
TVアニメ『虫かぶり姫』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4つの配信サービスで視聴できます。アニメ作品に強いdアニメストアやDMM TVに加え、見放題作品の幅広いU-NEXTやHuluでも配信されているため、ご利用中のサービスに合わせて選びやすいのが嬉しいポイントです。気になる方はお好みのサービスでチェックしてみてください。
