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猫猫のひとりごと
| 放送年 | 2023年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 24話 |
| 原作 | ライトノベル |
「くすりやのひとりごと」のちび版ショートがTOHOアニメーションのYouTubeチャンネルと日本テレビで配信されます。
作品概要・あらすじ
あらすじ
TVアニメ『薬屋のひとりごと』のキャラクターたちをちびキャラ化した公式スピンオフショートアニメ。TOHOアニメーションのYouTubeチャンネルおよび日本テレビにて配信された。猫猫をはじめとするおなじみの面々がデフォルメされた姿で登場し、コメディタッチの短編エピソードを繰り広げる。原作の世界観はそのままに、気軽に楽しめる軽快な作風が特徴となっている。
みどころ・魅力
① ちびキャラで再発見する猫猫たちの愛らしさ
原作では知的でクールな印象の猫猫も、ちびキャラになると一段とキュートな表情を見せてくれる。デフォルメならではの誇張されたリアクションや動きが笑いを誘い、本編ファンにとっては新鮮な魅力を発見できる一作となっている。
② 本編の合間にサッと観られる短編形式
1話が短くまとめられているため、忙しい合間にも気軽に視聴できる。本編の重厚なストーリーとは一味違い、肩の力を抜いたコメディ展開が続くので、日常のちょっとした息抜きにぴったりのコンテンツとなっている。
③ TOHOアニメーション公式チャンネルで手軽にアクセス可能
YouTubeの公式チャンネルで配信されているため、サブスク契約不要で視聴できる点も魅力のひとつ。『薬屋のひとりごと』本編を観る前の入門としても、ファンが本編後に楽しむ箸休めとしても機能するコンテンツだ。
キャスト・声優一覧




スタッフ
| 原作 | 日向夏 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | しのとうこ |
関連作品
アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「猫猫のひとりごと」というタイトルを見たとき、正直0.5秒は判断が止まった。薬屋のひとりごと、の猫猫の話、ではあるんだけど、タイトルを見た瞬間に「あれ、これ薬屋の別タイトル?スピンオフ?」という混乱が来る。制作側も紛らわしさに気づいていたのかどうか。TOHOアニメーションのYouTubeで配信されるちびキャラ版のショートアニメ、と知ってようやく整理がついた。
本編をすでに追っていた人間としては、ちびキャラになった猫猫がどう動くのかという単純な好奇心で再生した。2回目以降に気づいたのは、このフォーマットのコンパクトさが、猫猫というキャラクターの「余計なことを考え続ける頭の中」と妙に相性がいいということ。本編では薬や毒や宮廷の複雑な関係が展開される中に埋まっている猫猫のひとりごとが、短編という形式に抽出されると、それだけが純粋に残る。
猫猫の「独り言」は、優秀すぎる人間の孤独な内側だ
このショートアニメが描いているのは、表向きはコメディだ。ちびキャラが動いて、笑いが起きて、それで終わる。ただ2周、3周と見ていると、笑いの構造の根っこにあるものが見えてくる。猫猫というキャラクターが「ひとりごと」を言い続けるのは、周囲に本音を出せる相手がいないからではないか、という読み方ができる。
本編でも猫猫は頭の回転が速すぎて、周囲と思考の速度がずれている。言っても通じない、伝えるコストが高すぎる、だから独り言になる。それが宮廷という特殊な環境の中で薬の知識と結びついてドラマになるのが本編だとすると、このショート版ではその「独り言」の部分だけが切り出されてコメディとして機能している。笑えるのは確かなんだけど、笑いながら少しだけ、この子は孤独だなと思う瞬間がある。
悠木碧のひとりごとの乗せ方が、この構造をよく支えている。声のトーンが低くてフラットで、感情が乗っていないように聞こえるのに、聞き返すと確実に感情が滲んでいる。演技の密度としては短編だから少ないんだけど、数少ないセリフの中で猫猫の内面の温度をちゃんと届けてくる。326本の出演歴が単なる数字じゃないというのを、こういう短い仕事で確認させられる。
配信はAmazonでのDVD購入のみで、各種サブスクには入っていない。TOHOアニメーションのYouTubeで公開されているフォーマットなので、むしろ最初から「手軽に見られる場所」として設計されている。その意味でもこのショートアニメは、本編の長尺を見るほどではないと感じている層への入口として機能していたはずで、入口に収まらず繰り返し見てしまう人間が確実に出てくる作り方をしている。
特に刺さったシーン
猫猫が何かを観察して、脳内で一気に結論まで走って、それを口に出さずに独り言で完結させる、という流れが本当に好きだ。ちびキャラのデフォルメが入ることで、内面の暴走っぷりがビジュアルとして出てくるのが短編コメディとしてうまい。本編では抑制されている部分が、このフォーマットだと解放されている感覚がある。
壬氏が絡む場面の大塚剛央の声のトーンも、本編の壬氏から微妙にずらしてある。ちびキャラの世界観に合わせて少し力が抜けているんだけど、それでも「壬氏だ」とわかる。59本というキャリアで壬氏を掴んでいる人間の、キャラクターへの解像度の高さを短いカットの中で感じた。猫猫との会話のテンポが、本編の長尺とは別の呼吸をしていて、そこが繰り返し見ると楽しい。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 薬屋のひとりごと本編を見ていて、猫猫の内面描写が好きだった人
- 長尺より短編・スキマで気軽に見たい人
- 悠木碧のモノローグ演技を繰り返し聞きたい人
- ちびキャラになっても「このキャラらしさ」が保たれているかどうかを確認したくなる人
合わない人
- 本編を見ていない状態でこれだけ見ても文脈がつかみにくい
- ショートアニメの尺にストーリーの起承転結を求める人
- サブスクで気軽に見られないことが障壁になる人(DVD購入のみ)
次に見るなら
薬屋のひとりごと——言うまでもなく本編。猫猫が「独り言」を言い続ける理由が、宮廷という閉鎖空間の中でドラマになる。このショートで猫猫が気になったなら、本編の尺で見た方が彼女の解像度が上がる。悠木碧の演技の密度も本編の方が当然多い。
スパイ×ファミリー——本音を隠したまま動くキャラクターがコメディとして機能する構造が近い。アーニャのちびキャラ的な表情芸と猫猫の内面暴走は、笑いの作り方として同じ系譜にある。こちらはサブスクでも見やすい。
古見さんはコミュ症です——コミュニケーションの歪みがコメディになる、という点で。猫猫の「言いたいことを言わずに独り言にする」という構造と、古見さんの「言いたくても言えない」という構造は、方向は逆だけど同じ孤独の形をしている。短編的なテンポが合う人に刺さりやすい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『猫猫のひとりごと』は、TOHOアニメーションの公式YouTubeチャンネルにて無料で視聴できます。サブスクリプションサービスへの加入は不要で、いつでも気軽に楽しめます。『薬屋のひとりごと』ファンはもちろん、ちびキャラのコメディアニメとして初見の方にもおすすめです。



